わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

失敗と対策 (作品が壊れる 2)

2008-07-16 22:42:49 | 失敗と対策
 前回の続きを述べます。

 1) 作品制作中の壊れ。

  ハ) 口縁が割れる。

    ① 口縁が極端に薄い、部分的に一箇所が薄い場合に、更に口を大きくし

      ようと、径を広げた場合に、割れが発生する。

     ・ 口縁は、本体の厚みより、やや厚く作ります。又薄い時は、親指、

      人差し指、中指の3点で作品の、外、上、内側を押さえ、口縁を厚く

      してから、径を大きくします。

    ② 口縁の近辺に異物が入っていたり、粗目の土で「ハゼ石」ガ、口の近

      辺にある場合など、口縁が割れます。

      ・ 大皿の様に極端に、径を大きくする作り方では、粗目の土を使う

       のを、控えた方が良いでしょう。

      ・ 径を最初から大きく取り、土を横に拡げる量を、少なくする方法
  
       を取る様にします。

     ③ 高さを揃えようと、弓などで切った時、失敗した場合

      ・ 失敗の理由は、作品の口の肉厚が薄い、又は、弓の糸が太いなど

       で、作品の切る部分に、「よれ」がある場合です。

      ④ 口縁が「割れた」場合の対策。

      ・ 口の周りに異物、「はぜ石」等がある時は、その物を取り除く。

      ・ 同じ種類の粘土を、紐状にし更に潰して板状にします。

        これを「コの字」状にして、割れ目の内、外、上に挟み込みます

        指で撫ぜ、凸凹を少なくします。(空気が入らない様注意)

        後は、ろくろを回転させながら、やや押さえ仕上げます。

  ニ) 作品の途中が「千切れ」る。

    ① 作品の直径を大きくすると、「割れ」が出ますが、逆に径を小さく

      すると、作品の途中で「千切れ」る場合があります。

     ・ 肉厚の場合は、容易な作業も、肉の薄い部分の径を、細くする事は

       難しい事です。

     ・ 肉が薄い部分は、外から力を加えても、肉厚には成りずらく、無理

       に細くしようとすると、『よれ」が出たり、逆に肉が薄くなる事が

       有ります。その結果「千切れ」る事と成ります。

    ② 土殺しの際の「千切れ」

     ・ 土殺しの、延べ上げの際、土が「千切れる」場合が有ります。

       これは、「水切れ」による手の滑り不足、手がその位置で停止状態
     
       になっている為、その部分が段々細くなって『千切れ」ます。

     ・ 力を入れる強さに問題がある。

       一般に土殺しをする土は、下部が太く、上部が細くなっています。

       それ故、下部では力強く、上に行くに従い、力を弱めないと、

       「ネジ切れ」、「千切れ」が起こります。



       

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