MAMMA ちょっと 元気になれる かもしれない処

箱根西麓の山の上で 自然な生き方を模索する日々

クロモジの寿命

2021-03-19 21:41:01 | 自然

東の斜面の上り口に、雌のクロモジの木があるのですが、

その片方が枯れているのに気づきました。

元は同じ1本の木から出て来た幹を3本伸ばしていたら、

一昨年の台風で1本根元から折れ、次の1本が枯れたという事です。

昔は竹と杉や檜の山だったので、クロモジはその中でのんびり生きていた。

ところが竹も杉も檜も全部伐られて、太陽さんさんの場所になり、

日陰好きのクロモジは、(生き方を変えないとまずいな)

そう自覚し、木の新陳代謝を早くしたのだと私は想像しています。

枯れた方をちょっと足で押したら、ぽろっと抜けました。

次の世代を育てて、自分の寿命を終わらせる、見事です。

足で押したりしなければ、新しい枝がしっかり根付いた後、

自然に枯れた幹が折れて行ったと思うと、申し訳ない気分です。

新しい枝はまだあるので、このクロモジが絶えることはないはず。

日陰のクロモジはかなりの大木になっても、枯れません。

自然から教えられること、限りなし。

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