電動轆轤では、作品を上手に作る為や、怪我等の予防には、姿勢が重要になります。
1) 電動轆轤の作業は、腰を痛め易い、姿勢となり勝ちです。
それ故、腰痛の持病のある方は、特に注意が必要です。
① 轆轤作業では、極端な前屈み姿勢になります。その為、長い時間同じ姿勢を、続けていると、
腰痛の持病のない方でも、確実に腰を痛め易いです。
② 予防の為には、ある一定の時間が来たら、椅子から立ち上がり、しばし、腰を伸ばす事です。
夢中に成って作業を続けると、思っている以上に、時間が経っている物です。
たとえ、一分間でも、腰を伸ばす事は、腰痛の予防になります。
③ 極端な前屈みを防ぐには、出来るだけ、轆轤の近くに座る事です。
椅子を轆轤の、近くに置く事です。そうする事により、姿勢が立ってきます。
2) 姿勢は、左右対称の形が、理想です。
① ペダルの操作で、轆轤のスピードをコントロール機械では、右側にある、ペダルを踏む事により、
右足は左足より、高く成り、その為、体が左側に倒れます。その為、左足に8~10cmの踏み
台(角材など)を、置く事により、左右の足の膝の高さが、揃います。
② 土殺しの際、両手の肘を、太ももに固定しますが、足の高さが同じの方が、作業がし易い事は、
明らかです。
③ 我が国では、轆轤の回転は、右(時計方向)回転が多いです。
その場合、手と指の位置は、左側になり、どうしても、左側に体が、倒れ易くなります。
又、手の近辺を見る機会が多くなり、更に左側に、倒れ易くなります。
(左に倒れるとは、左の肩が右肩より、下がる形となります。)
3) 轆轤を挽く時は、全身で作業する様にする。
一見すると、手や腕の力で、土を挽き上げている様に、見えますが、轆轤に慣れた方は、全身で、
轆轤作業をしています。
① 確かに、左右の手や指で、締め付ける事により、土を挽き上げる訳ですが、その際、手が上に
上るに従い、背筋を伸ばし、体を立てる様にします。
② 初心者は、土が上に伸びてきても、体に変化がない場合が、多いです。
即ち、土と目の距離が、どんどん縮まってきます。慣れた方は、土と目の距離を、一定に保つ様に
します。その為には、背筋を伸ばす必要があります。
4) 轆轤作業で、怪我をする事があります。
① 多い事故は、轆轤上に、カンナや竹へら、剣先、弓、トンボなどを、置いたまま、轆轤を回転して
しまう事です。使った用具を、不用意に、轆轤上に置き忘れ、勢い良く回転させた為、遠心力で、
用具類が外に、弾き飛ばされ、顔などに、当たる事があります。
② 又、ドベ受けの前面に、物差しや柄の付いたスポンジ(容器の内側の水を吸い出す物)等を、置いて
おくと、轆轤の振動で動き出し、轆轤面や作品に触れて、弾き飛ばされる事です。
轆轤は急に止まりませんので、思わぬ事故や、作品を傷つける事も多いです。
それ故、用具類は、轆轤上や轆轤近辺に、置かない様に、習慣つけて下さい。
又、姿勢を正して、常に轆轤上や、全体の様子を見る、習慣も大切です。
5) 轆轤作業では、手の位置の固定化が、重要の要素です。
以下次回に続きます。
轆轤作業の姿勢
1) 電動轆轤の作業は、腰を痛め易い、姿勢となり勝ちです。
それ故、腰痛の持病のある方は、特に注意が必要です。
① 轆轤作業では、極端な前屈み姿勢になります。その為、長い時間同じ姿勢を、続けていると、
腰痛の持病のない方でも、確実に腰を痛め易いです。
② 予防の為には、ある一定の時間が来たら、椅子から立ち上がり、しばし、腰を伸ばす事です。
夢中に成って作業を続けると、思っている以上に、時間が経っている物です。
たとえ、一分間でも、腰を伸ばす事は、腰痛の予防になります。
③ 極端な前屈みを防ぐには、出来るだけ、轆轤の近くに座る事です。
椅子を轆轤の、近くに置く事です。そうする事により、姿勢が立ってきます。
2) 姿勢は、左右対称の形が、理想です。
① ペダルの操作で、轆轤のスピードをコントロール機械では、右側にある、ペダルを踏む事により、
右足は左足より、高く成り、その為、体が左側に倒れます。その為、左足に8~10cmの踏み
台(角材など)を、置く事により、左右の足の膝の高さが、揃います。
② 土殺しの際、両手の肘を、太ももに固定しますが、足の高さが同じの方が、作業がし易い事は、
明らかです。
③ 我が国では、轆轤の回転は、右(時計方向)回転が多いです。
その場合、手と指の位置は、左側になり、どうしても、左側に体が、倒れ易くなります。
又、手の近辺を見る機会が多くなり、更に左側に、倒れ易くなります。
(左に倒れるとは、左の肩が右肩より、下がる形となります。)
3) 轆轤を挽く時は、全身で作業する様にする。
一見すると、手や腕の力で、土を挽き上げている様に、見えますが、轆轤に慣れた方は、全身で、
轆轤作業をしています。
① 確かに、左右の手や指で、締め付ける事により、土を挽き上げる訳ですが、その際、手が上に
上るに従い、背筋を伸ばし、体を立てる様にします。
② 初心者は、土が上に伸びてきても、体に変化がない場合が、多いです。
即ち、土と目の距離が、どんどん縮まってきます。慣れた方は、土と目の距離を、一定に保つ様に
します。その為には、背筋を伸ばす必要があります。
4) 轆轤作業で、怪我をする事があります。
① 多い事故は、轆轤上に、カンナや竹へら、剣先、弓、トンボなどを、置いたまま、轆轤を回転して
しまう事です。使った用具を、不用意に、轆轤上に置き忘れ、勢い良く回転させた為、遠心力で、
用具類が外に、弾き飛ばされ、顔などに、当たる事があります。
② 又、ドベ受けの前面に、物差しや柄の付いたスポンジ(容器の内側の水を吸い出す物)等を、置いて
おくと、轆轤の振動で動き出し、轆轤面や作品に触れて、弾き飛ばされる事です。
轆轤は急に止まりませんので、思わぬ事故や、作品を傷つける事も多いです。
それ故、用具類は、轆轤上や轆轤近辺に、置かない様に、習慣つけて下さい。
又、姿勢を正して、常に轆轤上や、全体の様子を見る、習慣も大切です。
5) 轆轤作業では、手の位置の固定化が、重要の要素です。
以下次回に続きます。
轆轤作業の姿勢
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