「それは知恵が多ければ悩みが多く、知識を増す者は憂いを増すからである。」 口語訳
「実に、知恵が多くなれば悩みも多くなり、知識を増す者は悲しみを増す。」 新改訳第三版
「知恵が深まれば悩みも深まり/知識が増せば痛みも増す。」 新共同訳
伝道者の書 1章 18節
「実に、知恵が多くなれば悩みも多くなり、知識を増す者は悲しみを増す」とあります。
だからと言って、「知恵や知識を得ても悩みや悲しみを増すだけだから、
そのようなものは必要ない」と考えることは浅はかな考えです。
このことばが意味することは、上からの知恵、神についての知識がなければ、結局のところ、
「新しいもの」に触れることができず、「虚しさ」的な悩みと悲しみしか得られないということなのです。
人類はバベルの塔の如く、知識を蓄え、知恵を増し加えました。
その結果、本当に幸福になったのでしょうか。知らなければそれで済んでいたことを、
知ったために悩みが増し、不安と恐れを抱くようになりました。
それは知識や知恵によって、被造物として神を畏れなくなったからです。
人の知恵や知識は僅かな限られたものでしかなく、
知るべきものも知らない者であることを認めて、謙遜に神を畏れましょう。
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