4月に家元よりお名前をもらわれた凉帆さんを囲んで、例年なら苗字内の皆さんにお集りいただきご披露させていただくのですが、コロナ禍故にご家族の皆様と私のみでお祝をさせていただきました。よい時期が来ましたら、改めて機会を作りたいと思っています。
何しろ3歳より知っている凉帆さんが、こんなに成長されて西川流のお名取さんになっていただけたのは本当に嬉しいことです。おばあちゃまの血をひいておられるのか、小さい時から長唄を簡単に覚えて自分で唄いながら踊るという感じでしたので、長くおどりから遠ざかっておられましたが、その才能には特別なものを感じていましたので、どんなに成長していかれるのか期待し、楽しんで見守る一方、今となっては責任をひしひしと感じています。若い世代が生き生きと育っていかれてこその日本舞踊界の繁栄があると思います。頑張っていただきたいです。