まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

「五山送り火」嵐山&御苑で見てきました。いや、見えなかった。

2016年08月17日 | 京都の祭

昨日は、五山送り火でした。―般的に、送り火そのものはお盆の翌日に行なわれる仏教的行事で、ふたたび冥府にかえる精霊を送るという意昧をもつものです。

京都五山送り火は、山の火床に点火・・・東山如意ケ嶽の「大文字」、金閣寺附近の大北山(大文字山)の「左大文字」、松ケ崎西山(万灯籠山)と東山(大黒天山)の「妙法」、西賀茂船山の「船形」および上嵯峨仙翁寺山(万灯籠山・曼荼羅山)の「鳥居形」があり、これを京都五山送り火とよんでいます。*火の形は6種類です。始まりは平安初期、室町中期、江戸初期と諸説あり、京都の大きな行事にもかかわらず、はっきりしていないのだそうです。

送り火をどこで見ようか?と毎年考えます。今年は、サイパンでレストランをしているの私の兄が京都へ来ていたので、せっかくなら長時間楽しめる嵐山の灯篭流し越しの鳥居形を見ようと決めました。その前に、先月、通年公開【前ぶろぐ】が始まった京都御所へ案内。ついでに、御所内の大文字が見えるスポットも見てきました。この場所から見るのは「大」のみですが、はっきりくっきり見えるし、まさに「大文字送り火」って感じで満足感があります。【前ぶろぐこの写真を撮ったのは午後4時半頃、まだまだ良い天気でした。

そして、5時過ぎに嵐山に到着。灯篭流しの受付も行われていました。(受付は誰でもOK)人もぼちぼち増えはじめ、中之島公園、河川敷にもたくさんの人がいました。 *19:00をすぎると周辺が通行止めになり、21時半ぐらいまで駐車場に入れた車を出すことができなくなります。

灯篭流しの前に、夕食を頂きました。安珠(あんじゅ)」さんの萩御膳(3,240円)です。京都牛ステーキに、湯豆腐、生麩田楽、生湯葉などが付いています。ここの豆腐は富山県産大豆を使用しているそうです。観光地なので、お値段はすこし高め、味は濃いめかな~。

その後、桂川へ・・・。川渡りしてる人もいました。実際にやってみましたが、けっこう危なかった(^^;)なんとか無事に向こう岸に到着しました。鳥居形が点火される曼荼羅山も見えます。点火が楽しみ・・・でも、向こう岸についた頃には、なんだか雲行きが怪しくなって、雨がポツポツ降り始めました。このまま嵐山で見ててもいいけど、もしかして雨が激しくなって、ずぶ濡れのまま嵐山で送り火を見てても、9時半過ぎじゃないと車も出せないし、ちょっと大変なことになるかも?と、急きょ、車を出して、御所で見学することに予定変更しました。車を出したのは7時前、ギリギリの選択でした。

その選択が正しかった?のか、7時を過ぎて、ゲリラ豪雨のような、ものすごい雨になりました。京都あちこちに警報も発令され、大変なことに!すでに、送り火の準備も進められているから中止になることはないでしょうけど、果たして点火できるのか?そういえば、一昨年もこんな状態でした。ただ一昨年は午後からものすごい雨が降り始め、あちこち警報が発令されたものの、点火時間には晴れたんですよね~。この年はツアーのお客様を案内して出町柳で見学しました。【前ぶろぐ

昨日は、結局点火時間になっても雨が止まず、止まないどころかますます強くなり・・御苑で送り火を見学しようと駐車場に待機していた観光バスも、点火時間ぎりぎりまでお客さんをバスの中に待機させていました。ちなみに、今年のトミーズツアーは、カレンダーの並びで翌日から仕事の人が多いと予想し、送り火ツアーは企画していませんでした。ホッ。(^^;)

点火時間を過ぎても、御所からは全く送り火が見えず、みなさんすぐに駐車場へと戻ってこられました。うちは、車の中に傘が一本しかなかったので、点火の様子を車内のテレビで確認してから兄が代表して見に行きましたが、やはり何も見えず・・・。駐車場から見学場所までは暗闇で、あちこちに深い水溜りができていて、たくさんの人が足首まで水に浸かって大変なことになっていたそうです。

↑今朝の京都新聞です。一番の見学スポット出町栁から見ても「大」はかすか・・・ですから、御苑からは見えないのも仕方ないですね。点火する山によって火床の形も違うし、気象条件も違うのか?はっきり見えるものもあったようです。なにはともあれ、無事に履行されてよかったです。従事された皆様お疲れ様でした。ありがとうございました。ちなみに、豪雨による影響では、昭和38年(1963)に翌日に「大」のみ点火されたことがあるそうです。

五山送り火 https://www.kyokanko.or.jp/okuribi/index.html

過去にもアップしています。 京都御苑前ぶろぐ】、出町柳前ぶろぐ】 我が家の近所の西高瀬川にかかる橋前ぶろぐ】 「大」の如意ヶ嶽登山も、以前ご紹介しています。【前ぶろぐ

 



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