まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都花景色:東林院「沙羅の花を愛でる会」行ってきました。(2014/6/20)

2014年06月20日 | 京都市右京区

今日は、妙心寺の塔頭:東林院(とうりんいん)の沙羅双樹(さらそうじゅ)の花を愛でる会へ行ってきました。今年は6月15日から30日まで開催されています。妙心寺(みょうしんじ)は、臨済宗妙心寺派の大本山で、46の塔頭(たっちゅう)をもつ京都最大の禅寺です。南総門から入って東へ案内板を頼りに歩くとあります。(広いので迷子にならないでくださいね)

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東林院は、享禄4年(1531)に細川氏綱が父の菩提を弔うため上京区に建てた三友院が起源で、その後(1556)、山名豊国が妙心寺山内に移し、東林院と改めたものです。基本的に非公開ですが、毎年1月の「小豆粥の会」、6月の「沙羅の花を愛でる会」など年間を通じていくつかの行事があり、その際に公開されています。またここは精進料理も有名で、宿坊もあります。精進料理(4,000円~6,000円)は3名から2日前まで予約です。宿坊は(朝食付)5,400円、(1泊2食)6,480円です。

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「沙羅の花を愛でる会」は(今年は値上がりし)拝観+お抹茶で1,600円、拝観+お抹茶+精進料理付で5,950円です。少々高めなんですけど・・・なぜか毎年出かけてしまう魅力があります。(^^)精進料理は昨年ご紹介しています。【前ぶろぐ

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本堂に入ると、ちょうど、説法が行われていました。(説法は人数を見て随時行われます)受付を済ませると、説法の途中でも名前が呼ばれ、お抹茶と沙羅の花の生菓子が運ばれてきます。(お菓子は鼓月さんのものでした。先日、水無月をご紹介しています。)なお、私が訪ねたのは・・・サッカーの日本VSギリシャ戦を見てから準備して出かけたので(^^;)9:50頃でした。めでたく勝利したら即出かけよう!って思ってんですが・・・引き分けだったので時間がかかってしまいました。(TmT)

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庭の真ん中には、以前は、樹齢350年ほどの沙羅の古木がありました。それが数年前に枯れて幹が残っていた【前ぶろぐ】のですが、それも根腐れして撤去され、今は十数本の沙羅双樹の木が育っています。手前の大きなキノコのような木は木斛(もっこく)という木です。背が高くなる庭木ですが剪定されているため、この姿です。お寺の創建時からこの庭にあったそうです。

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沙羅双樹は、お釈迦様が入定(にゅうじょう)されたとき、いっせいに花が開きその死を悲しんだといわれる仏教にゆかりの深い花です。インドと日本の沙羅双樹は種類が違うそうですが、椿に似た五弁の花は、朝に咲き夕に散り行く1日花で、はかなさの象徴として平家物語にも登場します。

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今年は雨が少ないからか、開花が進んでないような?花が小さめのような?そんな感じでした。庭にはキジバトも遊びに来ていました。ちょこちょこと歩く姿がかわいかったです。

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本堂横にも沙羅の花がたくさんあります。こちらの方が、前庭よりたくさん咲いていました。

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沙羅双樹の足元には、狛犬さんがたくさんいました。昨年は見なかったような・・・。毎年訪ねるたびに、若木か育っていたり、落ちた花の数が多かったり、少なかったり・・・自分だけが感じる少しの変化がとても楽しくて、つい出かけてしまいます。

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以前、古木に掛けられていた数珠が井戸の上に置かれていました。沙羅の古木で作られたものです。

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妙心寺塔頭 東林院「沙羅の花を愛でる会」

お抹茶付:1,600円  お抹茶と精進料理付:5,950円 拝観のみは不可
日時:2014年6月15日~30日 9:30~16:00 所要時間:20分~

妙心寺 http://www.myoshinji.or.jp/index.html 参拝者用駐車場有

妙心寺山内はよく訪ねています。退蔵院の桜(2014)  大法院 龍泉菴 聖澤院 大庫裏・経蔵・東海庵 三門 衡梅院 大法院(紅葉) 退蔵院 東林院 小豆粥で初春を祝う会 沙羅の花を愛でる会