昨日、紅葉の様子を調べに、京都の紅葉の名所、三尾(さんび)へ行きました。とりあえず、紅葉の様子は、昨日の携帯ブログで簡単に、ご案内させていただきました。
三尾とは、嵐山から北に向い、清滝川に沿って南から、高雄(たかお)槇尾(まきのお)、栂尾(とがのを)と連なる3つの小峰の総称です。平安時代から仏教の修行場とされるこの場所は、それぞれの山腹に、神護寺(じんごじ)、西明寺(さいみょうじ)、高山寺(こうざんじ)があります。
まずは、神護寺へ向かいました。バス停「山城高雄」から坂道を降りたり、登ったりが続きます。(周辺に駐車場がいくつかありますが、少ないです。)
神護寺の手前の茶店あたりに行くと、すでに紅葉が見ごろです。
茶店を過ぎたあたりから、広い階段が続きます。不規則な階段なので、足元注意です!
バス停から約20分、ようやく見えた楼門の前のもみじは、色づきはじめたばかりです。
神護寺は、平安京造営の最高責任者であった和気氏の私寺であったと思われる「神願寺」と「高雄山寺」という2つの寺院が合併されてできたお寺で、天長元年(824)に空海により開創された真言宗の別格本山です。平安時代に2度の災害のため堂塔のほとんどを焼失していますが、その後、源頼朝らの援助により復興しました。しかし、応仁の乱で再び兵火をうけ、大師堂を残して焼失、1623年に楼門、毘沙門堂、五大堂、鐘楼が再興されています。
昭和10年には、金堂、多宝塔が新築されています。金堂は、仏道建築の傑作と名高い建物です。多宝塔は、写真が撮りにくいです。
金堂からすこし歩くと、厄除け祈願の「かわらけ投げ」ができます。小さな円形のお皿を錦雲峡に向かって投げます。
参拝後、参道横にある硯石亭の名物「もみじ餅」をいただきました。(630円)道明寺粉で作った餅の上に、ほんのり塩味の利いたこしあんがのっています。9個もありますが、いっぱい歩いたんで、全部食べちゃいました。おいしかったです。
別格本山 高雄山神護寺 京都市右京区梅ヶ畑高雄町5 参拝料:大人500円
この後は、西明寺をご紹介します。