ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

なんでやねん?!

2009年03月17日 | ひとりごと
息子Tから電話がかかってきました。もう夜の11時前です。こんな時間にかけてくるやなんて、もしやなんかあったんか?!
慌てて出たら、「かかあ、そっちのテレビで日本の試合観れる?」「へ?」
あ、そっか、11時から始まるのやった。焦りまくってテレビをつけてみると、あれ?大学のバスケットの試合をやってます。
「バスケットやで」
「ええぇ~、そっちもかよ。くそ、放送せえへんつもりかな」
「そんなこと無いやろ~、なんぼなんでも」
「いや、充分考えられる。クソやからな」
「そういや、前回の決勝戦、大学のバスケットの決勝戦が延長になって、その分しっかりカットしやがったもんな」
「あかん、こりゃ観れんかもしれん」
「ちょっとちょっと、そんな簡単に諦めんと。スケジュール調べてみるし」

そうして息子はヴァージニアで、母はニュージャージで、スポーツ専門ケーブルのスケジュールを祈る思いで調べたところ、
お~の~れ~、いったい何考えとんじゃあ~!放送予定無し……ですと

怒りに任せて、100近くもあるチャンネルをひとつずつ調べたけれど、アイスホッケーあり、大リーグあり、ボクシングあり、ゴルフあり、
ほんで、なんで日本と韓国の試合だけ抜けてるわけ?なんでなんで?

しょうがないので、ネットの速報のアニメ調選手の皆さんの姿を眺めつつ、熱い応援を念力で送っているわたし達。

向こうの部屋では、旦那と息子Kが、またなにやら言い合いを始めている様子。

Tが、20ドルを払ったら、インターネットで試合を観られるというのを探し出しましたが、そんなお金を払ってまで……と真剣に悩んでいます。
テレビ画面から流れてくるからいいんですよね~こういうのって。

ほんと、アメリカよ、そりゃさ、今日はあんたんとこがやっとやっと準決勝に進めることができて嬉しいんでしょ~よ。
けどさ、その映像をくるくるくるくる何回も流して、コメンテーターが同じこと言うて、そんなニュース放送してる時間があるんやったら、
おらおら~無視ってんとちゃんと放送せんかぁ~こらぁ~以上、怒り顔全員に出演していただきました。

日本の皆さん、思い存分テレビ画面に向かって応援してあげてくださいね。
ダルビッシュ君、あなたの勇姿を今夜こそは画面で観られると楽しみにしておりました。残念です。絶対に勝って、また投げられるよう頑張ってね!

St Patrick's Dayと巨峰と蒸し栗と

2009年03月17日 | 世界とわたし
今日は聖パトリックの祝日(英 St Patrick's Day セントパトリックスデイ)です。
アイルランドにキリスト教を広めた聖人聖パトリックの命日で、カトリックにおける祭日であり、アイルランド共和国の祝祭日。

んで、それがいったいなんなわけ?……ですよね。


緑色の物を身につけて祝う日で、「緑の日」とも呼ばれる。特に、シカゴのシカゴ川をフルオレセインで緑色に染め上げる風景は有名。
これが、緑色に染められたシカゴ川↓なんぼお祭りというても、こんなことしちゃっていいのでしょうか……



アイルランド系やカトリック教徒以外の者も参加することが多く、北米のニューヨークやボストンなど、アイルランド系移民の多い地域・都市で盛大に祝われます。
この日には緑に染めたラガービール(キモイ!)を飲んだり、コンビーフ・アンド・キャベッジをアイルランド料理として食べる習慣があります。

現在見られるようなパトリックスデイの巨大パレードが始められたのは実はアイルランドではなく、アイルランド系移民も多いアメリカ合衆国。
イギリスの軍隊の元に兵役に従事していたアイリッシュの兵隊が1762年の3月17日にニューヨークの町を行進したのが始まり。
現在ニューヨークのマンハッタンは世界で一番大きな聖パトリックの日のパレードが行われる場所です。

子供の間ではこの日に緑の衣服を身に着けていないとつねられるという遊びがあります。痛そぉ~!
大リーグではこの日には特製の緑色のユニフォームあるいはキャップを使用します。

ってなことで、先週の土曜日からマンハッタンの町中はもう酔っぱらいがウジャウジャ!バーというバーには四葉のクローバーマークがデコレートされてました。
ぐてんぐてんになるまでバーのはしごをして、通りで大声でプロポーズしている人、肩組んで歌ってる人、もういろいろです。
今日はそのお祭りの本番。ここモントクレアのバーも大盛況です。
コミュニティバンドの練習をおさぼりしていた人も多かったような……おいおい、来週はまたコンサートやっちゅうに

今夜は飲酒運転だらけ。素面の者はいつもより神経を研ぎすませながら運転しなければなりません。
あ、日本じゃこんなこと、絶対の絶対、許されませんよね。
日本のアイルランド人の方々は、やっぱタクシー、でしょうかね。
まあ、ここと違って公共の乗り物が発達しているから、こんな心配は野暮ってもんかもしれません。


で、今日はレッスン前の2時間を使って、とっても久しぶりにコリアンマーケットに行ってきました。
いつものごとく、コリアンさん達から親しみ満載の話しかけをシャワーのように浴びながら、いろいろと買い物してきました。
とっても季節外れではありますが、日本語で『巨峰』と書いた葡萄が売っていて、その文字に誘われてフラフラ~と近づいていくと、
ウムム、まさしく見た目は巨峰そのもの!けど、この量で3ドル?!ウソでしょ?!
もちろん買っちゃいました。青蓮寺のブドウの次に好きなブドウなのに、買わずに帰れるわけありません。
微かに、明日体重測定最終日やで、という声が聞こえたけれど……。
ウハウハしながらカートを押していると、え?栗?しかも1キロ2ドル?!
気がつくと、栗が山盛り積まれた棚の前に陣取って、一個一個選別しているわたしがおりました。

一応、薄緑色のコットンセーターを着て今日を過ごしていたわたし。
大好きなおやつをふた~つも、しかも激安で手に入れることができたのは、St Patrickさんからのご褒美なのかな~。
どっちもとぉ~っても季節外れなのに美味しかったです。体重計がちょっぴり恐い……夢に出てこないでね