左利き仲間で友人の渡瀬謙の17冊目の新刊
『元リクルートNo.1の 日本で一番“効率”のよい営業法 このムダをなくすだけで、グングン売上が伸びる』大和出版 (2013/2/26)
が届きました。
いつも新刊を出すたびに贈っていただき、うれしい限りです。
私自身は、営業関係の仕事をしているわけではないので、ある意味不要とも言えます。
ですが、人生というものには色々な局面があり、それぞれの場面で結構様々な知恵が必要となります。
彼の著書にも色々と教えられる部分があり、読んでおけば何かと役に立つのです。
自分で言うのは恥ずべきものですが、学ぶ人は何からでも学ぶものです。(エヘン!)
●仕事を楽しむ
最近読んだ本に、齋藤孝著『生きる喜びは、仕事とともにあるヒルティの幸福論: すぐ実行できて結果が出せる76の言葉』(知的生きかた文庫 2012/8/22)があります。
齋藤先生がヒルティの『幸福論』のエッセンスをまとめた初心者向け入門書です。
(これを読んだからと言って、決してヒルティの『幸福論』読んだ気にはならないでください。あくまでも入り口にしてくださいね。)
この本の冒頭「訳者解説」で、《「人生の中で“一番長く使う時間”を幸せに過ごすこと」》が《「一番簡単に“最高の幸せ”を得る方法」》だと書いています。
では人生で一番長く使う時間とは何か?
それは仕事です。
《ヒルティは『幸福論』のページの多くを、「仕事をしている時間を幸福に感じるためにはどうしたらいいか」に割いている》と。
ここで、私なりに要約しておきますと―、
人間にとっては人生で一番長いのは仕事の時間で、その仕事をいかにこなすかで、その人の幸福の感じ方が変わってくる。
仕事を楽しむ、あるいは楽しむところまで行かなくても、少なくとも苦痛と感じないで済む方法を見出せれば、それだけで幸福に近づくことができる、ということでしょう。
●つらい「売れない営業」から無理のない「売れる営業」へ
毎度のことながら、前置きが長くなりました。
さて本書についてです。
著者・渡瀬謙は、従来“内向型の営業マン”向けの営業本をいくつか上梓してきました。
『内向型営業マンの売り方にはコツがある―ムリに自分を変えないほうがうまくいく』
『“内向型”のための雑談術―自分にムリせずラクに話せる51のルール』
『「しゃべらない」営業の技術 (PHPビジネス新書)』
などなど。
しかし、それらの本で紹介してきた方法は考えてみますと、“内向型の営業マン”にのみ有効な方法ではなかったのです。
誰にでも通じる、使える方法でもあったのです。
そして、現代のような「ものが売れない」時代にマッチした、正当な営業方法だったのです!
・・・
先に、仕事をしている時間を楽しく、あるいは苦痛と感じないでこなせることが、幸福へ近道だという前振りをしました。
ここで、営業という仕事に限って言えばどうなるでしょうか。
営業という仕事を楽しくする第一のポイントは、やはりコンスタントに売れる―契約が取れるということに尽きるでしょう。
で、本書で著者・渡瀬謙が訴えていることは、「売れない営業」を「売れる営業」にしよう、ということです。
「売れない営業」ほどつらいものはない、と元<売れなかった営業マン>で後に<リクルートで全国ナンバーワンの売れる営業マン>になった著者は言います。
では、なぜ売れないのか?
人一倍努力しているのに、なぜか売れない。
でも、実は売れない人には共通した問題点がある。
それは、努力の方向だ。
実は、ムダな努力をしているのだ、と。
(極言すれば、自らわざわざ売れない営業をしているのだ、とも言えるでしょう。)
そんなとき、一つの“気づき”が自分の営業スタイルを変えてくれた。
その視点に立てば、ムダを省き、楽に(少なくとも苦痛を感じることなく)売れる営業に変われるのだ、と。
目次を掲げておきましょう。
第1章 たった1つの“気づき”が、ダメ営業の私の運命を変えた!
