「 神の愚かさは人よりも賢く、神の弱さは人よりも強いからです。」
コリント人への手紙 第一 1 章 25 節
「 主よ、変えられないものを、受け入れる心の静けさと、変えられるものを、変える勇気と、その両者を見分ける英知を、私にお与えください。 」
これは,二十世紀のアメリカの神学者、ラインホールド・ニーバーが唱えた祈りです。
私たちが日々遭遇する出来事の中には、いくら努力しても変えられないこともあれば、努力さえすれば、変えていけることもあります。
この祈りは、前者を受け入れる「 心の静けさ 」と、後者に毅然と立ち向かっていく 「 勇気 」 と、
その両者を見分ける「 英知 」を神に願っているものです。
私たちも、毎日の生活の中で、心静かに受け入れるべきものと、勇気を持って変えてゆくべきものとを見分けをつけてくれる、真の知恵を神に祈り求めたいものです。
出来ない、そして、失望し恐れがやって来る。恐れることはどこからやって来るのか。人のことは人が、神のことは神が ・・・!!
ヨハネの福音書 11章 38~44 を見て下さい。
そこには石を取り除け、包帯を取り去るのは私たちの仕事、ラザロを生き返らせるのは神の仕事と記されています。
このことを取り間違えますと、思い煩いとなり、悩みの嵐があなたを襲ってくるのです。
神にしか出来ないことと、あなたにしか出来ないことを、よく知ることが出来ますように。