針谷みきおの一言 集まり処「はんの木」情報 

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前進座公演「お染の七役」江戸時代の怪談ばなし

2014-05-17 23:55:34 | 文化・芸術・映画

「四谷怪談」で知られる四代目鶴屋南北は時代の旗手といわれました。江戸文化の開花とともに歌舞伎作者として活躍。人間の本性や本能をえぐり出し、演劇界に独自の境地を開きました。

▼朝夕に三味線や太鼓の音が聞こえる日本橋の一角で生まれ育った南北。市井に生きる庶民の生活に密着し、奔放奇抜な趣向や千変万化の舞台技巧で見物を楽しませました。なによりも、役者本位の作品を書くことに徹していました

▼当時、人気役者だった五代目岩井半四郎は「眼千両」と呼ばれた若女形の名優でした。その半四郎と南北が組んだ作品が「お染久松(そめひさまつ)色読販(うきなのよみうり)」(「お染の七役」)。劇中30回以上にもおよぶ一人七役の早替わりは大変な評判をよびました

河原崎國太郎さんからメッセージ 前進座 ビデオを見るには画像か下記のアドレスをクリックして下さい。

http://youtu.be/lVs2DulxmMo

▼いま国立劇場で、前進座の当代・河原崎國太郎が16年ぶりにこの役に挑んでいます。質屋油屋の娘と丁稚(でっち)の道ならぬ恋に、お家騒動が絡む筋書き。性格も風采もちがう多彩な役柄を、素早く巧みに演じ分ける國太郎の芸が光ります

▼お染久松の物語は実際に大阪で起きた心中事件が題材です。しかし南北の作品では、2人は死なず、恋に生きる自由を手に入れます。歌舞伎研究家の鵜飼伴子(うかいともこ)さんも「脇役を含むすべての登場人物が、自分らしく生きることを謳歌(おうか)している」と評しています

▼権力の横暴によって、人の命がふたたび軽々しく論じられ、危険にさらされようとしている昨今。生きることへのこだわり、みずからの生をまっとうしたいと願う人びとの思いが、ひとつの作品から湧き出てきます。しんぶん赤旗「潮流」より


国民の生存権を否定「医療介護総合法」の衆議院強行採決

2014-05-16 23:55:08 | 医療・国保

15日の衆院本会議で医療・介護総合法案の採決が行われ、自民、公明両党の賛成多数で可決しました。全野党が反対しました。日本共産党の高橋ちづ子議員は反対討論で「国民を医療や介護から追い出すもの」だと批判しました。

埼玉済生会記念病院のほんだひろし先生をゲストによんで放映された今日の「とことん共産党」

 高橋氏は、厚生労働委員会で与党が全野党の反対を押し切って採決を強行したことに「満身の怒りを込めて抗議する」と表明。19本もの法律を一括審議する乱暴なやり方の上、審議も尽くされたとは到底いえないと批判しました。

 法案にある「地域包括ケア」は、強引に病床を削減して重度の患者まで在宅や介護に追いやり、高齢者の「漂流」を深刻化するものだと指摘。過重労働の看護師に医療行為を移せば医療崩壊に拍車がかかると指摘しました。

 介護保険でも要支援者へのサービス(訪問介護と通所介護)は保険給付から外され、ごく少数の人しか専門的サービスを受けられないことが明らかになったと強調。特養ホームの入所制限や利用料倍増(一定所得者)によっても、多くの高齢者が必要な介護からしめだされると批判しました。

 高橋氏は「社会保障を本人と家族の責任においやり、『介護の社会化』という理想も投げ捨て、憲法25条(生存権)を否定する本法案は廃案にすべきだ」と力をこめました。


ワールドカップ予選相手のコートジボワール

2014-05-15 22:54:34 | スポーツ・趣味

大西洋に大きく張り出した西アフリカ。ほぼ赤道直下のギニア湾沿岸からは、かつて奴隷とともに多くの象牙が運び出されました。その一角に連なる共和国コートジボワールも仏語で「象牙海岸」を意味します。

▼1960年にフランスから独立。その後、経済成長を続け「黒い日本」といわれました。しかし90年代に入ると政情不安で内戦となり、宗教や民族問題も絡んで南北に分裂。最近も二重政府状態に陥りましたが、いまは解消されています

