レフティやすおの新しい生活を始めよう!

50歳からが人生の第二段階、中年の始まりです。より良き老後のために良き習慣を身に付けて新しい生活を始めましょう。

私の読書論124-蔵書と人生

2019-10-14 | 本・読書
―第257号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

2019(令和元)年10月15日号(No.257)
「私の読書論124-蔵書と人生」



10月12日は、台風19号が日本に襲来、
各地で大きな被害を出しました。

16号の千葉での被害も相当なものがありました。

私も昨年は台風21号で怖い思いをしました。

東日本大震災以来、といいましょうか、
近年、災害の規模が大きくなってきています。

数十年に一度といった天災が頻発しています。


多くの被災された方々には
心からお見舞い申し上げます。

これといって力のない私には、
ただ言葉を贈ることしかできません。

一日も早く平穏な生活に戻られることを心からお祈りいたします。


13日、
ラグビー日本代表はうれしい勝利を挙げ、
ワールド・カップ史上初のベスト8進出を決めてくれました。

被災者の皆様方にもきっと力となったことと思います。


ラグビー日本代表、
ならびに被災者の皆様方に、
(横田順彌の明治SF小説に登場する)
早稲田大学応援団長の虎髭将軍・吉岡信敬ばりに、
心から声援を送りたいと思います。

奮えー(フレー)!奮えー(フレー)!

レフティやすお


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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2019(令和元)年10月15日号(No.257)
「私の読書論124-蔵書と人生」
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 今回は、蔵書と人生について考えてみます。

 乾くるみさんの小説

 『セカンド・ラブ』(文春文庫 2012/5/10)


 のなかにこんな一節があります。
 
 《「この本、サトやん、全部読んだの?」/(略)
  「ええ、いちおう」/
  「本なんて、一回読んじゃえば、
   それで終わりなんじゃないのか」/
  「まあ、読み返すことなんて滅多にないですけど。
   でも手元に残しておきたいじゃないですか。
   これまで生きてきた証として」/
  「これがサトやんの人生ってわけか」》p.184

 さて、私の場合も……。

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 私の読書論124-
 ― 蔵書と人生 ―
   生きてきた証としての蔵書
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 ●三つの本棚のほとんどが文庫本で埋まっている
 ●かなり猛烈な読書家
 ●『白鳥の歌なんか聞こえない』の場合

庄司薫『白鳥の歌なんか聞こえない』(中公文庫 改版 2002/10/10)
新潮文庫 2012/3/28


《大きな天井までとどく本棚を眺めた。/
  「これ、みんな読んだの?」と彼がきいてきた。/
  「(え?)」/
  「ふうん。大変だ。」と、彼は、でも相当にあっさり言った。
  「でも、ぼくは、もうこんなに本を読んだよ。」/
   ぼくは、彼がその両手をいっぱいに拡げて、
  本棚にあてはめるようにしているのを眺めて、
  なんとなくニコニコしてしまった。/
  「十年ぐらいかかるかな。」と、彼は溜息をついた。/
  「うん、そうだなあ。」》新潮文庫 p.198



 ●“もの”の力
 ●“もの”に転換された人生
 ●重い遺産
 ●傑作だけ読んでいても世界はわからない

《「傑作だけを読もうとする人間は気に入らない。
  それは世界を知らない証拠だ」》p.275

  『ネルーダ事件』ロベルト・アンプエロ 宮﨑真紀訳
    ハヤカワ・ミステリ 2014/5/1



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本誌では、乾くるみさんの小説『セカンド・ラブ』にあった言葉を基に、蔵書と人生について考えてみました。

私も数量的には多読家ではありませんが、本が友達という読書家です。

自分の蔵書は、やはり「これが私の生きる道」ならぬ、「私の生きてきた道」といえるでしょう。

読書は自分の頭ではなく、他人の頭で考えることである。

といったのは、ショウペンハウエルです。

「思索」より―ショウペンハウエル『読書について 他二篇』斎藤忍随訳 岩波文庫)


しかし、我々のような凡人にとっては、読書こそが「生きた、読んだ、考えた」私の人生なのです。

 ・・・

では、詳細は本誌で!

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
私の読書論124-蔵書と人生
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