第2章 効率がグンとアップ!「新規営業」にはこのスタイルで臨もう
第3章 驚くほど売上が伸びる!すべてのお客さまを活かす「商談」の技術
第4章 ムリせずできる!お客さまの心をギュッとつかむ「アフターフォロー」
第5章 これで万全!さらにムダなく効率的に売るための「日々の習慣」
第6章 あなたが「売れ続ける営業」になるうえで一番大切なこと
第1章で、問題の“気づき”にふれています。
第2章以下、主な四つの営業のシーンごとに、具体的に解説しています。
〆の第6章では、営業マンとして最も大事なことである、<長く売れ続ける営業マンになる>ためのポイントを示しています。
●読むだけでなく、知ったことは実行する
人生においては、<仕事を楽しむ>ことが幸福への近道です。
営業マンにとっては売れること、成果を上げることが幸福への道です。
そして<仕事で成果を挙げる>という、これは、営業マンだけでなく、誰にとっても大事なことです。
色んな本を読み、勉強することはよいことです。
でも、本というのは、読んでいるだけで勉強した気分、何かしらやり遂げた気分になります。
しかし読んだだけでは、実際には何もしていません。
大事なことは実行に移すことです。
著者は、「おわりに」で書いています。
昔から「イワシの頭も信心から」とか「信じる者は救われる」ということわざがあります。
騙された気になって、実行してみましょう。
何かが変わると思います。
《19 たとえためになることを数多く語るにしても、それを実行しないならば、その人は怠っているのである。――牛飼いが他人の牛を数えているように。かれは修行者の部類には入らない。》
『真理のことば(ダンマパダ)』(中村元/訳『ブッダの真理のことば 感興のことば』岩波文庫より)
《子曰く、君子は言に訥(とつ)にして、行ないに敏ならんことを欲す》
『論語』「里仁 第四 24」(加地伸行/全訳注『論語』講談社学術文庫より)
【この本から得た私の教訓】
(1)―努力の方向を変える―
壁にぶち当たった時は、方向転換してみる。
(2)―視点を変える―
ものの見方を変えてみる。逆の立場で見る。
・・・
渡瀬謙/著
『元リクルートNo.1の
日本で一番“効率”のよい営業法
このムダをなくすだけで、グングン売上が伸びる』
大和出版 (2013/2/26)
おしまいに渡瀬さんによる紹介文を載せておきます。
↓
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『元リクルートNo.1の 日本で一番"効率"のよい営業法』(渡瀬 謙/大和出版)
────────────────────────────────
自分では良かれと思ってしたことが、
逆に裏目に出てしまうことってありますよね。
じつは、営業マンが当たり前のようにやっていることのなかには、
セールスにマイナスに作用することがたくさん潜んでいます。
自分でも気づかずに、お客さまに嫌われているケースもあるのです。
頑張っているのに、なぜか売れない?
そんな人は、ぜひ自分の行動や言動を見直してみてください。
やってはいけない「ムダなこと」をやっていたのかもしれませんよ。
本書は、その営業のムダを取り除くことで効率化を実現するものです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※左利き仲間で友人・渡瀬謙の著書についての記事
(◆印は、ビジネス書)
◆2012.5.23 小さな努力で大きな効果:渡瀬謙『あなたの評価をガラッと変える たった3秒の声がけ習慣』
◆2012.2.26 克服ではなく付き合う姿勢で:渡瀬謙『「あがり症営業マン」がラクに売るための6つの習慣』
2011.12.31 雑学文庫フェアで『左利きの人々』が…
◆2011.7.13 渡瀬謙の新刊『相手が思わず本音をしゃべりだす「3つの質問」』届く
◆2011.6.10 流れ星に願い事…渡瀬謙『たった5秒のあいさつでお客様をザクザク集める法』
◆【渡瀬謙/監修『毎日役立つ!もう悩まない!!即効ビジネスマナー』日本文芸社2011.1】
・2011.5.19 週刊ヒッキイhikkii260左利き教本について考える(2)おさらい
◆2011.3.4 新社会人奮闘記ラノベ 渡瀬謙『新入社員ヒロと謎の育成メールの12ヵ月』
◆2010.6.28 実践で学ぶ本、渡瀬謙『営業は口ベタ・あがり症だからうまくいく』
◆2010.6.18 渡瀬謙の新著『“内向型”のための雑談術』届く
◆【『内向型人間の人づきあいにはコツがある』大和出版】
・2009.12.12 今週の週刊ヒッキイ―第201号「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ<特別編>」
★左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii
・第201号(No.201) 2009/12/12「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ<特別編>」
<特別編>原点に戻って―最初につまずかないこと または、左利き人間の生き方にはコツがある
◆2009.3.4 お知らせ:友人渡瀬謙の新著「内向型営業マンの売り方にはコツがある」
2008.12.29 左利き本の新刊『左利きの人々』渡瀬けん著
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※本稿は、ココログ版『レフティやすおのお茶でっせ』より
「小さな努力で大きな効果:渡瀬謙『あなたの評価をガラッと変える たった3秒の声がけ習慣』」を転載したものです。
(この記事へのコメント・トラックバックは、転載元『お茶でっせ』のほうにお願い致します。ただし承認制になっていますので、ただちに反映されません。ご了承ください。)
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『元リクルートNo.1の 日本で一番“効率”のよい営業法 このムダをなくすだけで、グングン売上が伸びる』大和出版 (2013/2/26)
が届きました。
いつも新刊を出すたびに贈っていただき、うれしい限りです。
私自身は、営業関係の仕事をしているわけではないので、ある意味不要とも言えます。
ですが、人生というものには色々な局面があり、それぞれの場面で結構様々な知恵が必要となります。
彼の著書にも色々と教えられる部分があり、読んでおけば何かと役に立つのです。
自分で言うのは恥ずべきものですが、学ぶ人は何からでも学ぶものです。(エヘン!)
