わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

失敗と対策 (作品が壊れる 3)

2008-07-17 23:15:49 | 失敗と対策
 1) 作品制作途中の壊れ、の続きを述べます。

  ホ) 作品が「へたる」

   作品が「へたる」とは、高台脇を急に、張り出した場合、高台脇が下に落ち

   底面に接する現象を言います。又作品が「座る」とも言います。

   ・ 特に大皿の場合に多く見られる現象ですが、一般の食器や、壷などの袋

    物にも見られる現象です。

  原因と対策

  ① 高台脇を急に張り出した結果、それより上の土の重みに、耐えかねて、

   下に落ちてしまいます。

    高台脇を、急に張り出さない様にするのが、一番ですが、デザイン上どう

   しても、張り出す形にしたい場合には、

    イ) 削りに拠って、高台脇を張り出した形にする。

     即ち、底の部分を広く取り、内側の底の広さを、やや狭く作ります。

     当然 高台脇は肉厚になります。この肉を削り取り、形を仕上げます。

     (高台の径を小さくする)

      ・特に、大皿の様な径が大きく、高さの低い作品は、この様に作る

       事をお勧めします。

   ロ) 高台脇の張り出しの作業は、なるべく最後に行う。

    袋物と呼ばれる物で、特に「下膨れ」の形の物は、形を作る際、下から

    形作るのでは無く、中、上と作り、最後に下を張り出して、終わりにしま

    す。(上が細く、手が入らない時は、「柄コテ」を使います。)

    ・ 下を張り出したら、直ぐに作業を終わりにして下さい。

     時間が掛かり過ぎると、「へたり」ます。

   ハ) なるべく、硬い粘土を使う。

     「へたる」原因の一つに、土が水を吸い腰が弱くなってしまった事が、

     上げられます。

     ・ それ故、硬い粘土を使い、少々時間が掛かっても、水をすって

      「へたる」事の無い様にします。

     ・ 又、時間を掛けずに、スピーディーに仕上げる事で、「へたり」を

      防ぐ事が出来ます。

②  「へたった」作品は、思い切って最初から、作り直すか、「へたった」

    部分を、ドライヤー(温風弱)で五分程乾燥させた後、下からすくい上げ

    る様にして、持ち上げます。

    (注意点は、表面が乾いていますので、指の滑りが悪く、作品に指を引っ

    掛け無い様にして下さい。)

    ・ 尚 下に落ちた(座った)部分を、直そうと、何時までも作品を、

     手で触っていると、逆にどんどん落ちていぃます。

     一部でも落ちてきたら、速めに乾燥させ、土に強度を持たせてください
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