福田の雑記帖

www.mfukuda.com 徒然日記の抜粋です。

回顧 今年の秋田は暑かった(9) クマ(3) 駆除の自治体に抗議電話メール殺到

2023年10月20日 03時47分20秒 | 季節の話題
 10月4日秋田県美郷町の畳店の作業小屋にクマ3頭が侵入しそのまま留まった。3頭は5日朝に捕獲され、その後駆除された。
 不安な1日を過ごした近隣住民らは安堵するとともに、身近に迫るクマの脅威に改めて警戒感を強めていた。

 大仙署や町によると、クマは体長約1mと約50cmの2頭で親子とみられる。3頭は4日午前7時半ごろ、作業小屋に入っていくのを町職員が見つけ、大仙署に通報した。駆除のため爆竹を鳴らすなどして外に誘い出そうと試みたが、日没までにうまくいかず、中に閉じ込めた上で檻を仕掛けた。

 5日午前6時ごろ町職員や猟友会関係者が檻に3頭が入っていることを確認。人里離れた山中で駆除した。町は「山に逃がしても、再び人里に戻ってくる可能性がある。町民の安全を守るため駆除するべきと判断した」としている。
 現場は美郷町役場の東約350m。田んぼの中に住宅が点在している。

 3頭駆除したことはニュースで報道されたが、美郷町に4日夕方から5日にかけ450件以上の抗議電話がかかってきたという。

 電話の内容は「どうして生かしたまま逃がさなかったのか」「人間の都合で命を奪うな」などの内容で、県外からが多いとみられる。また、同様の内容のメールも130件以上届いた、という。

 町は、現場が認定こども園の近くで住民や保護者の不安が大きかったことや、県や猟友会などの意見も踏まえて対応した。「町民からは『安心した』という声をいただいている。難しい問題だが、理解して頂きたい」、と言っている。

 私は秋田県では今年クマの人的被害が50件以上も発生している。クマの居住区とヒトの居住区が混じり合ったことでクマの危険性は増している。クマの駆除はもっと積極的であっていいと思う。オリに入ったクマをそのまま逃すなどの対応は考えられない。

 町では苦情電話に実に丁寧に対応したようである。ご苦労なごとだ、と思う。しかし、詳細はわからないが、私には及び腰、弱腰の対応のように思えてならない。もっと毅然としていい。

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