1010 Radio

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ラジオ・タイランド(9月3日放送)

2007-09-05 | ラジオ
●スラユット首相は先週末、定例のTV番組の中で暫定政府の首相職を
 退任後は、普通のタイ人としての暮らしに戻りたいと述べている。
 スラユット首相は退任後は、田舎に住む人たちの暮らしぶりを理解す
 るため、殆どの時間を田舎で過ごしたい。そうすることにより僻地で暮
 らす人の本当の暮らしを理解することが出来るだろう。
 彼らが抱えている問題を聞き、それらの問題を彼らがどの様な知恵で
 解決しているのかを知りたい。
 また子供や若者には、自然を保護することの大切さを教えたいと述べ
 ている。
 今のところ何処の組織からも、退任後の仕事に付いての誘いは無いと
 いうことだが、スラユット首相はコンサルタント的な職に就くかもしれない
 ことを仄めかしている。

●国家治安評議会議長を兼ねるソンティ陸軍司令官は、今月半ばまで
 に次期陸軍司令官の名前を国防大臣に提出すると断言している。
 2日、北部視察からバンコクに戻ったソンティ陸軍司令官は、記者団へ
 のインタビューの中で、次期陸軍司令官に誰を選ぶか、今も熟慮して
 いる、候補に挙がっている全員の名前を、今月半ばまでに国防大臣に
 提出し検討してもらうつもりだと答えた。
 また政治家が今も35の県で敷かれている、戒厳令を解除するよう求め
 ている件に関しては、戒厳令は総選挙が終わるまで解除することは無
 い。これに付いては政党から要求があれば、その理由をはっきり説明
 すると述べている。
●コシット副首相兼工業大臣を団長とする、タイの投資ミッションがインド
 を訪問したが、その際インド政府はインド東北部での大型公共事業に、
 タイからの投資を歓迎するとの意向を示している。

●国家汚職防止委員会では、まだ処理されていない6000件以上の汚職
 問題に付いての対応を急いでいる。
 汚職防止委員会委員長は、3日チェンマイに向かい、住民から汚職防止
 に向けたアイデアを募う会議を開いた。
 汚職防止委員会では2008年から2012年までの5年間で、政府機関にお
 ける汚職を根絶することを宣言しているが、汚職の形態は益々複雑とな
 り、追求が困難となってきている。
 過去2年間に摘発された1万件を超える汚職事件の内、これまでに汚職
 防止委員会が処理したのは4000件ほどとなっている。

世界の汚職 日本の汚職 (平凡社新書)

石井 陽一
平凡社


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●麻薬管理委員会の副事務局長によると、タイの政情不安に生じて麻薬
 の使用や、やり取りが増加しているとした。
●バンコクにあるアッサムション大学の世論調査センターが、先ごろ首都
 圏で実施した、暮らしぶりに関する調査の結果、前政権に比べて今は景
 気後退感が広がっているという結果が出た。
●プーケット県知事は、先日行われた県の治安委員会の月例会議で、地
 方選挙が近いことから、全ての関係機関に対し状況を注意深く見守るよ
 う求めた。