まずは、トロッコ列車に乗って、その後、嵯峨野を散策しました。日本で唯一の髪の神様「御髪神社」と「野宮神社」を先にご案内しました。【前ブログ】
続いて、トロッコ嵐山駅で降りて、嵯峨野の竹林を歩いてすぐのところにある「大河内山荘(おおこうちさんそう)」をご案内します。
大河内山荘は、時代劇の名優、大河内傳次郎氏(おおこうちでんじろう:1898~1962)が、昭和6年(34歳)から64歳で逝去するまでの30年の歳月にわたり、美を求めて創り上げた庭園で、国指定文化財となっています。
庭は、回遊式借景庭園で、数多くの松、桜、楓が四季を彩っています。今は、つつじが見頃を終えたところで、新緑がとてもきれいでした。
山荘内は思ったより山が深いです。足元が整備されていますが、坂がきつい所もあり、ハイヒールなどはおすすめしません。場所柄、若い女性も多いので、ハイヒールの人を何人も見かけましたが・・・。
2ヶ所ある展望台からは、嵐峡や市内を見渡すことができます。
大河内傳次郎記念館もあり、屋外にオープン展示されています。入口の大きな水がめに赤い金魚が1匹泳いでいました。
入山料金には、お抹茶席が含まれています。お菓子は、確か・・・鶴屋吉信製の最中でした。
私がお抹茶を頂いている間、まじくんは大好きなお絵かきです。今回は、竹ともみじを描いたようです。
この山荘を創った大河内傳次郎氏のことを、私もまじくんも全く知りませんが、こうやって時代を超えて大河内氏が追及した「美」を体感できるのは、とてもうれしいです。敷地内は驚くほどきれいに整備されていて、雑草ひとつ生えてないです。(もちろん雑草も生えていますけど、なんだか芸術的なんです)この清潔感と鮮やかな新緑で、とっても清々しい気分になりました。
大河内山荘:入山料金(大人1,000円・小学生500円)
京都市右京区嵯峨小倉山 075-872-2233 年中無休 公開時間9:00~5:00
この後は、嵯峨野のおいしいカレーをご紹介します。
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