わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

電動ろくろのコツ(付け高台)

2008-07-07 09:13:27 | 電動ロクロの技法
 一般に高台は、削り出す物ですが、後付で高台を付ける方法があります。

上げ底の様に、高台が高い場合で、削り出すのが難しい、乾燥に時間が掛かる、

粘土の量が少ないなどの理由で、付け高台にします。

 1) 「ベタ高台」の上に、粘土を「ドーナツ」状に置き、ろくろで挽き上げる。

  ・ 高台部分が、小さく且つ背が低い場合に適する。

   (直径が7~8cm以下程度で、高さが3cm以下程度の高台の場合で、

    それ以上では、この方法は不向きです。)

 2) 別に作った高台を、本体と同程度に乾燥した後に、「ドベ」で接着する。

  ・ 高台径が大きく、高さが1cm以上の高台を、後付けする場合に向きます。

  ・ 1)の方法で高台を付けると、問題が発生する場合に行います。


1)の方法 (作品本体と、高台部分の中心が、常に合っている)

  イ) 「ベタ高台」までは、削り高台と一緒の作業です。

   ・ ろくろ上に、作品を逆さに置いて、「ベタ高台」状に削ります。

  ロ) その高台上に、ドーナツ状にした粘土をおきます。

  ハ) この粘土を、布を使い、内、外、上と押さえ込み、綺麗な円を出します。

  ニ) 更に、この土を上に薄く延ばします。

  ホ) 高台の形を作ります。(撥高台、ワイングラスの足の部分など)

  ヘ) この部分を乾燥させ、その後「カンナ」を掛けて、綺麗に仕上げます。

  ト) 「切り高台」、「割り高台」にする場合、ここで加工(細工)します。

  チ) 径の大きい高台を、この方法で取り付けると、本体底が凸凹になったり、

    取り付けた高台が、切れる恐れが有ります。

    (作品本体と、高台部分の乾燥度が、極端に違う為)

 2)の方法 (この方法は、応用範囲が広いです。)

  イ) ドーナツ状にした粘土から、付けたい高台の形に、ろくろ挽きします。

  ロ) この部分を、本体と同程度、乾燥後両方(本体、高台部)に、刻みを入

    れ「ドベ」で接着します。

   注意点、高台が高いと、取り付け時に傾き易いです。

       又作品と、高台の中心を合わせて下さい。

  ハ)  この方法では、かなり大きな物(高台に限らず)を付ける事が出来ます。

3) 作品に「サイン」を入れる。

   作品に「サイン」を入れない場合も有りますが、一つの窯で大勢の人の作品

   を、焼く場合には、必ず入れる必要が有ります。

   イ) 作品が完成したら直ぐに、「サイン」を入れる。

     ・針や「竹ヒゴ」などを使い、高台の内側、高台脇(腰)に入れます。

     ・注意点は、釉薬が掛かると、焼き上がった時、消えて見えなくなる

      場合が有ります。釉薬の種類と「サイン」の位置を工夫してください

   ロ) 素焼後に、「ゴス」などの下絵付け用の絵の具で、「サイン」を入れる。

   ハ) 飾り皿、角皿などの上面に、(わざと見える範囲に)「サイン」を

      入れる場合も有ります。
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