▼争いに疲れ、平和と統一を願うコートジボワール国民の思い。それを象徴しているのが「レ・エレファンツ(巨象たち)」の愛称をもつ同国のサッカー代表チームです

▼地域も宗教も隔てなく集まった選手たちが一緒にプレーし、力を合わせてワールドカップの切符を勝ち取る姿。ある代表選手はいいます。「一つになることの重要性をぼくらは示したんだ」。代表の試合をみた人びとも確信します。この国に平和を取り戻すことは可能なのだ、と

▼英雄ドログバをはじめ、欧州のリーグで活躍する選手を擁し、3大会連続のW杯にのぞむコートジボワール代表。1カ月後の初戦の相手はわが日本代表です。こちらもJリーグ誕生から20年。サッカー文化が根付き、世界を舞台にする選手も増えてきました

▼国の歴史や文化をにじませ、ときに願いまでも託されるサッカーの代表チーム。200をこえる国々が予選から参加する最大のスポーツの祭典、W杯が“世界の縮図”といわれるゆえんでしょう。しんぶん「赤旗」潮流より


何枚かの面白写真

2014-05-13 23:55:50 | Weblog

今日は何枚かの面白い写真を紹介します。まずはおちょくり写真。まずいアベノノミクスジュース

次はキャベツから花が咲いた。5月の連休中にキャベツをほおっておいたら花が咲きました。

以前にも紹介しましたが1年半前から、昼食時にルクエスチームケースを使って温野菜を電子レンジで作って食べていたのですが、連休前に買っておいた野菜を放置しておいたら、キャベツだけ腐らず、花が咲いてきました。でも食べられるということなので野菜炒めに使います。

今日、竹ノ塚駅西口駅頭宣伝をしました。雨が降っていたのですが、竹ノ塚駅という看板の上の屋根から、水が大量に落ちてきました。幸い小雨ですぐに止んだのですが、これから梅雨時期になると滝のように流れる雨に打たれることになります。雨トイをつけないといけませんね。すぐに東武鉄道に改善を要望します。

久しぶりに壊れていたホームページを改修しました。


仁比参議院議員ー足立区の戸籍事務を調査

2014-05-11 23:41:27 | 区政情報

東京都足立区が今年1月から戸籍事務を富士ゼロックスシステムサービス(富士SS)に民間委託した問題で国会質問を行った日本共産党の仁比聡平参院議員は9日、東京法務局が調査を継続していることをふまえ、区議団とともに実態調査を行いました。

委託開始当初、不受理などの判断業務を富士SS社が行っていたことについて東京法務局が改善指導を出しました。

仁比氏は同区の戸籍住民課を訪ね、窓口業務のようすを視察。

仁比氏が「偽装養子縁組の疑いなど、複雑な事案の本人確認や本籍地が他自治体にある場合の問い合わせは誰が行っているのか」と質問。区の担当者は「富士SS社のスタッフが行っている」と回答しました。

受理・不受理の判断も含め、判断することは公権力の行使にあたり、民間事業者が行うことは認められません。しかし、調査の結果、疑義があるかどうかの判断を委託業者が行っていること、疑義が生じた場合は委託業者が区職員に指示をあおぐため、手続きにかかる時間がこれまでより長くなっていることなどが明らかになりました。

聞き取り後、仁比氏は「親族関係を公証する公務としての戸籍実務の根幹を壊すものであり、国会でも引き続き追及していきたい」と述べました。


 足立区の戸籍事務民間委託 区は「経費節減」などの理由で、1月から区役所の戸籍住民課の窓口対応を、富士ゼロックスシステムサービス(富士SS)に委託し、同社の契約社員ら約70人が業務を行っています。区は1年9カ月分の委託で約4億円を同社に支払う予定です。今後、国民健康保険事務をNTTデータに委託、介護保険事務をテンプスタッフとの委託契約で、富士SSとの契約とあわせて年5億円超(通年ベース)の税金が使われようとしています。しんぶん「赤旗」5月11日付


戸籍事務の民間委託でサービス低下

2014-05-10 23:02:43 | 区民運動

区民事務所なら5分の 手続きが 「3時間」

  サービス向上 というけれど、 「区民事務所な ら5分で終わる 手続きが3時間 待たされた」という例や、もらえるはずのない「認知症の人から委任状をもらって来なければ受付けないと言われた」という例など公務員職員がやっていた時には考えられないトラブルが続出。
 全体として待ち時間が長くなるとともに民間会社の社員が行う手続きに「私の戸籍大丈夫かしら」と不安の声があがっています。
 2月25日には東京法務局が立ち入り調査を行い、戸籍届出の受理・不受理などは公務員にだけ許されている「行政処分」であるにもかかわらず委託社員が行っていると指摘。改善指示を出しました。

