しげファームの作業日誌

千葉市で有機農業を営む山本茂晴のブログです

消せない火

2011-03-22 07:43:38 | Weblog
'11/3/21(月) 春分の日     
朝曇りのち雨 北東よりの風 max---℃ ---% min ---℃ ---%

 雨の降らないうちにハウスの中のトンネルの換気やヴィーノの散歩を済ます。
 そのうち雨が降り出す。
 農作業は休みする。
 畑までの道にある早咲きの桜が咲き始めた。
 庭のプラムも花芽が膨らみだした。
 春はゆっくりだが近づいてきている。
 美香は2回の本棚や机の周囲を整理。縛ったりするのを手伝う。
 古本に出せそうなものと古紙に出すものを分ける。百科事典のように何冊も有る漢和辞典などはどうしようかと思う。ワイン関連の本も人に差し上げるか古本やにだそう。
 
 原発事故は3歩進んで2歩下がるというような状況。
 関東の農産物にも影響が出始めている。
 事態の好転を祈るしかない。
 理学博士の高木仁三郎さんはある著書の中で
 「原子力は消せない火をつくる技術」と述べていた。
 大きなエネルギーを生み出す技術は進歩したが、一緒にに生まれた放射性廃棄物はほぼ永久的に残り、消してしまうことはできないと、、、。
 
 二階の部屋は足の踏み場がなくなるくらい本で埋まる。断捨離とまではいえないが本棚はずいぶんすっきりした。しかしこれをこの部屋からださねばならない。