4月25日 昼前に慶應歌舞伎研究会OBのHさんと聖心女子大大学院生Hさんと出会い、三人の珍道中が始まりました。
まず、ホームで柿葉寿司を買い、ひかりに乗り込みました。
別々に買ったチケットなのに、同じ7号で、席も近く!珍道中とはいえ、偶然にも息がピッタリ!岡山からは南風に乗り換えて、いざ四国へ。
学生のHさんは四国へは初上陸ということで、うきうき気分。
瀬戸大橋を渡るともう四国です。この列車には琴平へ向かいそうな人ばかり。
祇園の女将さんや、宮川町の芸舞妓さんが一緒でした。
2時頃には琴平に着きました。
お二人が泊まる琴平花壇のお迎えで、ひとまずホテルへ。
金比羅宮の御旅所の前でした。最後の写真です。
このホテルを出て山づたいに歩くと、金丸座がありました。
私は二回目なのですが、一回目に来た時より、心持ち桟敷が大きくなったような気がしましたが、身動きができない状態での長時間の観劇は、芝居好きな者しか我慢できませんね!まず「沼津」です。
先代勘三郎を彷彿とさせる現勘三郎の演技。
それに負けない程の勘太郎の成 長ぶりに驚きました。
明日は婚約会見とか。素晴らしい未来が開けていくようで、観ているだけでも幸せになりました。
同じ道で、子供を教育するのは容易でないと思うのに、勘三郎って偉いなあと思いました。
お米は七之助ですから、ファミリーでこんないい芝居ができるなんて最高ですね。
次は「闇梅百物語」ー内容は他愛のないもので、色々なお化けが出てきました。
お客さまを楽しませる工夫が盛り沢山で、江戸の芝居はこんなのだったかな?と思いました。カーテンコールは大いに盛り上がりました。
一年かけて、紙吹雪を切り続けた91歳のおばあちゃんへの感謝も、勘三郎さんは忘れませんでした。
おばあちゃんの手を引いて、小屋狭しとお客さんの間を縫って歩く出演者に、みんな心から有難うの拍手をして、満ち足りました。
おどりの会も、何か工夫が必要だなあとつくづく感じました。