まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都の桜:妙心寺の塔頭「退蔵院」(2014/4/14)紅しだれ桜

2014年04月16日 | 京都市右京区

一昨日、洛北の名刹「常照皇寺」へ出かけました。その帰りに妙心寺の塔頭「退蔵院(たいぞういん)」へ寄ってきました。退蔵院は、室町時代に妙心寺第3世の無因宗因禅師を開山として建立されました。妙心寺の総門をくぐって左側へ歩いてすぐ、案内があります。

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門をくぐって、まず庭園「余香園」から拝観します。(以前は本堂から拝観だった気がします)四季折々の樹木や草花が華やぎを添える池泉回遊式庭園です。入口の門には「ナマズ」の飾りがあります。門をくぐると大きな紅しだれ桜が迎えてくれます。

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満開を過ぎ散り始めていましたが、十分見頃でした。

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桜の両脇は、日の当たる白砂の「陽の庭」と黒砂の「陰の庭」があります。

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庭の中央紅しだれ桜は満開でした。

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お茶席「大休庵」でお抹茶を頂けます。(一服500円・拝観料500円が別途かかります)茶席からは庭を楽しめます。

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お抹茶にオリジナルの「瓢鮎菓子」がついています。このお菓子、結構おいしいです。(^^)売店で6個1300円で販売されています。

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庭園は造園家・中根金作氏の設計によるものです。伝統的な造園手法を基盤とした厳しさの中にも優雅さを含む昭和の名園です。正面から庭園を見渡すと、奥行きが生まれ、庭園が実際よりかなり広く感じます。

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お庭を楽しんだ後は、本堂に参拝します。本堂には国宝に指定されている日本最古の水墨画『瓢鮎図(ひょうねんず)』のレプリカが展示されています。ぬるぬるのナマズを瓢箪でどう捕まえるか?という禅機画(ぜんきが:善の悟りの契機を描いた絵)です。*鯰は日本の文字で、中国ではナマズの事を鮎と表します。

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4月20日まで、本堂内部が特別公開されています。本堂内部から「元信の庭」の眺めも楽しめます。庭の背景には、やぶ椿、松、槇、もっこく、かなめもち 等、常緑樹を主に植え、一年中変わらない美しさ「不変の美」を求めた庭だそうです。

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境内には黒椿山吹もきれいに咲いていました。

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退蔵院 http://www.taizoin.com/

拝観料:500円 拝観所要時間:30分~ 以前もご紹介しています。【前ぶろぐ

妙心寺 http://www.myoshinji.or.jp/index.html 参拝者用駐車場有

妙心寺山内はよく訪ねています。大法院 龍泉菴 聖澤院 大庫裏・経蔵・東海庵 三門 衡梅院 大法院(紅葉) 退蔵院 東林院 小豆粥で初春を祝う会 沙羅の花を愛でる会