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尊敬する我らがM女史が総選挙に絡め、「各党の党首連中が揃いも揃って下手くそな字を書く奴ばかりだ」とツイッター越しに呆れておられた。
フ~ン、そうなのかと私は思い、とりあえず何らかの反応を示しておこうと、「でも、変に立派な字を書く奴らはそれなりに、口先の上手なセールスマンの商品は、なんか騙されそうで信用できない、なんて反発と似た感想を持ってしまいますし」とか返信しておいたんだが、それに対するさらなる返事は今のところ、ない。
まあM女史としては、「人格の高潔さは、彼の筆跡に現れるのであって、時の上手な奴に下劣な人間はいない」という信念をお持ちで、私のツッコミは受け入れ難かったのかも知れない。
そういえば、あれはなんの話のついでだったのか、ブログ仲間のころんさんのところで、”歌の上手い下手ってなんだろう?”なんて話題になったことがあった。
私は以前よりこの、「歌の上手い下手」ってのがよくわからないのだった。
上手い歌手ってなんだろう?声のでかい奴?音程の正確な奴?難曲をいとも簡単に歌いこなしてしまったり?
そんな具合にあれこれ想像される要件を挙げて行くと、これもなにやら要領よく物事を飾り立てて物事の本質を隠し、人を騙すのが上手な人物像など浮かんできて、胡散臭い気分にしかならないのだった。ふと、「だって歌の上手い人に良い人なんかいなかったもの~♪」などと加川良の昔の歌の文句など思い出したりしてしまうのだ。
実際、”うまい歌”とか”うまい演奏”とかって、何なんでしょうね?
私にしてみれば気に入った音楽を聴いた感想って、「かっいこいい演奏だなあ」とか「泣ける歌だなあ」とかってのはあるけど、それは技術上の巧拙ってのは関係ないところにある評価だ。わからんのよなあ。