 

 そもそも、公権力の行使は公務員しかできないため、本体業務の外部委託は認められても、丸ごと委ねることはできません。具体的には、「受理・不受理の判断も含め、判断をすることは、公権力の行使にあたり、民間事業者が行う事は認めない」ということです。これは、国が規制緩和をした今も、変わりがありません。
 それなのに、区は「マニュアル化すれば判断業務も外部企業に行わせることができる」としてスタートし、実際には民間事業者が「不受理の判断」を行っていました。
 また偽装請負・労働法令違反の可能性も指摘。東京労働局に確かめるよう通知されました。異例の事態に区民から「最近の区役所どうなっているの?」という状況になっています。

東京法務局が立ち入り調査

 東京法務局の立入調査について、区は当初「先進事例なので法務局が見学に来たのであって立入調査ではない」とごまかし、言い放ちました。区議団は、国会とも連携し改善指導の内容も入手し、区の違法性を追求。やっと、改善指導の事実を認め謝罪をしました。
その後、区は議会に「指導に対し区が回答を行い、改善・対処し解決済み」と報告をしました。しかし、ここにもごまかしがありました。

国会の躍進を力に事実を暴く日本共産党

 公権力行使については、仁比聡平議員の参議院法務委員会質問で国は「3月末に足立区長から業務改善報告を受けているが、実際の現場でどうなっているのか臨場調査を行う。調査結果が出るまで問題がないとかあるとか言えない」旨の答弁。

東京労働局も立ち入り調査に入る

 偽装請負の懸念については、厚生労働省(吉良よし子事務所)、東京労働局(区議団)に確認し、「足立区とは電話でのやりとりで相談を受けたという段階であり、良いとか悪いとかいえるものではない」「偽装請負の可能性が高い」と回答。東京労働局が4月30日に立入り調査に入りました。
 とても解決済みといえるものではないことが、国会事務所との連携で明らかになりました。戸籍業務の委託は、もう撤回以外の選択肢はありません。


塾論「待機児問題と日本の保育

2014-05-09 23:55:34 | 教育・子ども

インターネット関連サービス企業のヤフーが、政治家など各分野のパネリストと討論を行う「熟論 日本の課題」に日本共産党の高橋ちづ子衆院議員が出演し、待機児童問題について議論しました。

 第4回のテーマは「待機児童問題と日本の保育のこれから」。自民党の丸川珠代、民主党の林久美子両参院議員が出演。司会は同社執行役員社長室長の別所直哉氏です。

ビデオをみるには画像の再生ボタン(赤色)か下記のアドレスをクリックして下さい。

http://youtu.be/mN7rVl24jDs

 厚生労働省の発表では、昨年4月1日時点の待機児童数は約2万人となっています。

 高橋議員は「認可保育所に入りたいけれど、親元や認可外に預けていると待機児童(の数)に入らない。実際にはもっと多い」と指摘し、実態を把握することが大事とのべました。

 別所氏は「『保育に欠ける』状態なのに、待機児童に入っていないというのは私としても合点がいかない」とコメントしました。

 高橋議員は、非正規職員の割合が私立保育所の40・2%よりも公立の方が54・2%と、高いことにふれ「保育は子どもの安全や人格を形成する尊い仕事。不安定な働き方はよくない」と指摘しました。

 丸川議員は、公立保育所の増設や経営が厳しい背景に「政府の負担割合がゼロ」があるとのべました。高橋議員は、施設整備費を一般財源化したこと、施設整備に使える安心こども基金が公立保育所には使えない問題を指摘。改善を急ぐべきだと話しました。

 「どこから財源を確保するか」で高橋議員は、「拡充のために消費税増税するというのは反対。予算を全体で組み替えて考えることが必要」と話しました。

 「熟論」はhttp://docs.yahoo.co.jp/info/jukuron/04/で視聴できます。

 


あっぱれ、サッカー・バルセロナの「ダニエウ・アウベス選手」

2014-05-08 23:56:47 | スポーツ・趣味

すっかり「時の人」となった感のある、サッカー・バルセロナのダニエウ・アウベス選手(31)の続報です。

▼同選手は4月末、スペインリーグの試合中に観客からバナナを投げ込まれました。黒人選手を猿扱いする差別行為ながら、何事もなかったように、それを拾って食べ、コーナーキックをけった―。そのユニークな抗議が、世界中をかけめぐり、共感を広げています。

