針谷みきおの一言 集まり処「はんの木」情報 

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大方斐紗子「エデット・ピアフを歌う」in竹ノ塚センター

2014-07-19 23:55:53 | 文化・芸術・映画

ピアフの名曲再現 大方斐紗子さんコンサート 

 福島市出身の女優大方斐紗子(おおかた・ひさこ)さん(75)の語りを交えたコンサート「エディット・ピアフを歌う」に参加しました。

この企画は伊興1丁目在住で大方さんが所属する「現代制作舎」を主宰する豊田紀雄さんの呼びかけで実現しました。200名を超える参加者がありました。

シャンソンの女王と呼ばれるエディット・ピアフ(1915~63年・フランス)の名曲をよみがえらせたコンサート。演技力に加え歌唱力にも定評がある大方さんは、「街を駆ける歌」「水に流して」「パリ」などピアフが歌った曲の数々を日本語やフランス語で披露し、盛大な拍手を受けました。

 


池井戸潤「ルーズヴェルト・ゲーム」最終回

2014-06-20 22:55:45 | 文化・芸術・映画

かつてルーズヴェルト大統領が「野球で一番面白いのは、8:7の試合だ」といったことから、そのスコアの試合をルーズヴェルト・ゲームというのだ。と原作者の池井戸潤さんが語っています。

小説は人間の内面や心情を描くものですが、試合のシーンは、たとえば、走者がヘッドスライディングしてタッチアウト!─なんて瞬間は、文章より映像で表現すべきものです。そんな野球のシーンをどう描かれるか、楽しみです。

作品はリーマンショックの頃で、景気が悪く世の雰囲気が暗かったため、映画「メジャーリーグ」のような、読んで元気になる野球小説を書きたいと思っていました。企業の野球部が舞台であれば、時代性を織り込んで、とっつきやすい物語だと思います。

主人公らしい主人公のいない群像劇なので、好きな登場人物を見つけて読んでいただければと思います。と作者は語っています。

企業の存在意義のひとつが世の中への貢献であるなら、ただ利益を出すだけではなく、スポーツを始めとする文化的事業への投資もまた、大切な社会貢献なのではないでしょうか。メセナ活動ということがいわれますが、このドラマもひとつのメセナ活動を描いたものとだと思います。

エキストラが4000人集まった 愛知県豊橋市民球場の風景

私は2話のエース沖原がシステムの不良のために出荷品目を間違えてしまい。責任をとらされて入れ替え作業をしているときに野球部のメンバー全員が助けに来てくれて、一気に仕事を終わらせるシーンがあります。そのとき野球部員が何で手伝ってくれるんですかと沖原に問われて、メーバーが俺たち野球人だろう、困ったときは協力しあうのは当然だろうというシーンは、競争社会の中でも協同することの大切さを痛感するとともに、感銘をうけました。

いよいよ22日、ルーズヴェルト・ゲームの最終回「逆転なるか」楽しみです。

あらすじーイツワ電器の坂東(立川談春)に差し向けられた株主の竹原(北村有起哉)によって臨時株主総会でイツワ電器との経営統合を巡る採決を求められた青島製作所は、専務の笹井(江口洋介)の発言と採決の鍵を握っていた大株主の城戸志眞(ジュディ・オング)の否決により、統合は完全に否決。
青島製作所とイツワ電器の戦いは、いよいよ東洋カメラの新機種カメラにおけるイメージセンサーのコンペでどちらが採用されるのかの勝負で決することに。
細川(唐沢寿明)は、開発部長の神山(山本亨)にコンペのギリギリまで諦めずにイメージセンサーの開発を進めるよう望みを託す。


そして珍しく野球部の部室を訪れた細川はイツワ戦に向けて決起会を開いている野球部員にも試合に勝つよう激励。社長からの激励に士気を高めた青島製作所野球部は、奇しくも青島製作所とイツワ電器のコンペの目前に、都市対抗野球大会の地区予選敗者復活トーナメント決勝であるイツワ電器戦を迎えることに…。
細川は会長の青島(山努)や専務の笹井、秘書の有紗(檀れい)をはじめ、青島製作所の役員たちと共に一丸となって青島野球部を応援し、その応援に応えるよう野球部の面々は激闘を繰り広げる!
 
 
果たして青島製作所、最後の戦いは如何に…?

