まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

ありござ①~⑥ やさぐれドクターとオカメちゃん

2008-03-17 | 韓国のドラマ
 チャン・ヒョクの復帰作「ありがとうございます」第1話から6話まで観ました...

☆ヒョギのブリーフは灰色♪
 先生~!と取りすがるアジュンマ。手術服の下がズレて、パンツが丸見えになり慌てるギソ先生。
 心を閉ざしたクールな天才医師、という役でも、アホなお笑い演技も忘れないヒョギに、好感度UP♪
☆ヒロイン・ヨンシンが、ちょっと...
 乾パン先生は、どう見ても女装した阿部サダヲにしか見えないんですよねえ。コンたんに続いて、今度はヒョギに惚れられるのか。納得できん、ていうか、羨ましい!
 ヨンシンのファッション、どうなの?何かファンシー少女趣味すぎて、気持ち悪い...
☆韓流男優のヤ・ク・ソ・ク♪シーン
 手術後、シャワーを浴びるギソ。オモオモ医者とは思えぬモムチャンですねえ。さすが、武術家でもあるヒョギ。まさに、俺の肉体を見よー!!って感じです。
               
☆ソクヒョンのオモニ
 ヨンシンとボムが目障りで、意地悪や無神経な言動をするババア。でも、何か憎めないですよね。根は悪人じゃないし。彼女が出てくると、にぎやかで明るい楽しい雰囲気になるし。ソクヒョンのことがなければ、ちょっとお節介だけど面倒見の良いアジュンマとして、ヨンシン母娘に親身になってくれそうだし。ボムと一緒のシーンは、微笑ましくもあります。
☆ソクヒョンのフィアンセ
 ニューハーフかと思った。高見恭子似?
☆デパートを視察するギソのオモニ
 いかつい部下を引き連れて。「天国の階段」のサンウを見ても思ったけど、客より威張ってるのって、どうかと思うけど...
☆ギソ、畑で応急手当
 怪我人からは、ドバーッとスゴい血しぶき!顔も服も血まみれになるギソ。ホラーみたい...とっくに出血多量で死んでそうな怪我人です。
             
☆ヒョギ、お口ぽっかん
 ヒョギ、いつも口が開いてるのがアホそうで可愛い。で、着替えシーンでまたモムチャン
☆喧嘩も一級品
 ソクヒョンに助太刀するギソ。すげー回し蹴り!あんた、ホントに医者!?
☆男の前で泣く女
 場所も機会も他にあるのに、何もギソの前で泣かなくてもいいじゃんヨンシン。こんな風に男の心を惹く女は、何かイヤだなあ。 
       
★総括
 ヒョギ、退役してから男ぶりが上がりましたね。新しいドラマでも映画でも、脱ぎまくってるみたいだし。そうきたか!このままセクシー路線を驀進せよヒョギ!
 ボム役の女の子(藤田弓子似)、演技うますぎて怖い。実は子役ではなく、大人の女優なのでは...ハリウッドのダコ太も、実は38歳って噂ありますよね。
 韓ドラのヒロインって、どうしてこんなにイライラする女ばっかなのかなあ。ヨンシンのシングルマザー環境、共感も同情もできんぞ。ただの泣き寝入り女としか思えん。そんなんだから女の地位は向上しないのよ!と、田嶋先生なら激怒しそう。それに、ひたすら日陰に隠れてるのならともかく。ソクヒョンの前で見せる、実はアナタの子なの...と言わんばかりなワケアリ態度も、何かイライラする~!
 話は苦手系なので、ひたすらヒョギのイケてるアホ顔&モムちゃんだけを目的に、最後まで観ます...
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ママ、黄泉がえる

2008-03-16 | スペイン映画
 世紀の瞬間!とか決定的瞬間!に出くわし、目撃するってことは全然ない私ですが、どうでもいい場面、よりによってこんなもの、な目撃ドキュン☆は、多いんですよねえ。
 こないだも、ブックセンターで女子高生の万引き現場、見ちゃったし。昨日は、たまたま裏庭に行ったら、下の空き地で中年男が茂みに座ってウ○コしてたし。学生の時も、やたら知人友人の浮気現場とか恥ずかしい姿に遭遇することが頻繁でした。いまに2時間ドラマの脇役みたいに、殺される目撃者になりそうで怖いです。