●仕事を楽しむ
最近読んだ本に、齋藤孝著『生きる喜びは、仕事とともにあるヒルティの幸福論: すぐ実行できて結果が出せる76の言葉』(知的生きかた文庫 2012/8/22)があります。
齋藤先生がヒルティの『幸福論』のエッセンスをまとめた初心者向け入門書です。
(これを読んだからと言って、決してヒルティの『幸福論』読んだ気にはならないでください。あくまでも入り口にしてくださいね。)
この本の冒頭「訳者解説」で、《「人生の中で“一番長く使う時間”を幸せに過ごすこと」》が《「一番簡単に“最高の幸せ”を得る方法」》だと書いています。
では人生で一番長く使う時間とは何か?
それは仕事です。
《ヒルティは『幸福論』のページの多くを、「仕事をしている時間を幸福に感じるためにはどうしたらいいか」に割いている》と。
ここで、私なりに要約しておきますと―、
人間にとっては人生で一番長いのは仕事の時間で、その仕事をいかにこなすかで、その人の幸福の感じ方が変わってくる。
仕事を楽しむ、あるいは楽しむところまで行かなくても、少なくとも苦痛と感じないで済む方法を見出せれば、それだけで幸福に近づくことができる、ということでしょう。
●つらい「売れない営業」から無理のない「売れる営業」へ
毎度のことながら、前置きが長くなりました。
さて本書についてです。
著者・渡瀬謙は、従来“内向型の営業マン”向けの営業本をいくつか上梓してきました。
『内向型営業マンの売り方にはコツがある―ムリに自分を変えないほうがうまくいく』
『“内向型”のための雑談術―自分にムリせずラクに話せる51のルール』
『「しゃべらない」営業の技術 (PHPビジネス新書)』
などなど。
しかし、それらの本で紹介してきた方法は考えてみますと、“内向型の営業マン”にのみ有効な方法ではなかったのです。
誰にでも通じる、使える方法でもあったのです。
そして、現代のような「ものが売れない」時代にマッチした、正当な営業方法だったのです!
・・・
先に、仕事をしている時間を楽しく、あるいは苦痛と感じないでこなせることが、幸福へ近道だという前振りをしました。
ここで、営業という仕事に限って言えばどうなるでしょうか。
営業という仕事を楽しくする第一のポイントは、やはりコンスタントに売れる―契約が取れるということに尽きるでしょう。
で、本書で著者・渡瀬謙が訴えていることは、「売れない営業」を「売れる営業」にしよう、ということです。
「売れない営業」ほどつらいものはない、と元<売れなかった営業マン>で後に<リクルートで全国ナンバーワンの売れる営業マン>になった著者は言います。
では、なぜ売れないのか?
人一倍努力しているのに、なぜか売れない。
でも、実は売れない人には共通した問題点がある。
それは、努力の方向だ。
実は、ムダな努力をしているのだ、と。
(極言すれば、自らわざわざ売れない営業をしているのだ、とも言えるでしょう。)
そんなとき、一つの“気づき”が自分の営業スタイルを変えてくれた。
その視点に立てば、ムダを省き、楽に(少なくとも苦痛を感じることなく)売れる営業に変われるのだ、と。
目次を掲げておきましょう。
第1章 たった1つの“気づき”が、ダメ営業の私の運命を変えた!