前進座公演「お染の七役」江戸時代の怪談ばなし

2014-05-17 23:55:34 | 文化・芸術・映画

「四谷怪談」で知られる四代目鶴屋南北は時代の旗手といわれました。江戸文化の開花とともに歌舞伎作者として活躍。人間の本性や本能をえぐり出し、演劇界に独自の境地を開きました。

▼朝夕に三味線や太鼓の音が聞こえる日本橋の一角で生まれ育った南北。市井に生きる庶民の生活に密着し、奔放奇抜な趣向や千変万化の舞台技巧で見物を楽しませました。なによりも、役者本位の作品を書くことに徹していました

▼当時、人気役者だった五代目岩井半四郎は「眼千両」と呼ばれた若女形の名優でした。その半四郎と南北が組んだ作品が「お染久松(そめひさまつ)色読販(うきなのよみうり)」(「お染の七役」)。劇中30回以上にもおよぶ一人七役の早替わりは大変な評判をよびました

河原崎國太郎さんからメッセージ 前進座 ビデオを見るには画像か下記のアドレスをクリックして下さい。

http://youtu.be/lVs2DulxmMo

▼いま国立劇場で、前進座の当代・河原崎國太郎が16年ぶりにこの役に挑んでいます。質屋油屋の娘と丁稚(でっち)の道ならぬ恋に、お家騒動が絡む筋書き。性格も風采もちがう多彩な役柄を、素早く巧みに演じ分ける國太郎の芸が光ります

▼お染久松の物語は実際に大阪で起きた心中事件が題材です。しかし南北の作品では、2人は死なず、恋に生きる自由を手に入れます。歌舞伎研究家の鵜飼伴子(うかいともこ)さんも「脇役を含むすべての登場人物が、自分らしく生きることを謳歌(おうか)している」と評しています

▼権力の横暴によって、人の命がふたたび軽々しく論じられ、危険にさらされようとしている昨今。生きることへのこだわり、みずからの生をまっとうしたいと願う人びとの思いが、ひとつの作品から湧き出てきます。しんぶん赤旗「潮流」より


森繁久彌さん「台本は命です」脚本アーカイブス

2014-05-07 23:56:17 | 文化・芸術・映画

森繁久彌さんが手にしていたドラマの台本。わきからのぞくと、セリフの横に記号のようなしるしが鉛筆でいっぱい書き込まれていました。セリフを発する際の息づかい、抑揚だったのでしょうか。「台本は命です」と森繁さん

▼「夢千代日記」などを演出したのはNHKの深町幸男ディレクターでした。台本の初めのページに作品に臨む気持ちを記して、出演者やスタッフの顔合わせの席で披露しました

▼時代を映してきたテレビ。始まって61年です。初期は生放送でした。ビデオテープが出現しても高価。番組保存用にまではまわってこなかった。1980年代以前の映像はあまり残っていません。脚本・台本が当時の放送の記憶を語る貴重な資料となります

▼脚本を残し、後に伝えようとする取り組みが2005年、本格的にスタートします。提案したのは脚本家の市川森一さん。03年に国会で訴えました。「ドラマは電波の藻くずと消えていく。そのよすがとして残る台本を保管できないでしょうか」と

▼市川さんが11年に亡くなった後は山田太一さんらが引き継ぎ、「日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアム」を設立。5万冊に及ぶ台本を収集します

▼その半数が東京の国会図書館に収蔵され、4月から公開されています。劣化しているためか、調査・研究に限って閲覧できます。筆者が目にしたのは山口百恵さん主演の「赤い絆」(78年)。将来はデジタル化して、だれでも見られるようにしたい。アーカイブズの構想は広がります。しんぶん「赤旗」潮流より


熱狂の日音楽祭(ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン)

2014-05-04 21:36:00 | 文化・芸術・映画

ラ・フォル・ジュルネは、1995年、フランス北西部の港町ナントで誕生したクラシック音楽祭。「ラ・フォル・ジュルネ(熱狂の日)」のネーミングそのまま、ヨーロッパの数ある音楽祭の中で最もエキサイティングな展開を見せています。

 

http://youtu.be/r5qgk3IYkvU


前進座公演「お染の七役」のご案内

2014-04-09 22:45:38 | 文化・芸術・映画

昨日、前進座劇場の若手俳優の本村祐樹さんが区議団にあいさつにきて、5月公演「お染の七役」のあらすじなどを紹介してくれましたのでお知らせします。

本村祐樹さんの「お染の七役」の見どころ一部を紹介します。ビデオをみるには画像の再生ボタン(赤色)か下記のアドレスをクリックして下さい。

http://youtu.be/ojGjkjFSlMc

お染の七役のかいせつとあらすじ

題名にも織り込まれた「お染」「久松」は、江戸時代に数多くの作品に脚色された恋物語の主人公。
商家の一人娘と丁稚の恋物語に、家宝の名刀を探す騒動をからめた筋立て、さらにお染久松をはじめ七役を一人の女形が演じ分けるという趣向で、この「お染の七役」は大当たり。江戸の文化文政期に大流行し、今も観客を喜ばせ続ける〝早替り〟の代表作となりました。

浅草瓦町にある質店油屋は主人亡き後、後家の貞昌が切り盛りをしているが、息子多三郎は、芸者の小糸に入れ揚げている始末。 娘お染は、店の丁稚久松と恋仲になっている。

久松は、実は侍の子で、主家の宝刀・午王義光を密かに探しており、その姉竹川も、刀を取り戻すための金の工面を、かつての召使お六に依頼する。だが、お六の亭主喜兵衛こそが宝刀を盗んだ張本人であった……。

