アベノミクスは浦島太郎の経済学と言ってはなった浜矩子(同志社大学教授)さんのユーチューブを見ました。的をえた発言でしたので紹介します。
アベノミクスは時代錯誤のばらまきだと批判からはじまっています。
消費税は消費者が負担しているのではなく、中小企業税であり、力の弱い企業が負担している。さらに重要なのは輸出戻し税制度によって、輸出企業が仕入れのために支払ったとされる消費税分はほとんどが輸出企業に還付される。実際には力の弱い企業が消費税を負担するので、輸出企業は消費税を払っていないだろう。仕入れ先の企業が消費税を負担しているのが実情であろう。つまり、輸出企業は払ってもいない消費税を還付してもらっている事になる。
過去に消費税導入、消費増税と法人税減税が常にセットで行われてきた事実を考えると、消費増税の目的は経団連系の輸出企業に対する支援と言うことになる。経団連系の輸出企業に対する支援、これはTPP推進と目的が一致する。これでアベノミクス詐欺のつじつまが合うことになる。安倍政権は最初からデフレ脱却だの景気回復などするつもりは無かったのだ。不況下の増税は不評のため、増税の下準備として景気回復を演出したかった、または景気回復に取り組むふりをしただけなのだろう。