みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

アーマーモデリングとエアブラシの掃除

2010年10月22日 23時30分59秒 | Weblog
 結局買ってしまいました、雑誌付きのプラモ、いや、プラモ付きの雑誌。何だか子供のころ、本誌に分厚く挟み込まれた付録にときめいたことを思い出しますねえ。1/35の、それも日本戦車というのは当ブログではあまりなじみがないとお思いかもしれませんが、いややはり、八九式戦車と言えば先人が苦心して作り上げた技術遺産の一つですし。

 で、肝心の八九式のキットそのものはまだ開封もしていません。それよりまず気になったのはp.96の編集後記。編集諸氏、今月号の特集テーマのエアブラシに関連していろいろ思い出を語っておられます。ほんと、昔はエアブラシは高価な買い物だったんですよ。もちろん今でも決して安いものではありませんけど。で、オリンポスのヤング88が懐かしい、というのは我々の世代にはよく分かるんです。私も最初はこれを買いました。
 で、そうした古いエアブラシ、なかなか捨てられないと書かれています。いや、ノスタルジーだけではなく、実用面からも捨てる必要はありませんよ。というのは、プラモデルのボックスアートでも有名なさる画家とお話ししたとき、エアブラシの掃除の仕方という話になりまして。これは興味津々。何しろあちらはプロですからね。
 その先生曰く、いわゆる「うがい」をすることになっているが、あれは意外と汚れがとれない。何度もうがいをしても、ニードルを引き出すと汚れが残っていたりする。実は一番よいのは、ええっと、何て言うんですか、ポリエチレンなんかで出来ている瓶で、上に鶴口状のノズルがついていて、ちゅーっと水を吹き出すやつ。洗浄瓶というんですか
http://active-shop.jp/?mode=cate&cbid=61273&csid=8
こういうやつ。あ、似たやつがアーマーモデリングのp.12にも出ています。これで、エアブラシのノズルから逆に水を吹き込んでやると、汚れが簡単にきれいにとれるんだそうです。
 いやしかし、我々モデラーが使うのは有機溶剤。この洗浄瓶でシンナーを吹き込むってのは、実用的ではないかも。一応今度試してみるつもりですが、ある程度の大きさの洗浄瓶に掃除用のシンナーを入れっぱなしにするのもかなり不安です。あまり小さいと勢いよく吹き出さないだろうし。
 ところが、エアブラシが二つあったらどうでしょう。この画家の先生がおっしゃるのと同じ効果を、エアブラシでシンナーを吹くことで得られますよ。使って汚れたエアブラシをエアホースから外す。そしてあまり使わない古い方のエアブラシをホースに装着して、洗浄用のシンナーをセットする。そして、汚れた方のエアブラシのノズル側からしゅーっと吹いてやる。これで簡単にきれいになります。カップなどは先に普通に拭き取っておけばよい。ノズルの中のニードル周辺をきれいにするだけなら、シンナーも少量ですみます。お試しあれ。