みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

Hornetの英兵ヘッド

2010年05月04日 00時41分23秒 | フィギュア(軍事)
 ウルトラキャストに並んで英兵のヘッドを出しているメーカーとしては、ホーネットを忘れてはなりません。いや、今までは別売りヘッドなど我々下々の者にはもったいない、と思っていたのですが、ウルトラキャストを買ってみて、もう一つカモフラージュネットつきスチールヘルメットMk.IIを被った英兵ヘッドが欲しくなって、思い切ってホーネットを買ってみました。私にとってホーネットのヘッドはずっと高嶺の花だったんですよ。いや、価格的にはそれほど高価なわけではありませんが、近所であまり売っていないとういことと、それから何より工作上・塗装上の技術が不足していてホーネットのヘッドなどもったいないと思いまして。
 しかし、特徴的な顔の表現ですね。ドイツ兵でも、汎用ヘッドでも、一目でホーネットだと分かるくらいです。ウルトラキャストと比べて、ヘルメットの縁の下、人間の頭との境目がちゃんと内側に回り込んでいて、ヘルメットの内側の頭当ての一部まで見えているのは、さすがと言うべきです。またアゴ紐をアゴに止めずにヘルメットの縁に引っかけているのもちゃんと表現されています。
 ウルトラキャストが五人とも同じシチュエーションだったのに対して、ホーネットは一人ずつどこか変えてあります。湯口にスタンプされた数字で見て行くと、一番左の1番は、偽装網プラスボロ切れ、アゴ紐をしている。2番は偽装網とアゴ紐は同じですが、口を開けて何か叫んでいる。前歯も見えていますから、塗装する時はそのあたりも表現しなければなりません。次の3番は編み目の細かい偽装網をつけています。おまけに右前方が破れていて、中からヘルメットの縁が見えている。すごい。この当たりはホーネットならではです。4番は偽装網付きで、アゴ紐はヘルメットの縁に引っかけてある。5番は偽装網無し。アゴ紐はヘルメットの縁。目は軽く閉じている感じ。ほんと、この原型を作った人は神様です…。
 ますますもって、このヘッドに似合う胴体や装備品のディテールアップって、どうすればよいのか悩みますね。