 「ボルベール 帰郷」
 父親を殺してしまった娘を救うため、ライムンダは夫の死体を冷蔵庫に隠す。そんな中、数年前に火事で死んだはずの母が姿を現し...
 ペドロ・アルモドバル監督作品に出てくる、どんな逆境や困難、悲しみや苦しみにあっても、たくましくしたたかに生きる女たちのバイタリティや前向きさって、決して真っ当じゃないし、トンデモなさすぎておいおいっ!と呆れてしまうばかりですが、そこがアルモならでは、アルモでしか創り得ない独特さがありますよね。常に血まみれ、セックスがらみで陰惨なはずなのに、突き抜けたアッケラカンさがあって笑えるところが、ほんと独特です。
 近作の「オール・アバウト・マイ・マザー」「トーク・トゥ・ハー」で世界的名匠となり、アルモ印にハズレなし!なブランド監督になったアルモ姐さん。この作品も、オール・アバウト~やトーク~ほどではないにせよ、高い評価を得ました。私は、ちょっと哀感が強くシンミリしすぎてた前2作より、この作品のほうが好きかも。トンデモ度と笑い度が程よくブレンドされていたような気がして。
 殺人、死体遺棄、不治の病、近親相姦と、何でもアリ!なアルモ定食、相変わらずコッテリしてます。そこに今度は幽霊?!な怪奇味も加わって、いっそう濃い目に。意外な展開と驚愕の真実も、ますます冴えてます。
 これでドロドロな暗い悲劇にならないのが、ほんと不思議ですよねえ。みんなヘヴィな問題を抱えてるのに、それさえ生きる活力ししてる強さが素敵です。母娘そろって男運が悪すぎる女たちですが、ギリギリのところまで許す深い愛や、限界に達した時の怒りのパワーは、くらたま的だめんず女を嘲笑するものと違い、結局のところ女は男より大きい存在なのだ!という、アルモの女性への崇敬と敬愛にあふれていて、微笑ましい。
 でも、それってあくまで、アルモが理想とする憧れの女性像ですよね。リアルな女心って、結局は女しか理解できないし描けないと思う。けど、辛気臭い、おぞましいだけの女の現実を突きつける映画よりも、ありえねー!なアルモの女性賛歌映画のほうが、見ていて面白いし楽しい。でも、往年のアルモ女性映画と比べたら、トンデモ&ぶっとび度は大人しくなってるのが、ちょっと物足りないかも...アルモ独特のカラフルさも、かつての毒々しさが薄まってる感じがするし。
         
 ヒロイン・ライムンダを演じ、カンヌ映画祭の女優賞受賞、さらにオスカーにまで初ノミネートされるなど、まさに女を咲かせた感のあるペネロペ・クルス。ハリウッドでは映画よりゴシップで活躍した彼女ですが、里帰りしたスペインでは存分に魅力と演技力を発揮。女優って花と同じで、やっぱ大輪に咲くには土壌が大事なんだろうなあ。それと、作り手も。高級な花ほど、土も育てる人も選ぶものですよね。
 いい年して清純カマトトが多い地味な日本の女優を見慣れてると、ペネロペみたいな大胆で挑発的で華やかでエロい女優は、ほんと強いアルコールみたいにキク~!彼女、いい女優ですよね。嫌いって人が多いけど(特に女性)、私は好きだなあ。ちょっと下品な美しさがいい。ローティーンの娘がいる役に違和感があまりないほど、見事に熟女に扮してるけど、ふとした表情なんか、すごく可愛いし。レストランで歌うシーンが、すごく良かった。アルモのお気に娘、という他の女優が羨ましがる立場でもあるペネロペ。女優にとって、ゲイの天才監督って一緒に仕事するには理想的なのでは?ヘンな関係にならずにすむだろうし、男よりも女の感性や気持ちに敏感で配慮もしてくれそうだし。
 カンヌ映画祭では、出演女優全員が女優賞受賞、というのも納得できるほど、ペネロペ以外の女優たちも印象的な好演。アルモ女優の重鎮、幽霊?ママ役のカルマン・マウラの、ちょっとトボけた、でも情念のこもった演技も秀逸。ライムンダの姉ちゃんも、味のあるキャラでした。
 隣人のアグスティナって、アルモ映画ではおなじみの優しいオネエマンかと思い込んでたんですが、あれは男優ではなくホントの女優!?どー見てもオカマなんだけど...
 レストランに来る映画クルーの青年が、ちょっとフェレ・マルティネス似でカッコ可愛かった。
 
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キューティブロンドの罠!“犯されて...”

