12月28日、放送されたNHKスペシャル「子どもの未来を救え!」に胸が詰まりました。子どもの6人に1人が経済的困窮状態。育ち盛りの子どもが十分に食べることもできない。
過去最悪の16.3%。国が発表している「子どもの相対的貧困率」は年々悪化し、今、子どもの6人に1人、およそ300万人が国が基準としている“貧困ライン”(一人世帯122万円未満)以下で暮らしている。
食料支援を受けてきた子どものいる家庭では、1人あたりの1日の食費が329円との調査もあります。大半が非正規で働く母子家庭です。
貧しさから不登校になるケースも。高校を中退した17歳の少年は「母に申し訳ない」と語ります。「母だけ働かせるわけにはいかない」と進学をあきらめた女子高生、足立区の青井高校の事例です。
二重三重に働いても楽になれない生活に「死んじゃおうかな、と考えたことが何度もある」とあるシングルマザーは話します。日本のひとり親世帯の相対的貧困率は、先進20カ国の中で最悪のレベルです。
政府の「子どもの貧困対策に関する大綱」を紹介しました。そこには「親から子への貧困の連鎖を断ち切る」ことがうたわれています。しかし実効性には乏しいものです。
番組では足立区の取り組みとしてNPOとの連携による行政内部の連携が紹介されていました。
私も区議会生活保護・高齢者の生きがい対策調査特別委員として、提言をしてきましたが、来年度の足立区の取り組みを具体化するために代表質問でこの問題を取り上げたいと思っています。