森林

森林の姿をわかりやすく紹介しましょう。
樹木、草本、動物、昆虫など、なんでもあります。

センダンの実

2009年12月19日 | Weblog
センダン科の「センダン」の実です。大木になり木の頂に花をつけるので花の写真を撮るのは難しいです。これは鎌倉のお寺のセンダンの実です。丸い黄色い実です。葉っぱは完全に落ちています。冬の風物詩です。
青空をバックに鮮やかです。実の中に星型(5稜)の種が入っています。種を播くと容易に芽がでます。

「センダンは双葉より香んばし」の栴檀は実は白檀のことだそうです。

この人は 息してるだけ クリスマス(遊仙)

元気な人も元気でない人もいろんな人がこの地球に生活しています。
李白の「春夜宴桃李園序」から
「而(しこう)して浮生(ふせい)は夢の如し
歓(かん)を為すこと幾許(いくばく)ぞ」
すなわち、「人生は夢の如く過ぎ去って 楽しい時も長続きはしない」と言う意味ですが最近この文章がやっと実感されるようになりました。歳を取らないと解らないのです。奥の細道の冒頭にも出てくる有名な文章の一節です。

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ソウギョ

2009年12月18日 | Weblog
コイ科の淡水魚の「ソウギョ」です。草魚と書きます。名前の通り葦(よし)や蒲などの草を食べます。田越川に生息しています。原産は中国で戦前、日本に輸入されたそうです。
中国では食用として養殖されているそうです。

背びれが小さくヒゲがないので鯉と見分けがつきます。体長は1m以上あります。
新逗子駅の近くの橋からよく見られます。逗子の風景の一つです。

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ビャクシン

2009年12月16日 | Weblog
ヒノキ科の「ビャクシン」です。雌雄異株の針葉樹です。通常はウロコ状の葉ですが、針状の葉を持つ枝が見られます。ビャクシンの仲間のカイズカイブキにも針状の葉が見られます。枝を刈り込んだりしたときに現れます。おもしろいですね。
若いヒイラギの葉に針があり年取ると丸くなる現象と似ています。植物の世界の不思議です。
これは鎌倉のお寺の大きなビャクシンです。ビャクシンはお隣の中国では檜と書きます。大陸には日本の檜はないそうです。檜は日本と台湾にしか分布していない樹なんだそうです。

左側に杉の木の葉のようなものがあります。これがビャクシンの針状の葉です。

下の写真は垣根の用途の「カイズカイブキ」です。

カイズカイブキの針状の葉です。


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ハダカホオズキ

2009年12月15日 | Weblog
ナス科の「ハダカホオズキ」です。秋に花が咲き赤い実がなります。液果です。
全草が有毒です。ナス科は有毒の植物が多いです。湿った林縁で見られます。これは、観音崎公園で撮りました。赤い実なのでヒヨドリジョウゴと間違えてしまいました。2010年1月11日開催予定の神奈川県主催「かながわフォレスター教室」のリハーサルの中の観察会でみつけました。

ヒヨドリジョウゴの写真も掲載します。こちらもナス科で有毒です。お口に入れないようにしましょう。本当にヒヨドリは食べるのでしょうか。赤い実はまん丸です。


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ツルソバ

2009年12月14日 | Weblog
タデ科の「ツルソバ」です。つる性の植物です。白い花が咲き、黒い実が生っていました。観音崎公園の海岸で撮りました。暖かい地方の海岸に分布しているそうです。海岸植物なんですね。

黒い実です。液果です。

葉っぱは丸っこいです。


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ホラシノブ

2009年12月13日 | Weblog
ホングウシダ科の「ホラシノブ」です。
葉の先が丸いのが特徴です。秋には紅葉するシダです。洞の近所の羊歯という意味だそうです。「ホウライシダ」や「タチシノブ」にも似ていますが葉の形が微妙に異なります。

比較的良く目にするシダです。東北南部から九州まで分布しているそうです。
これは神奈川県三浦半島の観音崎で撮りました。
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四季咲きバラ

2009年12月12日 | Weblog
バラ科の「四季咲きバラ」です。挿し木で育ててからようやく花が10個以上つくようになりました。このバラは香が良いのと淡い清楚な色が特徴です。
肥料をあげるとそれに応えるかのように沢山花を咲かせるようです。バラはグルメです。


古郷(ふるさと)や よるもさわるも 茨(ばら)の花(小林一茶)

薔薇は夏の季語です。
しかしこの薔薇は冬でも咲きます。


下のボタンを押してみてください。
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リョウブ

2009年12月11日 | Weblog
リョウブ科の「リョウブ」です。木肌が百日紅(さるすべり)に似ています。九州から北海道まで分布しているそうです。「令部」と書きます。飢饉の際に法令で採集と貯蔵を命じられた樹だそうです。細長い総状花序の白い花が咲きます。この葉の紅葉が美しいので掲載しました。近所の公園の植栽木です。

12月に入ってから赤くなりました。

リョウブの実です。

リョウブは山梨県の山の中にも沢山植栽されていました。こんなに葉っぱが紅葉するとは思わなかったのでしばらく名前がわかりませんでした。最近は公園にも珍しい木を植えています。
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ソヨゴ

2009年12月10日 | Weblog
モチノキ科の「ソヨゴ」です。「冬青」と書いてそよごと読みます。常緑樹です。
葉っぱが風にそよそよと戦(そよ)ぐことからこの名前になりました。葉の縁がへろへろと波打っているのが特徴です。赤い実には長い柄がついています。

赤い実は直径8mm位です。


赤い実の そよごも見える 山の里(遊仙)

今時分近所で、赤い実で代表的なのは、クロガネモチ、サンキライ(サルトリイバラ)、ソヨゴ、カマツカ、ピラカンサ、モチノキ、ナンテン、ハナミズキなどです。
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ヒイラギ

2009年12月09日 | Weblog
モクセイ科の「ヒイラギ」です。とりたてて珍しい木ではありませんが、若いときと年取ってきてからと葉の形が変わってくる特徴を持っています。カイズカイブキ、ヒノキも若い木は杉の木のような鋭い棘があります。ヒイラギの葉も若いときは大きな棘がありますが、高齢の木になると葉の縁が丸くなります。最近気がつきました。遅い!これは東逗子の駅前で撮りました。曽我梅林の近くの曽我兄弟所縁(ゆかり)のお寺の庭にも大きなヒイラギの木があります。これもぎざぎざが取れています。
ヒイラギの香の良い花です。葉っぱは縁が丸いです。

先端だけ尖っています。

尖った葉も混在している様子です。


柊の 知らぬことのみ 多かりき(遊仙)

柊の花は冬の季語です。
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