わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

電動ろくろのコツ(軽く作る)

2008-07-09 22:07:30 | 電動ロクロの技法
 以前にも、軽く作る方法について、述べましたが、今回は、違った方法で、軽く

する (又は軽く作る練習)方法を述べたいと思います。

 作品を軽く作る事は、初心者に限らず、かなり難しい事です。

 1) 作品が軽くならない理由は、色々有りますが、最終的には、作品の大きさ

   に対して、粘土の量が多い事に尽きます。

   (粘土の種類、粘土の硬さの変化により、土の延びに差が出、底削りの仕方

    に依っても、重さに差が出ます)

 2) 即ち、作品を作る際、土の量を減らせば、良い事に成ります。

 3) 実際には、この大きさの作品では、どの位の量の土が必要なのか、解から

   ない為、土を多めに用意してしまいがちです。

   (土取りの方法でも、重さを計って用意した土でも、多くなりがちです)

 4) 更に、今までの経験や、自分の実力の不安から、保険を掛けてしまいがち

   です。(作陶時の「振れ」や「よれ」、口縁部の凸凹、肉厚に薄い厚いがあ

   るなどでも、土が多ければ、上部を切る方法などの対処がし易いです。)


 では、実際にどうすれば良いか述べたいと思います。

  イ) どんどん上の土を、切り取り、同じ大きさの作品を作る方法

    ① まずある作品を想定します。

      作品の高さ、径を決めておきます。

    (湯呑みでも、丼鉢でも、単なる筒でも何でも良いです。)

    ②  いつもの土の量で作品を作ります。

    ③ 上部口の部分を、針や弓で1cm位切り取り、同じ寸法の作品を、挽

      き上げます。

    ④ 確実に同じ寸法の作品が、出来るはずです。

      (肉厚が薄く、軽くなっています)

    ⑤ 更に、口の部分1cm位切り取り、同じ寸法の作品を作ります。

      たぶん、作品は出来ると、思います。

    ⑥ ⑤の作業を続けます。同じ寸法の作品が出来なくなれば、終わります

      切り取った土の重さを測ります。その重さが、作品に贅肉(ぜいに

      く)として、付いている事になります。

      (但し、最後に切り取った土は、取り除き、又土は水を吸っています

       ので、実際の重さは、少し軽くなります。)

  ロ) 重い重いと、感覚的に感じるのではなく、どの位重いのか、数字で出す

    事が必要です。

   ① 貴方を指導してくれる先生がいれば、同じ寸法の作品が、貴方と先

       生ではどの位、重さに差があるか確認します。

       (ろくろ挽き直後でも、底削り後でもかまいません。)

     ② その差は、20~30%の範囲に入ると思います。

        (40%以上差があると、相当重く感じます)

     ③ 当面、 先生の重さを目標に、作品を作ります。

     ② 次に前回より5%程土の量を減らして、作品を作ります。

        (5%程度軽くなっても、軽くなった感覚はあまりしません)

     ④ 作品が出来たら、更に5%程度土を減らし、作品を作ります。

       (当然、一度や二度で、上手くいくとは限りません。出来るまで

        練習する事です。)

     ⑤ この様にして、5%ずつ減らして、当面の目標値まで、持っていき

       ます。(20~30%減量できれば、かなり軽く、感じます。)


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