まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

祇園祭「後祭」山鉾巡行2016を見てきました。

2016年07月25日 | 京都の祭

今年も祇園祭の後祭の山鉾巡行を見てきました。山鉾巡行は17日の前祭(さきまつり)と、24日の後祭(あとまつり)(+花傘巡行)に分けて行われます。(2014年に後祭復活)前のぶろぐでもお伝えしましたが、今年は、大船鉾の先頭の龍頭が152年ぶりに復活しました。なんだかミツハシさんの宣伝みたいな写真が撮れました。↓(^m^)↓

今年はどこで見ようかな?でも、軽く夏バテだしやめようかな…でも、龍頭をつけて進む姿が見たい・・・と、モタモタしてて、結局、御池通に着いたのは9時50分ぐらいでした。人出はまずまず・・・。気候も、からっとして、祇園祭の巡行の日としては、近年まれなくらい、爽やかでした。

巡行開始は9時30分です。私が到着したときは、御池通に10基すべての山鉾が並んでるところでした。・・・で、最後尾を行く大船鉾を一番最初に見ることができました。(^^;)大船鉾は、幕末の蛤御門の変で龍頭とともに焼失し長らく休み鉾になっていましたが、一昨年、後祭とともに復活しました。焼失以前は大船鉾の先頭には大金平【一昨年ぶろぐ参照】と、龍頭と1年おきに飾られていたのだそうです。なお、龍頭は東山にある瀧尾神社【前ぶろぐ】の寄進だそうです。

目的の大船鉾の龍頭を見たので、帰ろうかな・・・と思いつつ、せっかくなので見れるまで見ようと、巡行の後ろから追いかけることにしました。追いかけるとはいえ、のんびり動くイメージのある山鉾ですが、動き始めると速足でなんとか追いつくぐらいのスピードです。

9番目の「鯉山」までようやく追いつきました。左甚五郎作の木彫りの鯉が飾られています。黄河の中流にある竜門の滝は地勢が険しく魚類はさかのぼれませんが、これをのぼりきった魚は龍となって昇天するという話を表しています。懸想品は16世紀のベルギー製の絨毯です。

8番目の「八幡山」です。町内守護の八幡社を勧請する山で、鳥居には左甚五郎の作といわれる雄雌の鳩が飾ってあります。授与品の鳩笛や鳩鈴は夜泣き封じとして信仰を集めています。ポケモンGOではないですが・・・山鉾はよくみるとあちこち何かが隠れています。(^^;)

7番目の「鈴鹿山」です。御神体は山鉾中で随一の美女像として名高い鈴鹿明神という女神です。(巡行中は神面をつけているため素顔は見えません)らくだの前掛がエキゾチック~。真松にはたくさんの絵馬が吊るされています。絵馬は巡行後、町内に盗難除けのお守りとして授与されるそうです。

御池通も市役所前あたりまで来ると、歩くのがやっとの人になってきました。途中、花壇で祇園祭の花といわれる「ひおうぎ」の花が咲いていました。葉が扇を広げたような姿なので、その名が付きましたが、花は六弁のオレンジ色です。

市役所前では巡行の順番を確認する「くじ改め」が行われています。奉行役は京都市長さんです。一昨年、詳しくご紹介しています。【前ぶろぐ】なお、後祭の山鉾は、各町を出発、御池通りを東、河原町通を南下、四条通を西へ巡行し各町内へ戻ります。17日に行われる前祭巡行と逆回りとなります。

6番目の「南観音山」です。くじとらずで順番は必ず6番目、楊柳観音を祀っています。続いて、5番目の「黒主山」です。御神体は平安時代の歌人、大伴黒主で、桜を見上げている風情を表しています。桜花は翌年の厄除け粽に添えて授与されます。南側から見ると御神体とかが反対側だし、このあたりから、いよいよ追いつけなくなってきました。(^^;)

とりあえず、南観音山の辻回しを遠目に見て・・・

四条通へ先回りして、山鉾巡行の先頭を迎えに行くことにしました。詳細は次のぶろぐにて。

祇園祭 https://www.kyokanko.or.jp/gion/index.html

祇園祭の昨年の様子は前ぶろぐにて。 2015前祭  後祭

2014前祭:町会所・ご朱印めぐり 山鉾巡行 (1) (2) (3)

2014後祭:ご朱印めぐり 2014(1) (2) (3)花傘巡行



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