稚内駅から納沙布岬へ向かって歩いていた時、鳥がたくさん集まっている所を見ました。
テトラポットの上だけでなく、柵の上に何羽も並んでいます。
そこへカラスが一羽やって来て、海の上で一緒に何か食べているのです。
何でこんなにたくさん、ここへ集まってくるのだろう?
鳴き声から考えて、これがウミネコなんだろうなと思いながら、しばらく眺めていました。
不思議に思って少し進んでいくと、柵の間は人家の方からの排水路になっていました。
茶色く濁った排水にウミネコの好きな餌が混じっているらしく、それをさかんに食べています。
食品工場のような所からの排水なのでしょうか、浄化設備を整えていないということ?
適度な毒ではない排水は鳥の餌や魚の餌になって、豊かな自然の手助けにもなるということでしょうか。
でも、この濁り方は心配です。
よそ者は気がかりですが、地元の人が気づかないはずはないと思うので、やっぱり大丈夫なのかなぁ?
この周辺が餌場になっていることは、糞の多さで分かりました。
駅に近い方では昆布を干してありました。
上からネットをかぶせてあるのは、風に飛ばされないためかと思って聞いてみたら、
平らにした昆布の形を安定させるためだそうです。
昆布を一本ずつ広げて干していき、それが戻らないようネットをかぶせ、ロープを重しにする。
手をかけているんだなあと知りました。
昆布を干してある場所にウミネコが来ないのは、近くに餌場があるからなのかもしれません。
それとも近づかない理由が他にあるのか、今になって気になります。
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