わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

失敗と対策(底割れ、剥がれ)

2008-07-20 22:43:40 | 失敗と対策
 2) 削り前の乾燥時の壊れ の続きを述べます。

  イ) 底割れ

   作品が乾燥し、削り頃に成り底を逆さに置くと、底の周囲に放射状のひび割

   れや、底の中央に筋状のひびが入ている事があります。

  ① 前者は、糸切りの際、底の角部を直角にした為(場合に拠っては、鋭角に

   なっている事も有ります)、肉の薄い角部の乾燥が、急激に進み、中心に向

   かって数本の「ひび」が入ります。

  ・ 対策は、糸を入れる前に、「竹べら」で底面角部を、45度程度の角度で

   3~5mm切り取ります(角部の肉を薄くしない)

  ・ 乾燥をゆっくりすれば、ある程度防げます。

  尚 この様に『ひび』が入った場合、底削りの際、削り取るのが理想的です。

   即ち高台の径を、やや小さくし、完全に「ひび」の部分を削り取ります。

   ・ 完全に削り取れない場合、残った「ひび」の周囲の土を、指や「へら」

    などで、「ひび」方向に移動させ、「ひび」部分を圧着させます。

    (土や「ドベ」等でひびを埋めても、上手くいきません)

  ② 底中央に筋状に「ひび」が入った原因は、糸切り前に、作品の内側底部の

    水が溜まっていた為か、底が極端に肉厚の為です。

    何れの場合にも、底面だけでなく、乾燥が進むと、内側底部にも「ひび」

    が入り、完全に「割れ目」が出来る事さえあります。

  ・ 対策は、作品内部に水を残さない様に、スポンジ等で吸い取ります。

  ・ 高台を高くしようと、底の肉を厚くするのは、余りお勧めしません。

    付け高台の方法を、お勧めします。

    (高台を別に作って、後からつける。又は底を削った後、その中央に土を

     載せ、ろくろ挽きして高台を作る方法です。)

  ロ) 剥がれ

    一般に作品に付属品を取り付ける際、底削り後に取り付ける場合が多い

    (コーヒーカップの取っ手など)物ですが、場合によっては、底削り前に

    (ある程度乾燥後)取り付ける場合が有ります。

    (底削り後より、両者の乾燥の差が少ない為、剥がれずらい)

    しかしながら、乾燥するに従い、本体と付属品が剥がれる場合があります。
 
    ・ 対策 面積の広い付属品(装飾的に葉の形を貼り付ける等)を付ける

      とより剥がれ易いので、なるべく面積を狭くする。

    ・ 両方とも軟らかい(十分乾燥していない)ので、取り付け(貼り付け)

     が不安定になりがちで、取り付けた重みで変形や、「剥がれ」を起こす

     場合があります。
   
    ・ 空気が入ると、剥がれ易いので、中心から周辺に押し付ける様に、

      貼り付けます。

    ・ 『剥がれ」は、取り付け部の外側周辺から、始まり段々広がります。

      それ故、周辺部を「しっかり」接着して下さい。


    尚 底削り後の接着部(又は化粧土)の剥がれ、については、後で述べます。
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