2008-03-13 | 北米映画 00~07
 最近、仕事関係で検事さんと郵便局の局長さんとお話させていただいたのですが...
 お二人とも、え!?と驚かされるほど、若い!ぶっちゃけ、私より年下...偉いなあ、若いのに。と感嘆してると、検事さんは掃除のオバチャンに、局長さんはベテランの女性局員に、からかわれたり小言いわれたりして、可愛い若造な面も見せてくれて、ちょっと安心しました。

 「完全犯罪」
 若い女をレイプして監禁した友人を、主人公は助けようとする。しかしそれは、仕掛けられた罠だった...
 ネタバレしないよう、気をつけて感想を書こうと思うけど、まあそんな大層な内容でもないか。ぶっちゃけ、日本の2時間ドラマ系のB級サスペンスです。邦題は、かなり詐欺かも。どこが完全犯罪?!と観たら誰でも首を傾げるのでは。
 主人公を含め、出てくる連中がみんなバカというか、セコい。主人公が追い詰められて金が必要になるのも、おまえがバカだからじゃん!で全然同情できないし。そんな情けない男に献身的なヒロインも、典型的だめんず女でトホホ。罠を仕掛ける理由もお粗末だし、仕掛ける方法もレイプだなんて浅知恵かつエゲツない。騙されるほうも、アホすぎる。職業が大学教授だなんて、信じられん!こんな教授のいる大学、絶対イヤだ!
 いちおう、もうひとつ仕掛けられた罠もあって、ホントならドンデン返しに驚愕!なんだろうけど、はぁ?って感じが否めません。こっちの罠も、バカバカしいというか。みみっちいんですよねえ、全体的に。騙し騙されのゲームは、やっぱ動機&やり方にスマートさや巧妙さがないとねえ。
 主人公を演じているアレッサンドロ・ニヴォラが、結構イケメン!最近、濃ゆい男前ばかり見てるので、こーいう薄口あっさり風味の男前は、何だかコッテリ料理を食った後に飲む水みたいです。でも脱いだら胸毛ボーボーで吃驚&がっかり。
 ニヴォラくんの恋人役は、まだハリウッドの女帝になる前の、キューティブロンドことリース・ウィザースプーン。男をたらしこむ役をするには、そっち系の魅力が欠如してるような気がしますが、彼女ってホント賢そうですよね。なので、ダメ男に尽くす役なんて、似合わないなあ。でも、ほいほい男の言いなりな受身女ではなく、弱気になる男を叱咤したり、泣き言いっさいなしな勝気さ気丈さは、相変わらず不屈の強い女って感じです。
 罠にハメられるバカ教授役は、「ノーカントリー」や「アメリカン・ギャングスター」など、最近活躍のジョシュ・ブローリン。ちょっとフィリップ・シーモア・ホフマン似?ダイアン・レインの現夫と知り吃驚。新ターミネーター役をするらしいと知り、さらに吃驚!
            
 薄口イケメンのアレサンドロ・ニヴォラ。彼、「ジュラシックパーク3」にも出てたらしいけど、ぜんぜん覚えてないや。あれって、恐竜がワラワラ出てきて人間を追いかける騒がしいだけの映画、としか記憶にないので、ニヴォラくんに限らず誰が出演してたかなんて???ですが...
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ブツを運ぶ聖女

2008-03-12 | 南米映画
 すっかり春ですね♪庭の沈丁花が満開で、むせるほどの芳香を放っています。これだと、桜の開花も間近?
 ランチタイム、某所の地下食堂へ行くと、目当てのAランチだけ売り切れ!仕方ないので、商店街のカフェへ。ランチのハンバーグセットを頼むと、ちょっとしてウェイトレスが、ハンバーグだけ切らしてますスミマセン、だって。ええ~どーいうこと?!仕事帰りに美容院へ寄ろうと予約の電話したら、その時間はいっぱいでスミマセン、だって。ううう。こう立て続けだと、悪いのはタイミングだけではないような気がしてきて、春なのに涙がこぼれます~♪by 柏原よしえ

  「そして、ひと粒のひかり」
 コロムビアの田舎町に住む少女マリアは、職を失った上に妊娠。現状を打破しようと、彼女は麻薬の運び屋になるが...
 実話が元になっているとか。余計なドラマは排した、マリアの行動を追うドキュメタンタリータッチな展開は、緊張感とリアリティに満ちていて、生々しくもスリリング。麻薬運搬の実態が、興味深く描かれています。
 麻薬の運び方が怖い!ブツを入れた大きめのカプセルを大量に飲み込んで、コロムビアからニューヨークまで行く。飲み込むことじたい苦しそうだし、もしカプセルが胃の中で割れたら死ぬのも恐怖。飛行機の中、体内にあるカプセルのせいで苦しそうなマリアの様子に、観てるほうも苦しくなる。トイレに行って出てしまったカプセルを、また洗って飲み込みのもウウウ...いくら大金が稼げても、私には無理だ~!
 命を賭けてまで危険な仕事を進んでする少女たちに、暗澹となってしまいます。そうしてまで金が必要な、劣悪で希望のないコロムビアの貧困も、映画は伝えています。
          
