まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都の花ウオッチング(6/15)東林院:沙羅の花を愛でる会(1)

2007年06月16日 | 京都市右京区

昨日、妙心寺の塔頭:東林院(とうりんいん)の沙羅双樹(さらそうじゅ)の花を愛でる会へ行ってきました。

東林院は、享禄4年(1531)に細川氏綱が父の菩提を弔うため上京区に建てた三友院が起源で、その後(1556)、山名豊国が妙心寺山内に移し、東林院と改めたものです。基本的に非公開ですが、毎年1月の「小豆粥の会」、6月の「沙羅の花を愛でる会」など年間を通じて行事があり、その際に公開されています。また精進料理も有名で、宿坊もあります。ご住職の西川玄房氏のお料理本もいろいろあります。

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沙羅双樹は、お釈迦様が入定(にゅうじょう)されたとき、いっせいに花が開きその死を悲しんだといわれる仏教にゆかりの深い花です。インドと日本の沙羅双樹は種類が違うそうですが、椿に似た五弁の花は、朝に咲き夕に散り行く1日花で、はかなさの象徴として平家物語にも登場します。

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庭には樹齢350年の大木があったのですが、残念ながら3年ほど前に枯れてしまったそうです。今は、その場所には、数珠をかけた枯れ木が立っています。周辺には、種から育成した2代目、自然発生した2代目が花を咲かせています。

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また、すでに3代目もかわいい芽を出しています。枯れてしまった木を使って住職が彫られた観音様や灰を釉薬として使ったお茶碗もあります。

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拝観料は1,580円で、お抹茶がつきます。お菓子は白と黄色の沙羅の花のイメージで、鼓月さんのものです。ふわっとした餡がとてもおいしかったです。(お花のみの鑑賞はできません。)

 

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訪ねたのは、10時頃でしたが、すでに団体さんや拝観の方がいっぱいでした。それでも、説法や聞きながら心静かに時を過ごすことが出来ました。愛でる会は30日まで開催されています。見頃は20日頃だそうです。

この後は、そのほかの見所をご紹介します。次のブログにて。

東林院 京都市右京区花園妙心寺町59 TEL075-463-1334


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