みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

ガイアノーツのマイクロセラブレード

2011年12月29日 13時40分08秒 | 工具・材料
 また、最近買った工具のコーナーです(そんなコーナーあったっけ…)。ガイアノーツの新製品「マイクロセラブレード」を買いました。タイトルには「セラミック製精密バリ取りハンドツール」と書いてあります。
http://www.gaianotes.com/products/g-goods_g12.htmlバリ取りと言うより、パーティングライン取りと言うべきかもしれません。絵の部分はデザインナイフと同じもののように見えます。そこに真っ白のセラミック製ブレードが装着してあります。リバーシブルとでも言うべきでしょうか、両端が形の異なる刃になっていて、ひっくり返して使えるようになっています。デザインナイフなら刃になっている辺が直線のものと、ややカーブしているものとを選んで使えるわけです。ぱっと見はプラ板の刃が装着してあるように見えます。

やや斜めから見ても、あまり刃のエッジが目立ちません。これでどんな削れ方をするのかと試してみたら、これがなかなかの優れものでした
 たぶん、兵隊フィギュアのパーティングライン取りに適しているんだろうと思って、まずこれからやってみました。腕や足や胴体の側面のパーティングラインに対して、大変繊細な作業ができます。ただ削れるだけではなく、削った後がなかなか平滑になるんです。削って整形した後サンドペーパーでひと撫でしたみたいになります。また、兵隊フィギュアだと大抵肩章から襟にかけてパーティングラインが通っているものですが、襟を平らにし、肩章の形をきちんと出し、襟と肩章の間をちゃんと彫り込み、という作業がこれ一本できれいにできます。
 似たような作業をする工具としては、以前「キサゲ」を紹介しました。ただ、似てはいても結構使い勝手は違います。セラミックだけに、金型のズレのために段差になっているような場所をガリガリ削るのは不安、と言うか、そもそもそんなにガリガリは削れません。キサゲの方はかなり硬い金属製ですから、段差をバリバリ削って強引に平らにしてしまうことができます。削った後は意外に平滑に仕上がるものですが、しかしさすがにこのセラミックブレードほどにはきれいに仕上がりません。普通のパーティングラインならこのセラミックブレードだけでかなり繊細な作業ができそうです。必要に応じてキサゲとセラミックブレードとを持ち替えれば、フィギュアのパーティングライン処理がとても能率的になりそうです。今まで、イギリス兵を中心にプラキットやレジンフィギュアを買い込んできましたが、資料と見比べるばかりで全然作っていないので、せいぜいこれを活用して作ってやらなければなりません。

 さて、年末年始でしばらくは模型が作れそうにありません。続きは年明けということで。いろいろお世話になった方々、本年もありがとうございました。みなさまよいお年をお迎え下さい。