 ヒロインのマリアが、とても魅力的です。美人で聡明で思いやりがあって。勇敢というか、大の男も顔負けな肝っ玉もスゴい。どんな状況や危機も、取り乱さず冷静に対処し切り抜けていく姿は、カッコいいとさえ言える。これが麻薬運搬じゃなければ、心の底から応援できるのに。環境しだいでは、立派な女性になれることは間違いないマリア。貧しい母国と、自分にたかる身勝手な家族から解放されて、麻薬カプセルではない、まさに“ひと粒のひかり”を宿したマリアが選ぶ道は、彼女ならきっと切り開けるという希望が見える、そんなラストになっていて感動的です。
 マリアを演じたカタリーナ・サンディノ・モレノの、エキゾチックだけど優しさを感じさせる美しさと、毅然とした演技に魅了されます。ちょっとゼタ姐に似てるかも?この映画デビュー作で、ベルリン映画祭女優賞受賞、そしてオスカーにもノミネートされて話題となったことは、記憶に新しい。イーサン・ホーク監督の「痛いほどきみが好きなのに」も楽しみですね。
           
 プロモで来日した時のカタリーナちゃん。美人な上に、とっても聡明で性格も良さそうな女の子です。現在はニューヨーク在住だとか
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Patience & Persistence

2008-03-09 | 欧米のドラマ
 泣いてばかりいたって、幸せは来ないから~♪心温まり元気が出る映画やドラマは、草原でツクシを見つけたような喜びを与えてくれますね。
 アメリカのTV映画「ビル・ポーターの鞄」を観ました。2003年のエミー賞で6部門を受賞したのもうなずける、なかなかハートウォーミングで感動的な作品でした。
 脳性麻痺で体に障害を負ったビル・ポーターが、努力と根性で困難を乗り越え、訪問販売のトップセールスマンになるまでの実話のドラマ化。
 泣け!感動しろ!な押し付けがましいベタベタお涙ちょうだいっぽさは全然なく、全体的に明るくユーモアあふれた内容が、爽やかに元気づけてくれます。とにかく、ビルの負けん気がスゴい!仕事することは生きること!な強い信念にも圧倒されますが、誰かがちょっとでも彼を障害者扱いすると怒る、その意地の強さも並ではない。バカにされるのは平気だけど、憐れみから優しくされたり特別扱いされると、拒否反応を見せるビル。もうちょっと周囲の厚意に甘えてもいいのでは、独りで頑張らなくてもいいいのでは、同情も少しは受け入れたほうが得なのでは、と感じることじたいが、もう上から目線な偽善、差別偏見の証拠なのでしょうか?そんな健常者の気軽で無神経な同情を、拒んだり憎んだりするビルが、とても痛々しい。でも、しだいに助け合うこと、助けを求めることは間違ったことではない、と気づくビルの姿に、分断されていた橋がつながったような、ホっとした気持ちにさせられます。
 ビルの半生を、50年代から90年代の40年にわたって描いているので、その時代の風景やファッションなども見ていて楽しい。タイプライターからパソコン、インターネットと、移り変わり進化する時代を象徴する小道具の使い方も巧い。ビルを驚かせるゲイのカップル、その周辺に発生するエイズの影で、さりげなく暗い時代の到来を感じさせるところも秀逸。
 ビルを演じたウィリアム・H・メイシーが、ほんと素晴らしい!特殊メイクなしで宇宙人やモンスターを演じることができる怪優、というイメージの彼の、リアルな動きや喋り方が圧巻です。それに、何ともいえない優しい悲哀があって、抱きしめたいほどいとおしくなります。脚本も彼が担当しているとか。ルックスだけの若いイケメンより、見る目がある女は才あるブサイク男メイシー氏に惹かれるんだろうなあ。その見る目がある女、デスパレートな妻ことメイシー氏の妻フェリシティ・ハフマンが、ビルが訪問する家の主婦役で、クレジットなしでチョコっとカメオ出演してます。
 ビルを女手ひとつで育て、明るく励まし応援するママ役が、何とヘレン・ミレン。痴呆になるという悲劇に襲われても、カラっとシニカルなユーモアも忘れないところが、さすがミレンおばさま。ビルとの愛と別れは、ほんとに心温まり、悲しい。
 ビルの助手になる女子大生シェリー役、キーラ・セジウィックも好演。サバサバと竹を割ったようなキャラが、すごく小気味よい。彼女へのビルの片想いが、ちょっと切ないです。でもビルにとって、ずっと変わらぬ友だちでいてくれるシェリーと出会えたことは、ほんと神様からの贈り物です。五体満足でも、真の友達がいない人間のほうが、よっぽど不幸だと思うし...
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ボランティア堕胎!聖母の大罪

