まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

カレンダーの中を旅する:紅葉の醍醐寺

2006年11月26日 | 京都市伏見区

今年の6月から我が家の定番になっている「カレンダーの旅」。10月のカレンダーに登場する醍醐寺へいきました。

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私とまじくんとのカレンダーの旅のルールは、その月のうちにカレンダーの写真と同じ場所に出かけて、写真をとるというものです。まじくんが、カレンダーの中に入るためです過去の旅参照

紅葉の醍醐寺「弁天堂」。でも、10月にはこの紅葉は無理・・・ということで、やっと昨日(11月25日)出かけました。今回は、土曜日ということもあり、パパも一緒です。

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醍醐寺は、弘法大師の孫弟子「理源大師・聖宝」が貞観16年(874)に創建された真言宗醍醐寺派の総本山です。開創後、醍醐・朱雀・村上の三代にわたる天皇の深い帰依により、山上に薬師堂、五大堂、山下に釈迦堂、法華三昧堂五重塔などが次々に建設され、山上(上醍醐)・山下(下醍醐)にまたがる大伽藍が完成しました。しかし、長い歴史の中で何度も火災にあり、応仁の乱(1467~1477年)で、五重塔を残して下醍醐は焼失、上醍醐も荒廃し、長らく復興にいたりませんでした。しかし、慶長3年(1598)の春、豊臣秀吉が開いた「醍醐の花見」によって再建されました。平成6年には、ユネスコの「世界文化遺産」になっています。

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駐車場(700円)に車を入れて、境内へ。桜の名所ということもあり、桜の木がたくさん。しかし、桜の紅葉の盛りは過ぎています。境内には、雨月茶屋のほかに、お土産やそばうどんの屋台などがたくさん出ていました。まじくんは、甘いタレときな粉のみたらしだんご(3本250円)を気に入り、行きと帰りで合計4本も食べました。

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広い醍醐寺、見たいところはたくさんあるけど、やはり目的は、カレンダーの場所の弁天堂。西大門をくぐって、国宝の金堂や五重塔などを拝観できる「伽藍」の拝観(600円)を選びました。

残念ながら、豊臣秀頼が再建した西大門は修復中でシートで覆われていました。強風で倒れる危険ありと、書いてありました・・・ホントかな。(^^;)

そーっと、西大門をくぐると、もみじのトンネルが出迎え、そして金堂へ。

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金堂は、過去に2回焼失し、現在のものは、豊臣秀吉の命のより紀州(和歌山)から移築が計画され秀頼の時代に完成したものです。この金堂が、醍醐寺の中心のお堂で、安置されている薬師如来坐像がご本尊です。まじくん曰くお目目パッチリの仏像です。

Dsc01193金堂の中で、おみくじを引くことが出来ます。(100円) まじくんは、初めてのおみくじ体験です。中には、縁起物が一体納められています。まじくんの引いたのは、小吉で、納められていたのは「無事かえる」でした。幸せをもたらし、願いをかなえてくれ るそうです。楽しみ。(^m^)

引いたおみくじを結んだ後は、五重塔を横目に、弁天堂のほうへ。途中には、修行の場である伝法学院(非公開・写真左下)鐘楼堂(写真右下)などがあります。

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やっとたどり着いた「弁天堂」は、音楽などの学芸や知識の女神である弁財天が祀られています。この季節には、もみじやイチョウが色づき、朱塗りのお堂が水面とよく合う紅葉の名所となっています。写真左下が大講堂、右下が弁天堂です。

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カレンダーと同じところを探しますが・・・なぜか、この木だけが紅葉の盛りが終わっていました。不思議です???でも、写真を撮って、その後は大好きなスケッチ。

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出来上がった絵は、池に泳ぐ大きな鯉と、もみじがしっかり描かれていました。

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醍醐寺は、伽藍の他に、豊臣秀吉が設計した庭園のある三宝院を拝観することができます。(600円)また、雨月茶屋での醍醐料理もおいしそうです。こちらは、次の機会に。