意外と社会派(予定)

赤熊の辛口社会派(予定)ブログです。
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首相公選制

2012年02月25日 | 政治
維新の会が出している政策骨子の中に首相公選制というものがある。
平たく言えば、直接選挙によって総理大臣を選ぼうという話ですけど・・・・・。

どうなんでしょうね、これ?
もちろんメリット・・・というか解りやすいという一面はある。

司法・立法・行政の三権分立上、国会議員は立法府の人間であり、行政府の長である総理大臣とは完全に別であるほうが望ましい。
とはいえ、アメリカの大統領選を見てもわかるように、結局は政治家から選ばれるわけです。
完全分離したところであまり意味がないのですよね・・・・。

それに結局は議会と総理大臣と対立した場合、どちらを優先すべきか?ということである。
総理大臣の国会での支持基盤がある政党から選出されないと捩じれ国会となるだけで、それなら今と何の違いがあるのか非常に疑問ですね。

まぁ、国民が文句を言いにくくなる、不平不満を言いにくくなる・・・といったことがあるかもしれないが、利点かといわれれば・・・・?
結局は各政党の政治家の中から選出され総理大臣を選ぶことになるのでしょうから、不満解消にはならないでしょうね。
どちらかと言えば、ポピュリズムに走りかねない気がします。

ってか、今以上のポピュリズムになるでしょうね。

わざわざ手間暇をかけて制度改定を行い、実行するだけのメリットは薄い・・・。

・・・本気でこういう制度がいいと思っているんでしょうか?
少なくとも損得勘定を考えた末の結論ではなさそうです。

では何が目的なのかを邪推すると・・・結局は『言ってみただけ』の代物ではないでしょうかね?
少なくとも、この改革を行うのには憲法改正が必要で、かなり難しいですね。
憲法改正のハードルが高いのは良いとして、国民的な議論もされていない、表立ってデメリットが出回っていない状況で掲げる内容ではないと思います。

こういう風に改革をやると言っておいて、それをしない他の政党は悪と断じ、非難しようという腹づもりではないのでしょうか?
ちょうど民主党がやっていたように・・・・。

少なくとも赤熊はそう感じますね。

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