2008-03-07 | イギリス、アイルランド映画
 仕事からの帰り道、最近やけにパトカーやおまわりさんを目にすることが多いです。別に何も悪い事はしてないのに、ドキっ&ギクっと不安に襲われるのはWHY?
おまわりさん『ちょっと、そこの松嶋なな子似のひと、待ちなさい』
私『え!あわわ、は、はい』
おまわりさん『バッグの中を見せなさい』
私『え!で、で、でも、な、何でですか?』
おまわりさん『いいから見せなさい。ん?この瓶に入った白い粉は何ですか!?』
私『そ、それは携帯用のヨクイニンという漢方薬です!ヘンなクスリではありません!』
おまわりさん『ん?「人を殺したくなる夜に読む本」!?』
私『そ、それは仕事で使う資料の本です!』
おまわりさん『ん?この写真の中東男性は?!』
私『英会話教室の友達です!アル○イダのメンバーなどではありません!』
 なんてことになるのでは、とビクビクしながら通り過ぎてる私、やっぱアホですか?

 「ヴェラ・ドレイク」
 50年代のロンドン。善良な主婦ヴェラ・ドレイクは、望まない妊娠をした女たちのため、違法である堕胎を施していたが...
 うう~ん。感想を率直に述べるには、難しいテーマの映画ですね。堕胎の是非については、ここでは触れません。
 驚いたのは、ヴェラがいとも気軽に淡々と堕胎をしてるところ。恐ろしいことをやってる、といった感じが全然しないところが、返って恐ろしい。報酬も受け取らず、まったくの善意のボランティアなところも。このヴェラおばさん、ほんと善いひとなんです。家族や近所の人たちにも親切で、困ってる人を見ると放っておけない性分。その親切心が今に厄介なことになる、という夫の弟嫁のイヤミが、ズバリ的中!生き仏のようなヴェラが、善意で生命を奪う子堕ろしをする、というのも恐ろしいまでの矛盾と皮肉を感じます。
 宿った命と女性の人生、どっちが重いのだろうか。赤ちゃんポストとか、子供虐待・殺害の畠山鈴香とかを思い出し、その計れなさに暗澹となります。
 子供を堕ろさねばならない女性たちの深刻な事情と、ヴェラの明るく幸せな日常生活をクロスさせた展開に、つくづく思った。ホント、女ほど生きるのが難しいものはない、と。男には理解できないかもしれません。苦しむのも悲しむのも痛いのも、ぜんぶ女。男にも責任はあるのに、不公平だよなあ。事件が露見し、おぞましい!とヴェラを責める息子の姿に、男って幸せで身勝手な生き物だよなあ、と痛感もしました。
 女の苦患を描きながらも、フェミニズムを声高に訴えるのではなく、それでも女は男より大きい存在だという敬愛がヒロインに注がれているような内容に、何だか救われる思いがします。それは、同じマイク・リー監督の「秘密と嘘」も同じかも。「秘密と嘘」は、公開当時つき合ってた男と観に行ったのですが、観終わった後に彼は、最悪に不快な映画!と唾棄せんばかりに罵ってた。ヴェラの息子もですが、若い男にとっては正視できない、したくない女の現実なんでしょう。
 堕胎シーンも、よく映画に出る怖い道具ではなく、使われるのが石鹸とポンプなので、ゾっとすることはない。流血シーンなども皆無です。けど...あんなんでホントに堕胎ができるのか~簡単すぎて、返って危険だよなあ。いくら人助けとはいえ、素人堕胎はやっぱダメだよ。事件が発覚するまで、誰も死ななかったのが奇跡だとしか思えません。最後は罰を受けるヴェラですが、同じ堕胎女がヒロインの「主婦マリーがしたこと」に比べると、はるかにマシ。マリーはギロチン処刑だもんね。
 ヴェラ役で、ヴェネチア映画祭女優賞を獲得、オスカーにもノミネートされたイメルダ・スタウントンの、細やかでリアルな演技が素晴らしい。ほんと、その辺にいるオバチャンって感じ(日本でリメイクなら、市原悦子?)。その慈母・生き仏キャラは、堕胎を本当に善行に見せてしまうほど。それにしてもイメルダおばさん、実年令はイザベル・アジャーニより年下なんですよねえ。吃驚!
 でもホント、ヴェラみたいな人を求める女性が後を絶たないことが、本当に悲しく辛いですね。
 
 
 
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幽霊少年の願い事ひとつだけ

2008-03-05 | スペイン映画
 今日は転職した元職場の先輩と、ホテルのレストランでランチしました。 
 おごるという先輩。始めは遠慮してパスタだけオーダーしようとしましたが、可愛い子ブリっ子するのも何かイヤらしい(と、都合よく判断)ので、ちょっとゴージャスなランチコースにしました。明太子のパスタ、デザートのシフォンケーキも美味しかったです。柄にもなく大食いしてしまい、満腹感と同時に不安も。春なのに雪だるま化注意報発令!新しい春の服がキツキツにならぬよう、明日の夜までプチ断食を決行しようかと思ってます。

