まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

親子で なら大和路(3)石舞台古墳:何の舞台?

2007年06月07日 | 奈良

先日、まじくんと奈良の飛鳥地方へ出かけました。飛鳥地方とは、奈良県高市郡明日香村一帯を中心に、広くは飛鳥川の流域から大和三山にかこまれた地域の事をいいます。まずは、日本最古の大仏様がおられる飛鳥寺、聖徳太子誕生の地橘寺をご紹介しました。(詳細は前ブログにて)

P1030575_2 P1030539

橘寺から1キロぐらいの所に、石舞台古墳があります。7世紀のはじめ頃に築造されたと推定され、誰のお墓であるかは不明ですが、6世紀後半にこの地で政権を握っていた蘇我馬子ではないかといわれています。蘇我馬子は飛鳥寺の発願者です。

入り口で、拝観料(250円)を支払い、古墳のそばまで歩きます。途中には、桜の木が植樹されていて今の時期はあざみの花が綺麗に咲いています。

P1030570 P1030567

もともとは、上部まで土がかぶっていたそうですが、現在はその土はありません。昭和8年、10年と本格的な発掘調査が行われ、その結果、大小30個の花崗岩で作られていて、天井に使われている石の重さは北側が64トン、南側は77トン、総重量は2300トンもあるそうです。

P1030556 P1030558

玄室の長さは7.8メートルあり、内部に入ることが出来ます。見上げると大きな石の隙間から光が漏れています。今にも落ちてきそうな感じですが・・・大丈夫よね。(^^;)

P1030559 P1030561

石舞台という名前の由来は、昔、キツネが女性に化けて石の上で舞を見せた話や、旅芸人が石の上で演じたとか諸説あるそうです。今は登ることは禁止されていますが・・・登るとなると、なんだか石が崩れそうで、少し勇気がいりそうです。

明日香村観光開発公社 http://www.asukanko.or.jp/

この後は、高松塚古墳をご紹介します。