まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都の花「一初」(5/9)得浄明院

2008年05月09日 | 京都市東山区

今日は、春の特別公開「戒壇めぐりと一初観賞会」が行われている得浄明院(とくじょうみょういん)へ出かけました。知恩院山内、華頂短期大学と高校の間を入った所にあります。通常は非公開のお寺です。

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得浄明院は、長野県の善光寺の京都別院として建立されたお寺で、建物は大小の差はありますが、本山の善光寺と同じとなっています。宮家ともゆかりが深く、一光三尊阿弥陀如来の分身が本尊仏として安置されています。開山上人の誓圓尼公(信州善光寺大本願第百十七世・伏見宮家第三王女)が、当時、信州までお参りするのは大変であろうとしてこの地に創建されたそうです。すごい!(@@)

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境内の一初(いちはつ)がきれいに咲いていました。一初はアヤメ科の花で、アヤメ類の中で一番早くから咲き出すところから名付けられたといわれています。丈はひざ下ぐらいで低く、ひかえめな感じのかわいい花です。白い花もあるそうですが、開花期間が短いそうで、すでに散っていました。

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乾いた土に生えるのが特徴で、昔は、かやぶき屋根の頂上部分にたくさん植え、屋根を締めつけ守る役割もあり、火災や台風などから家を守る厄除けの意味もあったと言われています。一初のほかにも、アイリスなど他の種類の花が咲いていました。

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本堂では、善光寺と同じように本堂下に作られた戒壇めぐりをすることができます。現代社会ではほとんど見ることのない真の闇が体験できます。最近では、清水寺の胎内めぐり前ブログ】で闇を体験しましたが・・・このときはまじくんも一緒で、他の参拝の方もいたし、うっすら明るい場所もありました。ところが、今回の戒壇めぐりは、私以外に誰もいなくて、本当に真っ暗です。正直少し怖くて、ひたすら何か?(仏)を信じて、ゆっくり歩き、ようやくご本尊の下の錠に触ることができました。ホッ。(^0^;)一周すると、現当両益・滅罪生善など如来様の功徳を得られるそうです。

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得浄明院は、知恩院のバス停から歩いて3分です。今の季節は白川の風がとても気持ちいいです。民家の軒先に、黄色い花が咲いていました。何の花だろうと近づくと、バラの花でした。風に揺れる姿が、とってもかわいくてきれいでした。

P1110659ところで、今日は、着物で出かけました。しばらく暑い日が続いていたのですが、今日は少し気温が低く風が冷たく感じることもありました。暑くなると着物はしんどそうですが、とりあえず、今年の夏も、着物を着てみようと思っています。

得浄明院 http://www.tokujomyoin.or.jp/

春の特別公開 4月29日(火)から5月13日(火)まで 拝観料:500円

5月17日(土)16:30からコンサート・ライトアップとお食事会が行われます。(6,000円・要予約)