母に諭されても久松との恋を諦めることのできないお染は、心中を決意する──

一等席   9,800円 
二等席   4,000円 
三等席   2,500円
(全席指定・税込み)

5月18日(日)午後3時30分は日本共産党後援会の貸切です。若干の割引があります。申し込みは針谷みきおへどうぞ。


俳優「宇津井(うつい)健(けん)さん」を偲ぶ

2014-03-18 23:37:45 | 文化・芸術・映画

いまの世の中、ときにまじめさや実直さが軽んじられたり、からかわれる風潮があります。そんな生き方は損だとばかりに。しかし実際に社会をつくり、支えているのは、多くの人びとのまじめな生活です

▼亡くなった宇津井(うつい)健(けん)さんは、その誠実な生き方が役柄からもにじみ出ていた俳優でした。1970年代のテレビドラマ「たんぽぽ」や「赤い」シリーズでは、厳しくも優しい兄や父を熱演。背筋を伸ばし、正義や道理を説く姿を懐かしく思い出します

▼本紙にもたびたび登場。90年代に車椅子の弁護士を体当たりで演じたときには、役を通して障害者の大変さをわかってもらえれば、と語っていました。そして「役者には現在あるのみ、過去の栄光はない。最近の作品は、そのつど最新の『遺書』のつもりで」と

▼昨年放映された「渡る世間は鬼ばかり」が遺作になりました。5人の娘の良き相談相手となる小料理屋の主人、2代目岡倉大吉役。板前について勉強し、懐の深い演技を見せていたのに…

▼プロ意識も高く、体を鍛え、節制に努めていた宇津井さん。長い芸能生活で休んだことは一度もなかったそうです。社会にも目を向け、テロにも軍事報復にも反対するアピールに名を連ね、平和や憲法9条を守る集会に足を運びました

▼温厚で気配りの人は、誰からも愛され、慕われました。同じ事務所に所属する藤原紀香さんも忘れられない言葉をもらったといいます。「有名になればなるほど頭(こうべ)は垂れるもの。実り多き、稲穂のように」(しんぶん赤旗「潮流」より


ちいさいおうちー山田洋次監督映画評

2014-02-25 23:49:31 | 文化・芸術・映画

遅まきながら、山田洋次監督の「小さいおうち」を見に行きました。平日にもかかわらず、客席はいっぱい。ご年配が多いなか、若い人の姿も混じっていました

映画の『小さいおうち』60秒特別映像 ビデオを見るには画像の再生ボタンか下記のアドレスをクリックして下さい。

http://youtu.be/u2s9MKDnhNA

▼映画の舞台は東京郊外にたたずむ赤い屋根のモダンな家。先の大戦前、そこに女中奉公できた若いタキが晩年、その家であったことを回想する展開で物語は進みます。何十年もの時を経て解き明かされていく秘密。揺れ動く心の機微に、引き込まれていきます

▼一つの家の暮らしに光をあてながら、そこに忍び寄る戦争の影を山田監督は描きます。何もかもが窮屈になっていく重苦しさ。人びとは不本意に生きることを強いられ、やがて取り返しのつかない悲劇に巻き込まれていった時代を

▼「ぼくは戦争中の日本の市民生活を知っている最後の世代。だから、どうしてもこれを今の観客に見せたい。あの時代の日本人がどんなふうに暮らしていたか、そして、どんなふうにしてこの日本という国が戦争に進んでいったかを、今の人たちに伝えたかった」

▼山田監督は昨年12月、秘密保護法案に反対する映画人の会の呼びかけ人を務めました。また集団的自衛権行使による「戦争する国」づくりに反対するアピールの賛同人にも名を連ねています。いずれも、多くの映画人、各界の著名人が賛同の声をあげています

▼安倍政権が世界から孤立するなかで、国際的にも高く評価された「小さいおうち」。自由が束縛されていった時代に戻してはならない―。空気の色に敏感な文化人の真骨頂です。(しんぶん赤旗2月25日潮流より)

 

 


ロスジェネの逆襲ー半沢直樹次作

2014-01-05 23:55:00 | 文化・芸術・映画

やられたらやり返すー倍返しだの半沢直樹の原作は「第1作『オレたちバブル入行組』、第2作『オレたち花のバブル組』です。

第3作『ロスジェネの逆襲』は単行本化され書店にならんでいたのですが、アマゾンの電子書籍を購入して読み始めました。

あらすじーときは2004年。銀行の系列子会社東京セントラル証券の業績は鳴かず飛ばず。そこにIT企業の雄、電脳雑技集団社長から、ライバルの東京スパイラルを買収したいと相談を受ける。アドバイザーの座に就けば、巨額の手数料が転がり込んでくるビッグチャンスだ。ところが、そこに親会社である東京中央銀行から理不尽な横槍が入る。責任を問われて窮地に陥った主人公の半沢直樹は、部下の森下雅弘とともに、周囲をアッといわせる秘策に出た――。