第2章 効率がグンとアップ!「新規営業」にはこのスタイルで臨もう
第3章 驚くほど売上が伸びる!すべてのお客さまを活かす「商談」の技術
第4章 ムリせずできる!お客さまの心をギュッとつかむ「アフターフォロー」
第5章 これで万全!さらにムダなく効率的に売るための「日々の習慣」
第6章 あなたが「売れ続ける営業」になるうえで一番大切なこと
第1章で、問題の“気づき”にふれています。
第2章以下、主な四つの営業のシーンごとに、具体的に解説しています。
〆の第6章では、営業マンとして最も大事なことである、<長く売れ続ける営業マンになる>ためのポイントを示しています。
●読むだけでなく、知ったことは実行する
人生においては、<仕事を楽しむ>ことが幸福への近道です。
営業マンにとっては売れること、成果を上げることが幸福への道です。
そして<仕事で成果を挙げる>という、これは、営業マンだけでなく、誰にとっても大事なことです。
色んな本を読み、勉強することはよいことです。
でも、本というのは、読んでいるだけで勉強した気分、何かしらやり遂げた気分になります。
しかし読んだだけでは、実際には何もしていません。
大事なことは実行に移すことです。
著者は、「おわりに」で書いています。
《実践してみないことには、あなたの営業は何も変わりません。/行動した人だけが、「売れる営業」になる権利を与えられるのです。》p.213
昔から「イワシの頭も信心から」とか「信じる者は救われる」ということわざがあります。
騙された気になって、実行してみましょう。
何かが変わると思います。
《19 たとえためになることを数多く語るにしても、それを実行しないならば、その人は怠っているのである。――牛飼いが他人の牛を数えているように。かれは修行者の部類には入らない。》
『真理のことば(ダンマパダ)』(中村元/訳『ブッダの真理のことば 感興のことば』岩波文庫より)
《子曰く、君子は言に訥(とつ)にして、行ないに敏ならんことを欲す》
『論語』「里仁 第四 24」(加地伸行/全訳注『論語』講談社学術文庫より)
【この本から得た私の教訓】
(1)―努力の方向を変える―
壁にぶち当たった時は、方向転換してみる。
(2)―視点を変える―
ものの見方を変えてみる。逆の立場で見る。
・・・
渡瀬謙/著
『元リクルートNo.1の
日本で一番“効率”のよい営業法
このムダをなくすだけで、グングン売上が伸びる』
大和出版 (2013/2/26)
おしまいに渡瀬さんによる紹介文を載せておきます。
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『元リクルートNo.1の 日本で一番"効率"のよい営業法』(渡瀬 謙/大和出版)
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自分では良かれと思ってしたことが、
逆に裏目に出てしまうことってありますよね。
じつは、営業マンが当たり前のようにやっていることのなかには、
セールスにマイナスに作用することがたくさん潜んでいます。
自分でも気づかずに、お客さまに嫌われているケースもあるのです。
頑張っているのに、なぜか売れない?
そんな人は、ぜひ自分の行動や言動を見直してみてください。
やってはいけない「ムダなこと」をやっていたのかもしれませんよ。
本書は、その営業のムダを取り除くことで効率化を実現するものです。
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※左利き仲間で友人・渡瀬謙の著書についての記事
(◆印は、ビジネス書)
◆2012.5.23 小さな努力で大きな効果:渡瀬謙『あなたの評価をガラッと変える たった3秒の声がけ習慣』
◆2012.2.26 克服ではなく付き合う姿勢で:渡瀬謙『「あがり症営業マン」がラクに売るための6つの習慣』
2011.12.31 雑学文庫フェアで『左利きの人々』が…
◆2011.7.13 渡瀬謙の新刊『相手が思わず本音をしゃべりだす「3つの質問」』届く
◆2011.6.10 流れ星に願い事…渡瀬謙『たった5秒のあいさつでお客様をザクザク集める法』
◆【渡瀬謙/監修『毎日役立つ!もう悩まない!!即効ビジネスマナー』日本文芸社2011.1】
・2011.5.19 週刊ヒッキイhikkii260左利き教本について考える(2)おさらい
◆2011.3.4 新社会人奮闘記ラノベ 渡瀬謙『新入社員ヒロと謎の育成メールの12ヵ月』
◆2010.6.28 実践で学ぶ本、渡瀬謙『営業は口ベタ・あがり症だからうまくいく』
◆2010.6.18 渡瀬謙の新著『“内向型”のための雑談術』届く
◆【『内向型人間の人づきあいにはコツがある』大和出版】
・2009.12.12 今週の週刊ヒッキイ―第201号「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ<特別編>」
★左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii
・第201号(No.201) 2009/12/12「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ<特別編>」
<特別編>原点に戻って―最初につまずかないこと または、左利き人間の生き方にはコツがある
◆2009.3.4 お知らせ:友人渡瀬謙の新著「内向型営業マンの売り方にはコツがある」
2008.12.29 左利き本の新刊『左利きの人々』渡瀬けん著
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※本稿は、ココログ版『レフティやすおのお茶でっせ』より
「小さな努力で大きな効果:渡瀬謙『あなたの評価をガラッと変える たった3秒の声がけ習慣』」を転載したものです。
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