和を学ぶin京都2023

2023-03-12 14:11:49 | 日記

去る3月5日、認定NPO法人京都文化企画室主催「和を学ぶin京都2023」がホテルオークラ京都で11時半より開催されました。

この催しに先立って、認定期間の五年延長が許可された通知書を、京都市長門川大作氏より理事長西川鯉が頂戴しました。五年毎に監査があり、無事に延長できましたのはスタッフの皆様ー特に事務局黒谷氏のおかげと深く感謝申しあげます。

この後、筝曲家大谷祥子先生、山内彩さんをお迎えして「いろはに邦楽」~邦楽の魅力を探る~と題して、邦楽への理解を深めるためのレクチャーとコンサートをご来場の皆様に楽しんでいただきました。

 

京都文化企画室は文化ー特に和文化への関心を深めていただき、次世代へこの文化を継承するべく様々な活動をしていますが、「学ぶin京都」は応援して下さる皆様の輪を広げていこうという目的で毎年開催しています。コロナ禍の中、応援団のトーンがややダウンしているように思われますので、是非是非皆様の暖かいご支援をお願いいたします。賛助会員の会費は年間で3000円です。「学ぶin京都」の他様々な催しへの参加ができ、日本の文化への理解を深め、次世代への継承を援助することができます。

詳細はTEL-075-761-8554   FAX-075-751-1026  Mail contact@kyotobunka.jpまでお問合せ下さい。


大阪ランチ会

2023-03-09 23:13:26 | 日記

3月4日、梅田NHK文化センタークラスと個人レッスンクラス合同で「松本由佳さんにエールを送るランチ会」を開催しました。

松本さんは一年間お休みして介護美容学校で学ばれるそうで、その親孝行な前向きな姿勢に大いに刺激を受けました。

NHK文化センターは西川鯉師匠が、最初の頃より講師を依頼されたクラスなので是非守り続けるようにと鯉右先生に言われました。その後先生が急逝され、なんとなくクラスに元気がなくなり、支えてくれていた充せさんも病に倒れ、どうなることやらと心配でしたが、私が気がつかぬうちに山田さんがランチ会を提案して下さり、みんなが和気藹々と楽しく集っておられるのを見て、ほっとしました。

幸い松本さんは一年で必ず戻ってくると決意を表明して下さり、西口さんはそれまで元気で待っていると約束して下さり、嬉しい限りです。明るい元気な大阪クラスに感化されて、私も頑張っていきます。


思いがけない歌舞伎座観劇

2023-03-09 21:58:07 | 日記

3月19日に文楽劇場で「夕立」を踊らせていただくのですが、大道具を決めていなかったので、狂言のほりもとさんから夜遅くにラインが入りました。

「今月は歌舞伎座で仁左衛門の演目を担当しているので遅くにすみません」

「今月は何ですか」

「霊験亀山鉾という通し狂言で一世一代の公演で25日が千穐楽なんですよ」

「25日は上京するつもりですがチケットは何とかなるかしら?」

「高くつきますが何とかしますから魅力一杯の一世一代の公演を是非観てください。松嶋屋のこの演目は今回で最後ですから」・・・・・

ラインにのせられて25日17時25分に、私は歌舞伎座の玄関に到着。

25日21時30分

「夜更けのラインがなければ私はこの舞台を観ることがなかったでしょう。いたいたしくて、最後は涙なみだ。千穐楽の最後の力を振り絞った舞台を観れて幸せー一人でワインを飲んで乾杯しています」

「21時40分ー精魂振り絞った、やり切ったという表情の松嶋屋が私の前に立ち、『今回はスタッフとの間に立ってよくやってくれて助かった。有難う』と述べられ楽屋を出られました。私もほっとして祝杯をあげています」


梅見月二花街華の競演

2023-03-07 21:58:57 | 日記

去る2月24日、「梅見月二花街華の競演」が藤舎名生師をお迎えしてホテルオークラ京都で開催されました。

頂戴したご案内には「お茶屋のおもてなしと伝統文化を体験していただける絶好の機会です」と書かれていましたが、それに相応しい内容で、名生先生をはじめとする先斗町、宮川町の芸舞妓さん達が驚くほど気合いが入っていて、案内を一目見た時は「高いなあ」と思いましたが、コロナ後の復活を目指した舞台に感動しました。

特に、市園、ふく葉姐さんの「槍さび」はお座敷芸として観るのは勿体ないと感じる程で、槍さびがこんな高尚な曲だったんだと今更ながら感動し、市園姐さんの色気ある目線、ふく葉姐さんの立役のカッコよさはとても勉強になりました。

この企画を考えられた駒屋の女将さんの心意気、駒井先生が日々厳しく指導してこられたコマイズムが随所にかいまみられ、心から嬉しく感動した一時でした。

元西川流の先斗町もみ乃さん、もみ蝶さん、宮川町のとし菜希さん、ふく佳さん、弥千穂さん、とし夏菜さん、とし純さん、小晶ちゃんなど沢山の人に会えて、コロナ収束の希望の膨らみと二重になり、気分は舞い上がりました・


西川菊次郎先生有難うございました

2023-03-07 09:23:33 | 日記

早いもので、西川菊次郎先生の忌明けを済ませたと京志郎さんより連絡があったので、光音寺町のお宅におまいりに伺いました。

お正月早々に伺った時には、自分の中の整理がよくできていないままでしたが、それから月日が経つうちに、漸く菊次郎先生のいらっしゃらない現実への理解が進みました。命をかけて私へ芸の厳しさを教えて下さったのだと思うとただただ申し訳なく、それにお応えしなければとは思いつつ、お応えできるのだろうかと不安にかられています。

写真に写っているのは「英執着獅子」の衣装です。お稽古が終わって遅くなるのにこつこつとご自身で縫われたものだと京志郎さんが説明して下さいました。一針毎に魂を込めて役に一歩一歩近づいていくー私にはまだまだそんな執念が足らないなあと思いながら、その足りなさをご自身の身を削って教えて下さったのだと、遅すぎるとは思いながら、感謝して名古屋を後にしました。