”ALBUM 05”by Jang Yoon-Jeong (장윤정)
2008年の”ツイスト”がイカシていた韓国トロット演歌のプリンセス、チャン・ユンジョン嬢の新作であります。2年ぶりの新譜、満を持して登場、というところでしょうか。ジャケ写真などもなかなか可愛く決まっております。
それにしてもこのところの韓国アイドルの我が国における持て囃されようはなんでしょうね?そんなものは私のようなスキモノの玩弄物として放っておいて欲しいんですがね。とはいえ、私なんかの趣味とは微妙にずれるあたりが受けているのも、なかなかにむず痒い気分のものであったりします。
さて、チャンちゃんのこの新譜でありますが、冒頭の2曲あたり、”ツイスト”の好評を受けてあの辺のリズム演歌路線をさらに押し進めたのでありましょうか、フルバンドをバックに快調に乗りまくり、良い出来を示します。
でもなんだかここまで洗練されてしまうと、それこそ”少女時代”なんかがちょっとうっかりして演歌寄りの曲を歌ってしまったと聴こえないでもない。この辺は微妙なところです。そういや内ジャケの写真、少女時代みたいな恰好してるのが何枚かある。その辺の差別化はどうなってるんだ?なんて余計なことで悩むのは、物好きな日本のファンくらいの者かも知れませんが。
4曲目の”ストッキング”の歌い出しには驚いた。なんだか全盛期の松本伊代を思い出させる強力な鼻詰まり声で打ち込みバシバシのディスコ演歌を決めるんだもの。これには萌えた。でも、なんでこの曲だけ?風邪でも引いてたんだろうか?
さて、5曲目あたりから演歌度・恥ずかし度が増して行きますな。もう少女時代はついて来ることは出来まい。正統派ド演歌の連発は、まあ新し味はないが安心して聴けはします。やっぱりこういうのを歌わせるとチャンちゃんは上手いですよ。6曲目、しみじみとした演歌バラードにマッコリ恋しい冬の夜です。8曲目、”言えません”は、東京ロマンチカの鶴岡雅義氏を思い出します、ラテン・ギターが切なく響き渡る臆面もないド歌謡曲。飲まずにいられるもんですか。
9曲目、ポップス調に戻りまして、”気づいてちょうだい”は、リズム、コード進行、コーラスの入り具合など、AKB48の「涙のシーソーゲーム」かと思いましたが。でもあちらはこの種の曲に韓国琴とか入れないよね。この曲のボーカルも若干鼻詰まり気味で萌えます。これが新機軸なら大歓迎なんだが。
次のフラメンコ調の”カサノバ”は、誰か他の人のヒット曲じゃなかったっけ?マイナー・キーのメロディが疾走する快調なディスコ演歌で、こいつも傑作と言えよう。
と言うわけで、最新打ち込み演歌からオヤジ歌手とのデュエットでド演歌を営業臭フンプンたるノリで決めて見せたりの、相当にバラエティに富んだチャン・ちゃんの新作でありました。
感想のまとめとかは、ないです。相手はトロットだもん、収拾つかないままに終わるのが作法だ。
2008年の”ツイスト”がイカシていた韓国トロット演歌のプリンセス、チャン・ユンジョン嬢の新作であります。2年ぶりの新譜、満を持して登場、というところでしょうか。ジャケ写真などもなかなか可愛く決まっております。
それにしてもこのところの韓国アイドルの我が国における持て囃されようはなんでしょうね?そんなものは私のようなスキモノの玩弄物として放っておいて欲しいんですがね。とはいえ、私なんかの趣味とは微妙にずれるあたりが受けているのも、なかなかにむず痒い気分のものであったりします。
さて、チャンちゃんのこの新譜でありますが、冒頭の2曲あたり、”ツイスト”の好評を受けてあの辺のリズム演歌路線をさらに押し進めたのでありましょうか、フルバンドをバックに快調に乗りまくり、良い出来を示します。
でもなんだかここまで洗練されてしまうと、それこそ”少女時代”なんかがちょっとうっかりして演歌寄りの曲を歌ってしまったと聴こえないでもない。この辺は微妙なところです。そういや内ジャケの写真、少女時代みたいな恰好してるのが何枚かある。その辺の差別化はどうなってるんだ?なんて余計なことで悩むのは、物好きな日本のファンくらいの者かも知れませんが。
4曲目の”ストッキング”の歌い出しには驚いた。なんだか全盛期の松本伊代を思い出させる強力な鼻詰まり声で打ち込みバシバシのディスコ演歌を決めるんだもの。これには萌えた。でも、なんでこの曲だけ?風邪でも引いてたんだろうか?
さて、5曲目あたりから演歌度・恥ずかし度が増して行きますな。もう少女時代はついて来ることは出来まい。正統派ド演歌の連発は、まあ新し味はないが安心して聴けはします。やっぱりこういうのを歌わせるとチャンちゃんは上手いですよ。6曲目、しみじみとした演歌バラードにマッコリ恋しい冬の夜です。8曲目、”言えません”は、東京ロマンチカの鶴岡雅義氏を思い出します、ラテン・ギターが切なく響き渡る臆面もないド歌謡曲。飲まずにいられるもんですか。
9曲目、ポップス調に戻りまして、”気づいてちょうだい”は、リズム、コード進行、コーラスの入り具合など、AKB48の「涙のシーソーゲーム」かと思いましたが。でもあちらはこの種の曲に韓国琴とか入れないよね。この曲のボーカルも若干鼻詰まり気味で萌えます。これが新機軸なら大歓迎なんだが。
次のフラメンコ調の”カサノバ”は、誰か他の人のヒット曲じゃなかったっけ?マイナー・キーのメロディが疾走する快調なディスコ演歌で、こいつも傑作と言えよう。
と言うわけで、最新打ち込み演歌からオヤジ歌手とのデュエットでド演歌を営業臭フンプンたるノリで決めて見せたりの、相当にバラエティに富んだチャン・ちゃんの新作でありました。
感想のまとめとかは、ないです。相手はトロットだもん、収拾つかないままに終わるのが作法だ。
ほかのシンさんたち(てのもすごい言い方だけど)健在でしょうか。
いや、なんかたまんないですね、チャン・ユンジョン。恥かしさと格好よさが同時に押し寄せて来る!
韓国では女・氷川きよしみたいなポジションなのかなあ。youtubeで冠次郎みたいなオヤジとヂデュエットしているのを見て、いろいろ大変なんだろうなあ、と考えてしまいました。
韓国トロット演歌の嬉し恥かしさ、これはくめど尽きせぬものがありましょう!
こうやって女の子に恥かしい想いをさせつつすっ飛んだ演歌を歌わせて楽しむというのが韓国にはジャンルとしてあるみたいで(なんて書くと叱られるか。まあ、オーバーに言えば、です)もう、こんなのがいっぱい、かの国にはあるのであります。
あっとそれから。ちょっと早いですが”一推し本”を、今年もお願いしますね、もし可能でしたら。規定等は例年と同じですから。これが今年は10周年記念。驚きます、時の流れには。