みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

ドラゴンのM4シャーマンVVSSサスペンション その2

2007年08月27日 23時15分35秒 | AFV(米)
 前回はサスペンションを車体に対して外側から見た写真でした。今回は反対に内側から、つまり車体側から見た写真です。前回「中央軸」と呼んだパーツの裏側が見えています。ね? これが完全に斜めになっているでしょう? この斜めのパーツはそのまま車体側につながります。ってことは、このまま接着すると、サスペンションが車体の向きに対して斜めになっちゃう、ってことですね。だから転輪もきちんと地面に接地してくれないことになります。
 ではこのパーツをきちんと縦向きにするにはどうするか? これが簡単ではないんです。中央軸パーツにはマイナスネジみたいな部分が左右二つあるでしょう? そのネジの裏側にタボがそれぞれある。もしもタボが中央に一本ならばこのパーツの向きを調整することも簡単ですが、タボが左右二つあるために、フレームの歪みがそのままこのパーツの向きに反映してしまう。だからこれをまっすぐ組み立てるのは至難の業なわけです。
 事前にフレームの歪みを取っておけば、と思うでしょ? これがなかなか難しい。歪みが三次元で生じているため、こっちを揃えるとあっちがずれる、あっちを揃えるとこっちがずれる。あまりいじっていると柔らかいプラスチックが白く劣化してしまいます。やはり強引に組み立てて接着剤でがっちり固めておいて、後からえいやっとばかりに転輪の向きを矯正するしかなさそうです。転輪の向きが揃っていないと、キャタピラを履かせたときにちゃんと接地しない。だからシリンダーなど他の部分の不揃いは目をつぶって、とにかく転輪24個の向きをきちんと揃えることを最優先に考えます。
 ではどの部分で転輪の向きを調整するかは、また次回。