まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

東寺と西寺・・・現在の様子は?

2009年09月22日 | 京都市南区

昨日は、東寺の弘法市でした。朝早めに親子で自転車で出かけ、楽しんだ後は、西寺の跡地にある「唐橋西寺公園」へ寄りました。西寺とは、平安遷都後まもなく(796)の頃、平安京の入り口にある羅城門の西側に、東寺と対称に建てられた官寺です。しかし、西寺は、東寺に比べ早くから衰退し、天福元年(1233)には、塔も焼失し、以降再興されることなく埋もれてしまいました。

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現在、公園の中央にある土塁の下に、講堂跡があるそうです。近年、数多くの発掘調査が実施され、一辺が22メートルもある市内でも最大級の井戸跡が見つかっています。22メートルもあったら、井戸というより「ため池」の様ですね。(@Д@;)

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公園の説明看板です。クリックで拡大します。

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公園といっても、遊具などはほとんどありません。でも、土塁の斜面の草には、虫がたくさんいて、子供たちが虫取りに夢中でした。2本の大きな榎木の木陰にはベンチがひとつだけあります。

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周辺の花壇にはコスモスがきれいに咲いていました。

西寺から、東寺の五重塔が見えるかな?と土塁の上から遠くを見てみましたが、建物が邪魔で見えませんでした。はるか平安の昔はきっと、羅城門【前ぶろぐ】も東寺【カテゴリ】も見ることができたのでしょうね。タイムスリップして、見てみたいです。

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東寺から唐橋西寺公園への行き方は、まず、東寺の南大門を出て、九条通りを西へまっすぐ、1つ目の大きな歩道橋(登らず、横断歩道を渡る)を過ぎると羅城門跡【前ぶろぐ】があります。そこからさらに西へ行くと、2つめの歩道橋があるので、その手前の細めの道を右(北)へ曲がってしばらく行くと、唐橋小学校があり、その先にあります。(東寺南大門から徒歩約15分)