まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

無事に終了!京都「地蔵盆」

2010年08月25日 | 京都市南区

もうすぐ9月なのに、毎日暑い日が続いていますね。まじくんは、昨日で夏休みが終了し、今日から登校しました。母はやっと、すっきり~。\(^^)/ちなみに、京都市の小学校は2期制(前期・後期)で夏休みが少なめです。その代わり10月頃、数日だけ秋休みがあります。昨年は富山に帰省しました。【前ぶろぐ

先日(22日・23日)町内の地蔵盆を行いました。地蔵盆は、地蔵菩薩の縁日で、路傍や辻に祀られている地蔵さんのお祭りです。全国各地に地蔵盆の風習がありますが、とくに京都や大阪が盛んだそうです。地域によって、内容は多少違いますが、お地蔵さんを清め新しいよだれかけを奉納し、お供え物をします。私の町内では、いつもは祠に祭られているお地蔵さんを、地蔵盆が行われる場所へ移し、清め新しいよだれかけを奉納し、お供え物をして2日間お参りをします。詳細は【前ぶろぐ】にて。

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お地蔵さんは子供の守神、地蔵盆は子供のためのお祭りです。日中は、子供たちがお地蔵さんにお参りしたあと、おかしを貰ったり、ゲームや福引をしたりして、賑やかに遊びます。多少うるさくても「子たちが賑やかやし、お地蔵さんも喜んではるわ。」と、普段は顔をしかめる大人たちも満足そうです。夜は、大人たちが集まって御経を唱えます。この間は、子供たちも一緒にお参り・・・と、いいたいところですが、じきに飽きて遊び始めます。(^^;)

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読経の邪魔になってはと、その間、子供たちを引き連れてすぐ近くの「浄禅寺(じょうぜんじ)」までお参りに行きました。ここは六地蔵めぐりのひとつの鳥羽地蔵が祀られているお寺で、文覚上人(平安末~鎌倉時代の僧)が開基の古いお寺です。普段は、地蔵堂に祀られているお地蔵さんを地蔵盆の日は直接見ることができます。白いお顔のとても美しい地蔵尊です。境内には「袈裟御前の首塚」などがあります。*袈裟御前は、文覚上人が横恋慕した人妻で、文覚上人が誤って殺してしまったことから出家をします。

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地蔵盆は、時代とともに廃止や日程変更している町内が多い中、うちの町内は日程も内容も変えず淡々と行われています。町内が羅城門【前ぶろぐ】から南に下がった街道沿い(鳥羽街道・鳥羽作道)という場所柄、古くから住んでいる人が多く、ほとんど顔見知りです。子供が10人足らずと少なくて寂しいですが、かえってまとまりがよいのが、幸いしているのかもしれませんね。