 「デビルズ・バックボーン」
 「ミミック」「ブレイド2」など、独創的なホラーアクション映画をハリウッドで成功させ、母国メキシコに帰って作った「パンズ・ラビリンス」が国際的に高い評価を得たことも記憶に新しい、注目の新進気鋭ギレルモ・デル・トロ監督。彼が、ペドロ・アルモドバル監督に招かれてスペインで撮ったこの怪奇映画も、なかなか斬新かつ見ごたえあり。
 激化する内戦下のスペイン。僻地にある孤児院に連れてこられた少年カルロスは、奇怪な声や現象に悩まされるようになる。やがてカルロスは、行方不明の少年サンティがもはやこの世にはおらず、幽霊となって自分に何かを訴えていると気づくが...
 ゾンビみたいなサンティの幽霊がキモいけど、怖くないです。子供だし、非業の死を遂げて成仏できないと思しき様子が、哀れを誘う。水槽に死体を沈められたせいか、幽霊の周囲だけが水中みたいにユラユラしている感じが、独特で面白いです。あと、赤ちゃんの死体を漬けた酒の瓶が不気味!男性の精力回復に効くそうです(ホンマかいな!)。
          
   ↑ガーン!怖くて可哀想なサンティくん。南無阿弥陀仏!成仏しいや~!
 ホラーよりも、苦境や絶体絶命に陥りながらも、たくましく生き闘う孤児院の少年たちの物語に比重が置かれています。みんな、けなげで賢くて感嘆もの。ああいう状況にいると、そうならずにはいられないんだろうなあ。ラスト近く、力を合わせて悪者を出し抜き、復讐するところは悲惨なんだけどカッコイイ!普段は遊びや虫、漫画などに夢中になってる子供っぽさも失ってなくて可愛い、ので余計ふびんになり、応援してしまう。
 はじめはイヂメっ子だったけど、次第にカルロスに心を開くようになるハイメくんが、子供だけど大人っぽくてカッコ可愛い。年上のお姉さんに片想いする様子がキュート。お姉さんが殺されたと気づいた瞬間、怒りに燃える顔が印象的でした。
 大人キャラも、みんな個性的です。義足の女院長役は、アルモ映画でもお馴染みな名女優マリサ・パレデス。何もしなくても、存在するだけでタダモノじゃない感じ。でも良い人な役です。おばあさんなのに、老牧師と愛し合いながらも若い男で欲望処理するなど、現役の女っぷりもさすがラテン女。
 その若い男役は、「テシス」や「NOVO」などのエドゥアルド・ノリエガ。濃い!けど、男前です。ずっとランニングシャツ姿で、肉体美強調。女院長とのエッチシーンでは、マッチョな全裸を披露してくれます。子供たちの敵である極悪非道な奴なんだけど、誰にも愛されない孤独と悲哀が痛ましくもあり、ただの悪人ではない深みのあるキャラです。
 劇場に観に行けなかった「パンズ・ラビリンス」への期待が、ますます膨らみました。ギレルモ監督、ハリポタ最新作の監督を、俺にやらせろ!と名乗りでてるとか。ぜひ担当してほしいものです。
          
 ノリはハリウッド映画「バンテージ・ポイント」に出演。それよりも、ゲイの犯罪者を演じてるという旧作“Plata quemada”が観たい!恋人役は、何とレオナルド・スバラグリア!ノリ&スバ、こ、こ、濃ゆい~!いい感じに胃もたれ&胸焼けしそう♪
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窓からロマンスが見える

2008-03-03 | イギリス、アイルランド映画
 ♪灯りをつけましょ爆弾に
 お花をあげましょ枯れた花
 5人ギャングに殺されて
 今日は悲しいお葬式

 幼少の頃より歌いつがれてきた、ひな祭りの替え歌。また独り、そっと口ずさむ日がめぐってきました。今年も我が家のお雛様は、お蔵の中に封印されたままです。きっと恨めしげに髪の毛が伸びてると思うので、怖くて出せません♪皆様は、朗らかに桃の節句を楽しまれたことでしょうか。

