大阪都構想が僅差で否決となりました。
本来なら敗因などを書こうと思ったけど、それ以上に極めて可笑しな言説が満ちてますので、取り急ぎ指摘をしておこうと思います。
1.投票率
投票率は約66%でした。
2011年の府知事・市長のW選が6割であったこともあり、これをもって『高い』という人がいるけど、高いというのは90%以上、せめて80%以上でしょう。
3分の1も投票に行ってないことを高いだなんてどうかしてます。
しかも、今回の投票はYESかNOという大変わかりやすい物であったにもかかわらずこの水準なのですから大阪市民は都構想にそれほど興味がなかったとするのが妥当な判断です。
少なくとも市民は高い関心があったなんて口が裂けても言えませんね。
2.シルバーデモクラシー
出口調査の結果、70歳以上の層だけ反対で他の若い層は賛成であったから、否決されたのは年寄りのせいだ!!という軽薄なことを言ってる輩が多い。
人口の年齢構成が極端に傾いているのならともかく、実情はそんなことはない。(他の年代よりちょっと多いくらい)
単純に推進者が70代の人間の説得できなかっただけで、もっと言うなら若い人の票を取り込めなかったせいです。
負けた言い訳を誰かのせいにするなど、みみっちいです。
そんなことを言ってるから負けるのです。
3.若者の投票率
で、代わりに出てくるのがこれ。
曰く「若者が投票に行けば結果は変わっていた」
絶対に変わりません。
なぜこんなことを言うのかと言えば、若者の出口調査での回答が『賛成多数』だったからだと思います。
でも、変わるわけない。
なぜなら、投票に行かなかった人はどっちに入れるか『よくわからなかった』から行かなかったのである。
「俺、大賛成だけど投票にはいかないぜ」なんてありえない。
なら、そいつらがどれだけ投票に行こうと『どちらでもいい』のですから賛成と反対が半分半分に増えるだけに決まってます。
だったら、結果は変わりませんよ。
賛成票だけが伸びることなんてありえませんし、仮に投票率が100%であっても否決されてます。
結局、都構想に魅力がなかった、だから否決された。
それだけです。
むしろ、攻め手である賛成者が争点設定等が自由にできるので極めて有利な状況だったのです。
それで否決されているのですから推進者側の戦略ミスでしょう。
世代間の投票率とかは一切関係ないし、分析と称してこうやって諍いの種をまいている人達がいますが、そんなのに惑わされないでください。
恨むのであれば、賛成できないようなものを出した橋下氏や維新の会などを恨むべきですね。
本来なら敗因などを書こうと思ったけど、それ以上に極めて可笑しな言説が満ちてますので、取り急ぎ指摘をしておこうと思います。
1.投票率
投票率は約66%でした。
2011年の府知事・市長のW選が6割であったこともあり、これをもって『高い』という人がいるけど、高いというのは90%以上、せめて80%以上でしょう。
3分の1も投票に行ってないことを高いだなんてどうかしてます。
しかも、今回の投票はYESかNOという大変わかりやすい物であったにもかかわらずこの水準なのですから大阪市民は都構想にそれほど興味がなかったとするのが妥当な判断です。
少なくとも市民は高い関心があったなんて口が裂けても言えませんね。
2.シルバーデモクラシー
出口調査の結果、70歳以上の層だけ反対で他の若い層は賛成であったから、否決されたのは年寄りのせいだ!!という軽薄なことを言ってる輩が多い。
人口の年齢構成が極端に傾いているのならともかく、実情はそんなことはない。(他の年代よりちょっと多いくらい)
単純に推進者が70代の人間の説得できなかっただけで、もっと言うなら若い人の票を取り込めなかったせいです。
負けた言い訳を誰かのせいにするなど、みみっちいです。
そんなことを言ってるから負けるのです。
3.若者の投票率
で、代わりに出てくるのがこれ。
曰く「若者が投票に行けば結果は変わっていた」
絶対に変わりません。
なぜこんなことを言うのかと言えば、若者の出口調査での回答が『賛成多数』だったからだと思います。
でも、変わるわけない。
なぜなら、投票に行かなかった人はどっちに入れるか『よくわからなかった』から行かなかったのである。
「俺、大賛成だけど投票にはいかないぜ」なんてありえない。
なら、そいつらがどれだけ投票に行こうと『どちらでもいい』のですから賛成と反対が半分半分に増えるだけに決まってます。
だったら、結果は変わりませんよ。
賛成票だけが伸びることなんてありえませんし、仮に投票率が100%であっても否決されてます。
結局、都構想に魅力がなかった、だから否決された。
それだけです。
むしろ、攻め手である賛成者が争点設定等が自由にできるので極めて有利な状況だったのです。
それで否決されているのですから推進者側の戦略ミスでしょう。
世代間の投票率とかは一切関係ないし、分析と称してこうやって諍いの種をまいている人達がいますが、そんなのに惑わされないでください。
恨むのであれば、賛成できないようなものを出した橋下氏や維新の会などを恨むべきですね。
それにしてもこれで引退だの辞任なの。馬鹿じゃねえの。なんで自分の身を削ってるの。スローガン通りだけど、話にならないね。
私は、反対しましたが、それを決めるために説明会に参加したり、反対派の主張をテレビや動画、ブログなどで見たりして、できる限りの情報収集して、決めました。
老害とか言う人の気がしれません。
20代30代は、過半数が投票にすら行ってない。
それで若者が損をしたとしてもそれは自業自得です。
普段は散々権利を主張するくせにいざ権利を行使するときは放棄する。
放棄して決着がついた後で「後悔した。いけばよかった」とツイートするなんてお話にならない。
一番正しいのは、全有権者数の半分の賛成があって成立させるべきですからね。
投票数の半分・・・というのは後ろ向きとは言いませんけど、その人間の賛成だけというのもしこりが残ります。
この案件自体、そう簡単なものじゃありまし・・・。
少なくとも推進者側は「少しでも不明点があるのなら反対してくれ」っていうのが真摯な態度で、そうあれば通ったのではないか?と思います。
コメントありがとうございます。
きちんと説明会に参加等をなさって決めておられるとは、とても素晴らしいです。
賛成であれ反対であれ、こうあってほしいと思います。
みんなそうであったなら、こんな下らない言説が流布することもないのにと思います。
というか失礼すぎですよね。
住民が正当に選んだ結果を『大阪市民は何も考えてない』って言って侮辱してるようなものですから。
否決された現実を受け入れたくないのでしょうけど、恨むなら推進者側の力のなさを恨むべきで、お門違いです。