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「はだしのゲン」の撤去を求める陳情不採択に

2013-12-04 21:29:32 | 教育・子ども

練馬区教育委員会、『はだしのゲン』撤去求める陳情、不採択に!

12月2日,午前10時より開かれた練馬区教育委員会は、教育現場から『ゲン』を撤去するように求める陳情などを、全員一致で不採択としました。

教育現場から『ゲン』の撤去や排除を求める陳情が3本、区民による学校図書の自由と『ゲン』の閲覧を守れとの陳情が4本提出されていました。2日の教育委員会は、それを一括して審議しました。
 

 陳情に対し、委員一人ひとりが発言。文書を用意して読み上げながらの発言からは、この問題に対する教育委員たちの真摯な姿勢がうかがえました。 
その主張の特徴は、おおむね次のようなものでした。

〇 図書を選定する学校現場の先生や校長先生の判断を信頼し、尊重する。 
〇 教育委員会は、特定の図書を取り上げて撤去を求めたり推薦はしない。 
〇 『ゲン』は、全体としては“有害”といえるものではない。 
〇 『ゲン』は、東京都の“有害図書指定”には含まれていない。 
〇 特定の書籍の学校図書館からの撤去を求めることは、言論表現の自由、検閲を 
    許さないとした憲法21条や、子どもの知る権利の保障などに触れる恐れがある。

 以上のように、教育委員会の審議の中で、『ゲン』の撤去や排除を求める陳情が、いかに道理に会わないものであるのかが明らかにされ、不採択となりました。
 
足立区議会にも同様の陳情が提出され、前回、継続審査になりましたが、この練馬区教育委員会の判断は当然のことであろうと思います。
足立区議会文教委員会は16日(月)午前10時からです。
区民の皆さんの傍聴をお願いします。