 「眺めのいい部屋」
 20世紀初頭。イギリスの良家の令嬢ルーシーは、旅先のイタリア・フィレンツェで、魅力的な青年ジョージと知り合い、ときめきと戸惑いを覚えて...
 1986年の作品だから、公開からもう20年以上経ってるんですねえ。ジェームズ・アイヴォリー監督は、この後「モーリス」「ハワーズ・エンド」「日の名残り」と、英国文芸映画の秀作を連発しましたね。
 世間知らずだけど怜悧なヒロインが、周囲にはない匂いのする青年に惹かれるんだけど、やっぱメンドいことになるのはイヤだから、同じ世界の男と結婚しようとするんだけど、それも何か違う気がするし...と、揺れる想い~♪by ZARD という、お話じたいはシンプルかつアリガチなもの。この映画の魅力は何といっても、英国の上流社会の優雅で上品な生活を、格調高く描いているところ。
 イギリスのハイソライフ&ピープルって、金にあかせて贅沢してるって感じは、ほとんどしない。どちらかといえば、質素で慎ましく、金にもシビア、ていうか、ケチ(馬車の駄賃のことで騒ぐシーンとかで、それがよく描かれてた)。享楽よりも、気品ある美しい生活を保つことをモットーにしているところが、いにしえの日本の貴族と似た感じがします。華美で派手なことが高級と信じているようなアメリカや韓国の成金とは、感覚が違うようです。でもホント、あくせく働かず、召使にかしずかれ、静かで美しい環境で日がな一日、音楽や読書、テニス、お茶や庭いじり、たまに海外旅行して暮らしている彼らが、心の底から羨ましくなった。
 男女とも細かい部分まで品のある衣装が、ほんと素敵...だけど、いつも身だしなみを整えておかねばならないのも、辛いなあ。ジャージや下着だけでウロウロ歩く生活に慣れてる者としては。
 フィレンツェの街並み、英国の田舎の風景も美しい。ほんと絵画のように撮影されています。話やムードは、ちょっと緩慢なので、ヘタすると睡眠誘導されちゃいますが、あふれている美しいものを見ることを目的にすると、すごく楽しめるかも。
 それと、今となると超がつく豪華なキャストの好演&名演も、見所のひとつです。
 ルーシー役は、デビューしたばかりの頃のヘレナ・ボナム・カーター。当時20歳なので、当たり前ですが若い!いわゆる美人ではないけど、可憐でたおやかなブリッコ系ではなく、意思が強そうで(鋭い眼光!)賢そうなお嬢様なところに好感。ちょっとタカビーでお澄ましやさんな演技がナチュラルなのは、やはり彼女が実際にも良家のお嬢様だからでしょうか。ハリウッドのニセお嬢様女優とは、かもし出すものが違う気がします。ティム・バートン監督と結婚して、キワモノ系もイケる女優になるとは、この時いったい誰が想像し得たでしょうか。
 ルーシーのいとこシャーロット役、マギー・スミスが一番おいしい役かも。いい人なんだけど、ちょっとKYというか、みんなをイラっとさせてウザがられる老嬢、クスっとさせられます。フィレンツェで仲良くなる作家役で、ジュディ・デンチも登場。「ラベンダーの咲く庭で」より前の、2大女優のツーショットが見られます。
     
 そして、今年2度目のオスカーを受賞した、ダニエル・デイ・ルイス!当時29歳ぐらい?ルーシーと婚約する青年セシル役。いや~やっぱ、ハリウッドのチンピラ俳優とは、何もかもが違いますね。ホンモノの貴族ってこんな感じなんだろうな。見た目も立ち振る舞いも、ほんと優雅で洗練されてます。スノッブなイヤ味と滑稽さも、上品な香水のように匂わせる名演!ルーシーに下手くそなキスしたり(こいつ、気取ってるけど確実に童貞やな!と笑)、ルーシーに一方的に婚約解消されてションボリする姿、可愛い!「マイ・ビューティフル・ランドレット」も同年の映画なんですよね。信じられない。スノッブな貴族青年と、下町のパンクなゲイ青年が、同一人物だなんて。映画界をアっと言わせ、早くも現代最高の俳優誕生!と瞠目させた当時のデイ・ルイスです。
 ジョージ役は、ジュリアン・サンズ。少女漫画ちっくな美男子。ルーシーの弟役は、「モーリス」でも可愛かったルパート・グレイヴス。沼で水浴びシーンで、ふたりともスッポンポン!しかも長いんだよ、このシーン。羞恥心が少しでもあったら、絶対できないシーンだよなあ。二人とも、最近お目にかからないけど...おっさんになった姿は見たくないので、それでいいかも...
 そーいえば、英国美青年ブームってあったよなあ。生き残って活躍中なのは、デイ・ルイスとヒュー・グラントぐらい?ハリウッドで大成功したとはいえ、ヒューグラはシワクチャで既に爺さん化してますよねえ。その点、デイ・ルイスはキレイに年とってますよね。スゴい演技と評判の「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」(うまい邦題、つけてほしかった)楽しみ♪
 
 
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色、快 ごくらくフェミニスト

2008-03-02 | 日本映画
 昼前に起きると、ダミアン以外はみんな外出中。ダミアンが昼メシ食ってないというので、近くのラーメン店に二人で行きました。何でも好きなもん食えや!と、太っ腹な私。ラーメン店でオゴるくらいで威張るんじゃねーよ!と言わんばかりのダミアンと、仲良くランチしました。ダミアンの友人Oくん(池松壮亮似)に、彼女ができたというショッキングな話題に、私は思わず麺を鼻から出しそうになったのだった。Oくん~!わしというものがありながら~!
 食べ終えて、いざレジで支払おうとすると...あわわ!?財布の中身が、1000円弱しかない!ひー!どないしよ~!とオロオロする私に、しゃーないな!とダミアンが払ってくれました...な、情けない私を許してダミアン。来月の誕生日には、好きなもの買っちゃるけんね~!

