今年も太田道灌の話に出てくる歌『七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき』を思い出す山吹の花が咲き出しました。
この古歌にあるように冒頭の写真の八重の山吹には実が生ったのを見たことがありません。が、２枚目の鉢植えの一重のシロヤマブキには小さな黒く固い実が付きます。
毎年、この季節にはお話ししていますが、このシロヤマブキは早逝した友人が自宅で採った種を郵送してくれた実生からの苗です。もう２０年近く前の事になりました。
そして、我が家で採れた種を神奈川の同じ仲間に送って、その実生の若木にも花が咲いていると毎年彼のブログに写真がアップされます。
そんな、こんな、を思い出すヤマブキの花の季節です。
