ミカエルの函館散策記

美しい夜景と異国情緒溢れる町・函館。
名所・旧跡・食べ処をご紹介していましたが今や万屋。
ご訪問に謝々。

第399号 函館で龍馬記念館が開設準備

2009年06月02日 | 町の話題

昨日の午後、西部地区をぶらりぶらり歩いていたら、「北海道坂本龍馬記念館」の文字が飛び込んできた。
場所は十字街市電交差点の一等地。本当によい場所だ。
7月から工事着工とあった。 
そういえば、今年始め地元紙にこのような記事があったのを思い出した。

館内に蛍光灯が点いていたので、ドアを開け内部へ入ってみた。
内装工事前だからガランと。
応対して下さった方は、「NPO法人 北海道坂本龍馬記念館実行委員会 理事長・三輪貞治(みわていじ)氏」。
「開館にあたっては、なんと言っても地元の方のご協力が必要なんですよ。よろしくお願いします」と要請された。

 

「何故、北海道に。そして函館に?」という疑問を抱いた。
頂いた資料を熟読してその理由が窺えた。

①龍馬は北海道を新天地として位置づけ、開拓に並々ならぬ情熱を持っていた。

②龍馬と共に亀山社中や海援隊で活躍し、後に龍馬の養子となった坂本直(なお)や、本家を継いだ坂本直寛など一族が、龍馬の意志を継いで本道に渡った。

③養子の直は、幼名を高松太郎。母は龍馬の長姉・千鶴。
のちに小野淳輔と改名。
明治元年、五稜郭に置かれた箱館裁判所(行政府)に勤務。権判事・外国方主任となり、明治2年の箱館戦争では新政府軍として参戦。

④明治4年、小野は朝廷の命により、龍馬の跡目相続をすることになった。

⑤以上のような人的つながりがあったこと。
もうひとつの大きな理由は、幕末の箱館はペリー来航や戊辰戦争などの舞台となり、歴史を持つ地だったことが挙げられる。

 

竣工・開館は来年1月の予定と聞いた。
龍馬本人の史料、没後一族が本道開拓に果たした役割や芸術活動の資料を見れるのも楽しみ。

これにより西部地区の集客力が増えるととに、新しい客層(龍馬ファン)の入り込みが期待でき嬉しくなる施設である。

記念館では、会員やボランティアを募集中。
詳しいことはこちらのHPからどうぞ。  http://www.ryoma1115.com/


                     


        

 



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
準備しているんですね。 (土方副長)
2009-06-03 02:13:34
坂本家の親族というか、一族が高知県にはいなくて、北海道にいるそうですね。

返信する
そのとおりです。 (ミカエル)
2009-06-03 17:59:46
副長さん、こんばんは!
龍馬の意志を継いで来道されたと思います。
身近なところでは、お菓子の六花亭の包装紙のデザインなども一族の作品です。 ミカエル
返信する

コメントを投稿