 お松の第2回独り市川雷蔵映画祭⑤
 「好色一代男」
 井原西鶴の代表作を、増村保造監督が映画化。
 京の大店、但馬屋の跡取り息子・世之介が繰り広げる、愛と享楽の放蕩三昧物語!
 女はみんな、観音さまや~!弁天さまや~!と、色事に全身全霊な世之介。その破天荒というか壮絶な色道驀進ぶりに、圧倒されます。単にエッチがしたくてギラギラな、さもしい異常性欲者って感じは全然なく、とにかく女を大事にしたい!幸せにしたい!という、病的なまでのフェミニスト精神に突き動かされているところが、いわゆるプレーボーイとか女好きとか女狂いとは違います。世之介にとって女とヤることは、欲望ではなく神仏から下された使命!みたいな。そう、世之介は地上に使わされた、神聖なるエロ天使なのです。
 のほほんノーテンキで、ふわふわした夢見る夢太郎な世之介のキャラが、浮世離れしていて笑えます。もし~そこの美しいかた~♪と女と見ればルンルンフラフラついていって、うっとり&まったり口説く世之介。その計算とか裏表のなさに、純粋で無垢なエロってあるんだなあ、と感嘆。
 でも、世之介が愛した女たちって、みんな悲惨・不幸な末路を迎えちゃうんですよねえ。それがスゴい皮肉。本当の愛を知らずに逆境の中で生きていた彼女たちが、そこまで心から愛してくれて幸せ~♪みたいな感じで死んでいく姿は、まさにエロ天使の世之介が文字通り極楽に昇天させてやった風でもあります。そのたびに、よりパワーアップしてケロっと前進する与之介が、ちょっと妖怪ちっくで怖い。結局は世之介って、女を幸せにするより、女を愛するという自分の幸せだけを貫徹してる。そのためには、実家の財産を食いつぶし、周囲にどんな迷惑や災難が降りかかっても、まったく頓着しない冷酷さが怖い世之介です。
 日本全国西へ東へ、ポンポンと話が小気味よく進む、エネルギッシュでエッチなピンク時代劇ですが、理不尽な身分差社会に泣く、庶民の悲哀や悲劇もナニゲに描かれていて、世相風刺としても興味深いです。
          
 世之介役は、もちろん市川雷蔵。雷蔵って、やっぱスゴいわ~!ワンパターンな二枚目じゃないってことを、今さらながら思い知りました。エロいというより、超ド級の天然ぼんぼん雷蔵、ノリノリのラリパッパ演技でコミカル狂気乱舞!バカ殿メイクな白塗り顔(首や体との色が違いすぎ!)と、はんなりトボけた京言葉、ほんと笑えて可愛いです。女と絡むシーンも、明るく楽しそうでありながら艶かしくて、さすが。何度か上半身裸を見せる雷蔵、結構いいカラダしててセクシイ
 気品があって優美な雷蔵だからこそ、世之介は天使のように可愛い男に見えたのでしょう。女にモテる男なら誰でもいいって役じゃないんだよなあ。もし石田じゅんいちとか羽賀けんじとかだったら、何か騙されてる?と確実に疑い&警戒しちゃうだろうし。明らかに女は性欲処理の道具としか思ってない市川海老蔵みたいなフェミニストの敵も、相応しくない。むかし、TVドラマで明石屋さんまが演じたことがあると聞いて、ええ~?!と苦笑。女好きとはいえ、さんまは現実的な性格っぽいので、女なんかに命かける男には見えんぞ!それに、丁稚ならともかく、ぼんぼん役は無理!やっぱ世之介は、雷蔵みたいなファンタジックな美男でないとね。
 「炎上」では雷蔵の老師を好演した中村鴈治郎が、今度は世之介パパ役。またまたいい味だしてます。息子が女遊びなら、パパは銭もうけと倹約に命がけ!そのケチケチぶりと、ドアホ!と息子にツッコミを入れる漫才みたいな雷蔵とのやり取りが笑えます。
 世之介に愛される薄幸の女たちに、中村玉緒や若尾文子など。みんな若い(って、当たり前ですが)!
 一生に一回でいいので、世之介のように豪快に豪遊してみたいなあ。イケメンはべらせて、それ拾え~!と小判をばら撒いてみたいです♪
 
 
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