まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都「本願寺」伝灯奉告法要:特別公開「飛雲閣 慶讃茶席」へ行ってきました。

2017年03月14日 | 京都市下京区

先日、本願寺へ行ってきました。現在、新しい門主の代替わりを奉告する「伝灯奉告法要」が2016年10月から2017年5月31日まで行われています。その期間中、10期に分けて「書院・飛雲閣の特別一般公開」が行われています。飛雲閣は、三層からなる楼閣(ろうかく)建築で国宝に指定されています。金閣、銀閣とともに京都三名閣の一つで、秀吉が建てた聚楽第(じゅらくだい)の一部が移築されたものともいわれています。はっきりとした移築時期は分かりませんが、付属された建物の墨書きに寛永5年とあるそうですから少なくともその時代の前の建物であることは確かです。なお、寛永5年は、わかりやすくいうと徳川家光の時代です。

飛雲閣は、本願寺の総門をくぐって左手(南東)にあります。非公開の場所で、通常は塀越しにその姿を見るのみです。装飾の美しい鐘楼の右奥に飛雲閣の2層、3層が見えます。2層目の板戸には平安装束の三十六歌仙の絵が見えます。(板戸はレプリカで通常も見れます)今回は、法要に合わせての一般公開で、誰でも自由に塀の中へ入り池越しに飛雲閣を見る事ができます。塀の外からは見る事ができない一層目は白い障子戸で囲まれていて、その白い障子が池に映り雲の上に建物があるように見えることが飛雲閣の名の由来となっているそうです。*公開場所の撮影は一切できません。

無料での公開は外からのみですが、慶讃茶席に参加すると、飛雲閣内部で行われるお茶会に参加することができます。(午前中、1日限定400名、懇志:2,000円*熊本地震災害義援金となります)国宝御影堂の前にある特設の「おてらカフェ&まるしぇ内」にて受付をします。

 

受付を済ませ、時間になると案内があり、内部に入ります。で・・・その先は一切撮影禁止です。このお茶会は作法も気にしなくてもよいので気軽に参加できます。ちなみに、受付のあるおてらカフェは以前、おいしいランチをご紹介しています。前ぶろぐ

 

飛雲閣の前には池があり、石の橋を渡って建物内部に入ります。お茶会が行われるのは1層目の部屋で、着席するとお菓子が運ばれ、お抹茶を頂きます。その後建物の詳細説明があり、琴の演奏が行われます。そのあと、再び説明があり解散です。所要時間は20分ほどです。帰り際に、建物の内部(一層のみ)を間近に見る事も出来ます。池から舟で直接建物内に入る舟入りの間もあります。現在の池はとても小さいので舟は使えそうもない感じです。

本願寺 http://www.hongwanji.or.jp/ 参拝自由 法要期間は一般車駐車場が使用できないことがあります。周辺のコインパーキングなどをご利用ください。

書院・飛雲閣特別公開の日程、時間はサイト または、ちらしクリック拡大にててご確認ください。

この後は書院公開の様子をご報告します。次のぶろぐにて。

本願寺門前のまち歩き・・・以前ご紹介しています。【前ぶろぐ】 



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