今日の京都は絶好のお花見日和!トミーズツアーの「醍醐寺しだれ桜」のツアーの現地ガイドをさせていただきました。醍醐寺は、弘法大師の孫弟子「理源大師・聖宝」が貞観16年(874)に創建された真言宗醍醐寺派の総本山です。慶長3年(1598)の春に豊臣秀吉が醍醐の花見を行った場所として知られています。平成6年には、ユネスコの「世界文化遺産」になっています。右下写真:醍醐寺総門のしだれ桜は散り始め、紅しだれ桜は咲き初めでした。
例年なら、観光バスであっても駐車場に止めるのが難しいほどの人出ですが、今年の醍醐寺は例年より1週間早めで見頃を迎えているためか、事前に出発日設定をする団体客が少なく、思っていたよりは人が少なかったです。・・・とはいえ、結構な人でしたけど(^^;)
総門をくぐってすぐ、ソメイヨシノは5分~7分咲きほどでした。(このあたりは自由に散策できます)その他、有料区域になりますが醍醐寺には見所が4ヶ所あります。(1)庭園が見事な三宝院(2)寺宝と桜が見事な霊宝館(3)下醍醐:国宝の金堂を含め五重塔、弁天堂など(伽藍)(4)上醍醐:創建の起源となった醍醐水、開山堂などです。(上醍醐は軽く登山気分・・・)
左下写真:今日は、三宝院の前のしだれ桜が満開を迎えて見事でした。三宝院は、歴代座主が居住する坊で、慶長3年(1598)、豊臣秀吉が「醍醐の花見」に際して、自ら基本設計した庭園を見ることができます。(内部、庭園の写真撮影はできません。庭園に桜はありません。)右下写真:三宝院の奥にある「憲深林苑」の桜も見頃でした。ここでは、お抹茶や桜アイスを頂くことができます。(500円)
毎年、いち早く桜の開花が始まる「霊宝館」にある、豊臣秀吉が行った「醍醐の花見」の際に眺めたしだれ桜の三代目の桜です。↓すでに散り始めていました。そろそろ見頃終了です。見頃の様子は【2013/3/22ぶろぐ】にて。
その代わりに、霊宝館敷地内のしだれ桜があちこち満開でした。右下写真:桜越しに見えるのは、三宝院の国宝「唐門」です。平成22年7月、約1年半をかけ、往時の壮麗な姿に修復されたためピカピカです。
霊宝館では、現在、長谷川等伯の襖絵や国宝薬師三尊像などたくさんの寺宝が展示されています。休憩室から眺める景色も美しいです。(写真撮影NG)
続いて「下醍醐」国宝の金堂を含め五重塔、弁天堂など(伽藍)です。左下写真:平安後期の仁王像が安置されている西大門付近の桜は5分~7分咲きです。右下写真:金堂(国宝)の横のしだれ桜は満開を過ぎていました。金堂は醍醐寺の中心のお堂で、安置されている薬師如来坐像が醍醐寺のご本尊です。
金堂前にはお土産店も出ていました。五重塔の周辺のしだれ桜も見頃を迎えています。紅しだれ桜は咲き始め、八重桜はつぼみでした。
観音堂、弁天堂周辺の桜も見頃でした。
醍醐寺 http://www.daigoji.or.jp/ 拝観所要時間:90分~(3ヶ所拝観の場合)
拝観料は各所大人600円、中高300円です。2ヶ所拝観1,000円(500円) 3ヶ所拝観1,500円(750円)の共通券もあります。小学生以下は無料です。
醍醐寺には駐車場があります。(700円)ただし、ピーク時は、ほとんど停めることができません。また、探せば私営の駐車場(1,000円~2,000円ぐらい)が少しあります。ただしこちらもピーク時は満車です。公共交通機関がおススメです。地下鉄醍醐駅から徒歩10分弱です。
醍醐寺の桜は以前もご紹介しています。【13/3/22】【12/4/8】【11/4/09】にて。下醍醐、上醍醐もご案内しています。【08/04/02】【07/04/03】【10/04/06】【10/04/06】【11/4/09】歴史&紅葉は【06/11/26】
醍醐寺の後、ツアーは宇治へ向かいました。次のぶろぐにて。京都の桜ぶろぐは【カテゴリ:桜】にて。
ここのお花見はなんか、気分がすきっ!とします。