▼アウベス選手は4日、さらに周囲をうならせる対応をみせました。それは、バナナを投げ入れた観客が、観戦禁止や懲役刑を科されることに、情状酌量を訴えていることです。彼はいいます。「罰はあるべきだ。だが、悪をもって悪を制することの正当性は信じない。人は学ばなければならない。こういった形はいけない」

▼なんとも懐の深い、優しさあふれる対応ではありませんか。差別行為が許されないことは明らかですが、「罪を憎んで人を憎まず」の姿勢は“あっぱれ”というほかありません。

▼アウベス選手の母国であり、6月にワールドカップ(W杯)が開かれるブラジルは、「人種のるつぼ」です。白人や黒人、日本からも移民を受け入れ、互いに共存する社会をつくりあげてきました。

▼ブラジルのルセフ大統領はいいます。「ブラジルは人種差別とたたかっていきます。私たちの力を、私たちの試合、生活のなかで見せていきます。私たちはいろんな人種がまじっていて、そのことを誇りに思っています」。W杯でも「バナナ」は重要なキーワードになるはずです。


森繁久彌さん「台本は命です」脚本アーカイブス

2014-05-07 23:56:17 | 文化・芸術・映画

森繁久彌さんが手にしていたドラマの台本。わきからのぞくと、セリフの横に記号のようなしるしが鉛筆でいっぱい書き込まれていました。セリフを発する際の息づかい、抑揚だったのでしょうか。「台本は命です」と森繁さん

▼「夢千代日記」などを演出したのはNHKの深町幸男ディレクターでした。台本の初めのページに作品に臨む気持ちを記して、出演者やスタッフの顔合わせの席で披露しました

▼時代を映してきたテレビ。始まって61年です。初期は生放送でした。ビデオテープが出現しても高価。番組保存用にまではまわってこなかった。1980年代以前の映像はあまり残っていません。脚本・台本が当時の放送の記憶を語る貴重な資料となります

▼脚本を残し、後に伝えようとする取り組みが2005年、本格的にスタートします。提案したのは脚本家の市川森一さん。03年に国会で訴えました。「ドラマは電波の藻くずと消えていく。そのよすがとして残る台本を保管できないでしょうか」と

▼市川さんが11年に亡くなった後は山田太一さんらが引き継ぎ、「日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアム」を設立。5万冊に及ぶ台本を収集します

▼その半数が東京の国会図書館に収蔵され、4月から公開されています。劣化しているためか、調査・研究に限って閲覧できます。筆者が目にしたのは山口百恵さん主演の「赤い絆」(78年)。将来はデジタル化して、だれでも見られるようにしたい。アーカイブズの構想は広がります。しんぶん「赤旗」潮流より


「八法亭みややっこ」のアベノリスク

2014-05-06 23:55:17 | 平和・9条

弁護士なのか、はたまた落語家なのか。飯田美弥子さんこと「八法亭みややっこ」は、いま大忙し。休日を返上して各地の高座に上がり、着物姿で憲法噺(ばなし)に花を咲かせています

 

▼本業は弁護士ですが、落研の経験を生かし落語で憲法を語ったところ、これが大うけ。ご指名が相次いでいます。「立憲主義の二つの柱を短く言うと自由と民主。こういう名前の政党が、立憲主義を破壊する改憲案をつくっている」

▼風刺のきいた話を笑いのなかに。多忙な本業の合間にせっせと足を運ぶのも、憲法を守らなければとの強い思いがあるから。いま、戦後の日本の歩みを逆戻りさせようとする安倍政権のもとで、憲法をめぐる動きが切迫しています

▼憲法記念日。初夏の陽気の都心に「改憲を許すな、9条を壊すな」の声が響きました。集会では憲法研究者の青井未帆さんが「いまの政治のやり方はおかしい。国のかたちを変えてしまうことを、一内閣がやっていいはずがない」

▼安倍政権が改憲にのめり込むほど、反対の声もひろがります。世論調査でも、集団的自衛権の行使を認めない、9条改正反対が多数を占め、増え続けています。“政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こらないように決意”した憲法の礎は根付いています

▼臣民から国民へ。君主から民主へ。人びとの自由を守り、権力を縛る憲法を生かすために。「立憲主義を守れ、この一点で広大な共同を築き、改憲策動を打ち砕こう」(日本共産党・志位委員長)。いまこそ国民の力で。しんぶん赤旗「潮流」より